とどろけ!一番 1

シリーズ連載: 伝説の受験マンガ とどろけ!一番 part1



「とどろけ!一番」という漫画をご存じでしょうか?「とどろけ!一番」は1980年代初頭に小学館のコロコロコミックに連載されていた伝説のマンガです。作者は「つるピカハゲ丸くん」で一躍有名になったのむらしんぼ先生です。

記憶が確かならば「とどろけ!一番」はマンガのジャンルとして「お勉強」を持ち込んだ最初のマンガであったと思います※。しかもその内容のブチ壊れぶりは21世紀の現代でも全く色褪せることなく、光り輝いています。日本国民全員読むべきだと思います。こんな壊れたマンガ他にちょっと無いです。あ、ゲームセンターあらしがあった・・

※とどろけ一番より古い受験マンガとして「東大一直線」などが存在しているとのご指摘を受けました。

ストーリーは基本的に1話完結バトル物。中学受験の名門「大日本進学塾」に突如現れた受験戦士(ハァ?)轟一番が、次々現れるライバルの受験戦士達をテスト対決でうち破って行くという内容。我こそが受験戦士ナンバーワンと自称する強豪達(つまり危ない人達)を、一番が得意のオリジナル必殺技で次々うち破っていく、要するに受験をダシにしたガチンコ格闘マンガです。

バトル形式は基本的にタイマンバトル。テスト問題をスゴイ勢いで回答しながら隣のライバルの攻撃を防御しつつ、必殺技で敵を仕留めれば勝利です。どうもあまりテスト採点結果とか関係ないようです。そう、受験戦士は100点とってアタリマエ。勝負はあくまでいかに試験中に相手を回答不能に陥れるか。受験とは命を賭けるモノだったようです。皆さんも認識を改めましょう。

第1話では、過去に100点以外はとったことがないと言うスーパーエリート「常仁勝」(つねにまさる)との対決。一番の必勝受験アイテムは書いても書いてもすり減らない幻のエンピツ「四菱ハイユニ」。そして常仁は絶対に芯の折れないシャープペン「パーカーシャープペンシルローリングサンダー」。双方筆記用具にはに一分の隙もないようです。てかこの時点で対決の基準が間違ってる気がしますが。

 四菱ハイユニ VS ローリングサンダー

そして、対決方法は「主要五科目デスマッチ」。塾の先生が「いかん、それだけはいかん・・あまりにも危険すぎる」というほどのデンジャラスな対決。どんなんだ?ここで一番は「秘技 答案二枚返し」(両手にエンピツを持ち、2枚の答案を同時に回答する秘技)で常仁勝に激勝。なんで勝ちなのか基準がよく分かりません

 秘技 答案二枚返し!

そんなわけで受験戦士達の熱きバトルがこれから始まります。受験なんだから中学合格すればいいんじゃないの?と言う元も子もないツッコミは勘弁願います。(たぶん作者が一番よく分かっているので)

本日のレシピ

ライバル: 常仁勝

ルール: 主要五科目デスマッチ
(両者の点差が付くまで再試験を繰り返す恐ろしい対決法)

一番の必殺技: 秘技答案二枚返し

■■
引用)「とどろけ!一番」 のむらしんぼ/小学館

タイトルとURLをコピーしました