とどろけ!一番最終章

シリーズ連載: 伝説の受験マンガ とどろけ!一番 最終章


永きに渡ってシリーズ連載してきましたとどろけ!一番も今回がとりあえず最終回となります。皆様、今までご愛読頂きありがとうございます。

さて、当サイトも約一年が経過しちょうど10万アクセスを迎えたわけですが、一番のストーリーの方も衝撃のクライマックスを迎えます。そう・・・主人公である一番の出生の秘密に迫ります。

これはおそらく、ドラゴンボールで言うところの孫悟空=サイヤ人だったであり、ハイスクール奇面組のラストは実は唯ちゃんの脳内妄想だったというトンデモなストーリーに匹敵するぐらいの衝撃ではないでしょうか?

どんでん返しのストーリーの要点はこんな感じです。ボクシングの名門の家系、轟家の子孫は何者かによって一族ごと抹殺された。その唯一の生き残りが一番で、そのとき轟家に仕えていた多田元春塾長兄弟にかくまわれ、塾長の妹が一番を母親代わりに育てあげた・・受験戦士として育てたのは、轟家を滅ぼそうとする追っ手を逃れカモフラージュするため・・だそうですよ、奥さん!(もうなげやり)

 

次々明らかになる衝撃の事実!

ちゅうことで、以上をまとめますと

1. 一番の母親は実の母親ではない

2. 一番の母親(といわれていた人と)、大日本進学塾の塾長は実は兄弟。

3. 一番は実は日本ボクシング界を背負うために生まれて来た。

4. 今までの受験勉強の特訓はすべて、ボクシングのためのものだった。

何もかもがすっげえ無茶苦茶です。ジャングルの王者ターちゃんが単なるギャグマンガからマジな格闘技マンガになった以上の強引なストーリーの変貌ぶり。

というわけで、ここから先のとどろけ!一番は、「リングにかけろ」から数少ないボクシング理論の要素を徹底的に取り除いた感じのハチャメチャボクシングマンガに方向転換です。

 受験とボクシングをミックスした新境地へ・・

ボクシングマンガへ変貌した後の展開ももちろんトンデモで、

受験戦士のライバルだった常仁勝は、実は轟家の最大のライバル、拳闘路家の一族で、ボクシングで一番と対戦する運命にあった・・とか

スキーのジャンプ競技世界チャンピオンが一番に対戦するためにいきなりボクサーに転向し氷上の特設リングで対決をおっぱじめたりとか

一番という名前が気に入らないという理由で因縁をつけてきたプロレスラーの張久砲丸(はるくほうがん)と異種格闘義戦をやらされる羽目になったり

と、これまでの受験マンガとしての画期的な方向性を何の未練もなくブチ壊すような熱血ボクシングマンガに仕上がってます。この後の展開に興味をお持ちの方は「とどろけ!一番」単行本を購入されてはいかがでしょうか?

というわけで伝説の受験マンガ「とどろけ!一番」はいろんな意味で伝説を残しつつとりあえずグランドフィナーレってことで、最後まで一番シリーズをおつきあいいただいた皆様には感謝申し上げます。

今後ネタに困ったら紹介しきれなかったストーリーを取り上げることはあるかもしれませんけどね・・
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引用)「とどろけ!一番」 のむらしんぼ/小学館

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