煮込みとお茶漬けの落差がハンパない・・・孤独のグルメ新作 「駒沢公園の煮込み定食」

煮込みとお茶漬けの落差がハンパない・・・孤独のグルメ新作 「駒沢公園の煮込み定食」






ゴローから、メリークリスマス♪ GORO is Coming to Town!
ゴローが街にやってくる!今年はもう無いかと思っていたけど・・・井之頭五郎からまさかのクリスマスプレゼント。12月18日発売のSPAで「孤独のグルメ」の新作が掲載されました。まもなく大団円を迎える「ドラマ版 孤独のグルメ Season2」も大好評のようで、この調子なら来年、Season3も期待できそうですね。回を増すごとに松重ゴローちゃんが食べる量を増やされている気がするのでどこまでインフレし続けるのか、胃腸は限界に達しないのかとハラハラドキドキですけど。

そんな「こどグルイヤー」と呼んでさしつかえないぐらい充実の2012年でしたが、もちろん原作マンガも負けてはいません。今回のメニューはもちろんクリスマスにふさわしくローストチキンにケーキ・・・ということは全然なく、オヤジのマストアイテム「煮込み」でした!さすがブレのないチョイスです。


今回の作品では今までの作品ではあまりお目にかかることがなかったゴローちゃんの珍しい挙動がいくつか見られました。それを交えながらご紹介してまいりたいと思います。いきなりクライアントとおフランスについての談笑シーン


おフランストーク

おフランスはオシャレなのに街中に犬のフンが転がっているなどといったシャレオツなトーク。テーマが犬のフンなのになぜか気品が漂うあたりは流石おフランスです。そして、クライアントからの商品受注のシーン。


ゴローちゃんが仕事してる・・・

なんと、ゴローちゃんが仕事をしている・・・いや、まあ個人事業とはいえ社長ですから当たり前なんですが、今までもクライアントが出てくるシーンはありましたが大体商談成立後だったような気がします。本当に仕事をしているシーンは珍しいです。考えてみたら常にスーツを来ているのに仕事をしているシーンが珍しいとか、どんなマンガなんだ。


ビックリするほど即答

「ひとりでチャチャッとなにか食べれる店なんてありますかね?」
「ええ、ありますよ」

クライアント様にご当地の美味い店を聞いてみるゴローちゃん。やっぱり地元の美味い店は地元民に聞かないとですよね。それにしてもクライアントのおっちゃんも、質問されるのを待ってましたとばかりの即答です。店の回し者かと思うレベル。「チャチャッとなにか」って結構要求がアバウトすぎて普通はもう少し悩みそうなものですけど。

お酒がでない店だけど大丈夫?と聞かれるゴローちゃん。しかし満を持してこの回答ですよ。


クリスマスギャグ

「なくてけっこう、コケコッコー」
素晴らしい!何のひねりもないストレートなオヤジギャグいただきました!!
下戸のゴローちゃんとしてはお酒が出ないのが当たり前なのがこの上なく嬉しいわけで、その嬉しさのあまりコケコッコーと言ってしまったわけですね。もしかしたらクリスマスのチキンとかけてるのかもしれません。
しかもこれ、わりと応用範囲の広いギャグだと思います。「エロくてけっこうコケコッコー」とかね(いつ使うんだ)。


取材拒否の店らしいです

そんなクライアント猛プッシュの煮込みのお店がこちら。モデル店舗についてはこちらの実食レポートでご覧いただけます。


いきなり煮込み

なんと座った瞬間に煮込みが出てくるという。そもそもメニューが煮込みオンリーのため選ぶ必要がないんですね。
しかし自動煮込み突き出しシステムにびっくり仰天するゴローちゃん。


動揺し過ぎ

そして間髪入れずにご飯の大中小を聞かれます。ゴローちゃん不意を疲れて動揺しまくりです。ご飯のことでそこまで動揺しなくてもいいと思うけど・・・。そしてまさかの行動に出るゴローちゃん。


まさかの普通盛り

「大、あ・・・いや普通盛りを」
なんとまさかの普通盛り!ゴローといえばどんな時でも男の子らしく大盛りだというのが通説でしたが、ダウンサイジングです。ゴローちゃんどうしちゃったの?体調悪いの?まあ、実際には普通盛りでも大盛りサイズのご飯を出してくる店らしいのです。ラーメン二郎みたいですね。


煮込みって美味いよね

うまそうな煮込み&ライスが出てきます。煮込みってなんで美味いんですかね。煮込みって20代より30代、30代より40代と年齢が10歳上がるごとに美味さが分かるようになっている気がします。そういう意味では生粋のオヤジ向けソウルフードといえましょう。J君なんかアラフォーですから煮込みが好きで好きでたまらなくてクリスマスプレゼントが煮込みでも何ら問題がないレベルです。で、この煮込みがハンパなく美味い模様です。


いつもより表情がマジ

「う・・・ウマイ!」
ゴローちゃん絶句です。美味すぎて絶句するパターンは初めてじゃないでしょうか。いつもは「うん、うまいうまい」とか「こういうのでいいんだよ」とか言ってますが、明らかに違う雰囲気。本当に美味かった時のリアクションですよこれは。


原寸大て

「見た目通り原寸大にウマイ」
原寸大っていうのが斬新すぎて意味がよくわかりませんが、とにかく期待を裏切らない美味さだということが伝わってきます。


そういうのもあるのか

「持ち帰り・・・そういうのもやっているのか」
なんと、サラッと伝説の第一話に出てきた名ゼリフがここで復活です。微妙にアレンジされてますけど。いわゆる「持ち帰り 2012年バージョン」ですかね。


これはこぼれるわー

平べったい皿に目一杯煮込みを入れるので確実に汁こぼれてしまう模様。盛りすぎて確実にこぼれてしまうあたりもラーメン二郎っぽいというか・・・いや比較するのはお門違いなんでしょうけど。


お気に入りの模様

酒を注文しなければいけないプレッシャーもなく、うるさい客もいないため食事に集中できる。おかずがご飯に最高に合う・・・。ゴローちゃんが食事に求める環境がこれ以上ないぐらいにそろっていてたいそうご満悦な模様です。
と、ここで常連客からの重要なインフォメーションが飛び込んできます。


カップルで煮込み

最後はご飯にブッかける!・・・なるほどこれは間違いなく美味い!


国じゃないだろ

「この国の作法ならしたがいましょう」
さっそくやってみるゴローちゃん。国の作法だからしょうがなくやってる風に言ってるけど、ただ単に美味そうだからやってみたいだけだろ。


再訪を誓うゴロー

余裕が出てきたあたりでメニューを再度見回すと謎メニューの「お茶漬け」が。あれだけ美味い煮込みを食わせる店が満を持して出すお茶漬け・・・これは気になりますよね。そしてゴローちゃん、再訪して次回に茶漬けにチャレンジすることを決意。同じ店に再訪するケースもおそらく今回が初めてじゃないでしょうか。ゴローちゃん、相当気に入ったんですね。

そして、再訪・・・ここで落とし穴が!


なんというオチ

まさかのインスタント茶漬け!なんというお茶漬けトラップ。
以前の三鷹のお茶漬けの時も、店で乱闘になり結局お茶漬けを食べそこねて家で食べてましたがどうやらゴローちゃんにとってお茶漬けは鬼門のようですね。


ゴローにお茶漬けは鬼門

インスタント茶漬けをすするゴローちゃんの背中から漂う哀愁と言ったら・・・お店の人の確信犯的な横顔がまたニクイですね。煮込みにご満悦かと思ったら実はお茶漬けに呪われていたゴローちゃんのお話でした。

というわけで今回はマヤ暦の人類滅亡を乗り越え、毎年恒例のクリスマスお下品更新もスキップしまして、「孤独のグルメ」新作レビューをさせていただきましたがいかがだったでしょうか。J君自身は淀み切った心が浄化されたような実に清々しい気分です。やっぱり聖なる夜にオッパイだの童貞だの言ってるのって人としてダメだと思うんですよね。
といいながら、レビューできなかったお下品ネタは近いうちにどこかで披露することになると思いますけど。それでは皆さん良いお年を!


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出典) 「孤独のグルメ」 扶桑社/久住昌之/谷口ジロー

参考)  Amazon →  Kindle版 
 WEBで「孤独のグルメ」を立読み ⇒ 電子貸本Renta!

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