「魔女料理」マダムがお仕置き!悩殺、美魔女グルメ!!

マダムがお仕置き!悩殺、美魔女グルメ!! 「魔女料理」レビュー







落ち込んだりもしたけれど・・・わたしこの町が好きです。
新米魔女のキキと黒猫のジジが奮闘するアニメ「魔女の宅急便」、皆さん知ってますよね?ラストシーンでボーイフレンドのトンボを救出するシーンなんか何度観ても泣けます。ユーミンのテーマソングがまたいいんですよね、映画にベストマッチしてて。ユーミンて単語使ったのすごい久しぶりですけど。

本日ご紹介する作品はそんなかわいらしくも微笑ましい魔女のイメージを完膚なきまでに木っ端微塵に破壊する、本格的に「魔」が宿っている系の女子が出てくる料理マンガ「魔女料理」です。正確にいうと料理マンガですらないのですが、そのあたりは順を追ってご紹介してまいりましょう。


「魔女料理」はひとことで言うと法で裁けぬ悪党を成敗する仕置人的要素にテキトーに料理と魔女のテイストをふりかけた感じのマンガといえばよいでしょうか。


白衣のアマゾネス


薬膳仙女マダム明

以前当サイトでご紹介している作品の中で、強烈すぎる女傑が出てくる仕置人マンガ「白衣のアマゾネス」と妖艶なマダムがでてくるお悩み解決料理マンガ「薬膳仙女マダム明」という作品があるのですが、ちょうどこの2つを足して黒魔術をかけたような感じの作品がこの「魔女料理」です。例えた方がかえってわかりにくくなってる気もしますけど。


魔女すぎるネーミングのレストラン

ストーリーをご紹介しましょう。美女ウェイトレスだらけで評判のレストラン「ウィッチ」、一見普通の町のレストランなのですが一つだけ普通と違う点がありました。それは店主のマダム寂悦(じゃくえつ)による裏メニューの「特別料理」・・・なんと人間の怨みを素材にした料理を提供するというのです。


美魔女なウェイトレスがいます

こんな感じでやや年齢不詳な美魔女ウェイトレスだらけのレストランですが・・・


合言葉は特別料理

いかにもワケありなお客さんが入ってきて「特別料理」をオーダーすると、ウェイトレスの表情が豹変。店に緊張感が走ります。


無駄にスケスケなマダム

「聞いたわ、一卓の女ね・・・」
特別料理のオーダーが入ると店主のマダム寂悦に報告が入ります。そう、この人がレストランウィッチの店主、マダム寂悦。どう見てもレストランの店主という風情じゃないあたり、さすが魔女です。


あーこれは悪党だわー

この手のマンガで成敗される悪党はこんな感じで女に暴力をふるう外道ばっかりなわけです。ここまでに至る経緯はよくわかりませんが、顔つきで分かります。こいつはかなりの悪党だと。そしてそんな悪党にマダムが怒り心頭です!


マダムのドヤ顔が怖い

「特別料理よ!」
マダムがドヤ顔でセリフを決めると同時に、レストランのコックのテンションもマックスに!


ある意味女子力高そう

お前は男なのか女なのかはっきりしろ!
ということで魔女のターゲットになった悪党の皆さんは、お食事ご招待とかなんとかテキトーな方便によりレストラン「ウィッチ」にご招待されます。そしてノコノコとレストランに現れると・・・


なぜレストランでそのカッコなのか

やはりどう考えてもカッコがおかしいレストランの皆さんがお出迎えです。そして・・・


魔女なので空も飛びます

「ホホホホホ!」
どういう仕組みが全然分かりませんが、突然妖精のように宙を舞いはじめます!こんな汚れたティンカーベル嫌だ!!


食材になった悪党

悪党達が空飛ぶ美魔女にビックリしているうちに部屋の温度は一気に氷点下に。最終的に悪党はカチンコチンの凍りづけにされた後、粉々に砕かれてミキサーへ・・・。


嫌すぎる特製ジュース

その後、なぜか常連の警部さんに内容物不明の謎の特製ジュースが振る舞われるのです。これが魔女の特別料理の全貌です・・・すごいですね。何がすごいって、全体的に意味が全然わからないところがすごい。

第二話では魔女たちがピンチに陥ります。常連の警部からの依頼により、未成年売春クラブや麻薬の売買に手を染める警察本部長と署長を成敗しようとするマダム寂悦達。


顔が怖い

「特別料理の支度を!」
しかし相手は警察、ただの悪党ではありません。マダム達のたくらみがバレて返り討ちにあってしまうのです。ボートに縛り付けられて水攻めに合う魔女達。大ピンチです。


現代の魔女裁判

しかし水攻めをされているはずの魔女達は何分たっても水面に浮かんできません。いくらなんでもそんなに我慢できるはずがないと水面を覗き込む悪党警官。すると・・・


これぞまさに魔の手

突如、水中からニョキッと出てきた謎の手によって次々と水中に引っ張り込まれる警官達。これは怖い。そして水中ではこんなことになっていました。


地獄絵図すぎる・・・

キスと称して男達の肺の中の酸素を吸い取っているのでした。なるほど!人間を酸素ボンベ代わりに!って何この地獄絵図。そして最終的に・・・


伝説の人間イカダ

悪党共をまとめて人間イカダに!!
魔女を怒らせると屈強な警官でもこんな風に料理されてしまうのです。恐ろしすぎますね。ちなみに今回の料理名は何かと尋ねますと・・・


料理名テキトーすぎ

「汚職警官どもでダシをとったブタスープかしら」
これはひどい!料理名ぐらいちゃんと考えろよ・・・。

というわけで、世にも恐ろしい美魔女達による悪党成敗マンガ「魔女料理」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?魔女には萌えやかわいさよりも「怖さ」を求める古風な貴方におすすめしたい作品です。しかしタイトルから想像するにもうちょっとグルメなマンガがだと思っていたら、まともな料理は一つとして出てこない結果となりましたね。

そもそも出てくるキャラクターが意味不明すぎて全然魔女じゃないと思ってる方もいるかもしれませんので、最後に一応魔女の証拠画像をご紹介してお別れましょう。


やっぱり魔女でした

「ホホホホホ・・・」



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出典) 
「魔女料理」 川崎三枝子/滝沢解/グループ・ゼロ/徳間書店 

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