おまえは今までに食ったパンの枚数を覚えているのか？パン限定四コマ「パンの漫画」レビュー
パンがなければクロワッサンを食べればいいじゃない！
まあ、どっちもパンなんですけど、こんにちはJ君です。皆さん、パンは好きですか？人はパンが好きな人とパンが嫌いな人の二種類に分けられるといいますね。まあパンが好きでも嫌いでもないという人もいますけど（全然分けられてない）。
J君は正直、パンが好きです。食パン・惣菜パン・菓子パン等々、パンは主食にもおかずにも、そしてデザートにもなる万能食です。パンが好きすぎて子供の頃は、なぜうちの小学校の運動会ではパン食い競争をやらなかったのかと嘆き悲しんだものでした。本日はそんなパンを愛する気持ちを共有できる方にご紹介したい作品があります。パン好きのためのパンオンリー4コマ漫画集、その名も「パンの漫画」です。タイトルがド直球すぎる！
「パンの漫画」の作者は堀道広先生です。基本的に堀道広先生と奥様による夫婦そろってのパンの偏愛っぷりが4コママンガで描かれています。パン好きなら「あるある！」といいたくなる四コマギャグ（パンギャグ）がなんと100本も収められているのです。パンオンリーで100本…これは尋常ならざるパン好きに違いありませんね。というわけで、本作品で紹介されている珠玉のパン好きあるあるをご紹介していきましょう。
ミルフィーユとクロワッサンは切るのがムズい
焼いたクロワッサンをナイフで切ろうとすると襲われた鳥小屋みたいな有り様に。ありがちです！クロワッサンってそもそも構造上、キレイに切れるようになってないですよね。どうやってもボロボロになります。特に焼いてサクサクしてるやつは。
つまりクロワッサンは小分けにしたりしないで一度食ったら一人で最後まで一気に食え！ということなのだと思います。そういう意味では恵方巻きと同じジャンルといえます。
オシャレ雑誌とかでたまにスパッと切れた美しいクロワッサンの断面が写っている写真がありますが、アレは石川五右衛門の斬鉄剣みたいなすごい名刀で切ったに違いありません。そうでなければ説明がつかない。
12時まで待てないよ！
パン好きなら誰しも淹れたてのコーヒーと焼き立てパンで至福の朝食タイムを過ごしたいものじゃないでしょうか。しかし朝早く起きて朝食用ににパンを買おうとしても、パン屋のオープン時間が11時とかで買えない。これもありがちなケースです。
ちなみにうちの近所の中高生に大人気のパン屋は7時半からやってますが、オシャレ度やロハス度が高いパン屋ほどオープン時間は遅くてお昼近くになっている気がします。仕込みとかに手間がかかるからなんでしょう。つまりオシャレパンを朝食として食べるためには翌朝まで保存し、己の手によってトースターで焼かなければ食べられないようです。それだとパン屋さんが焼いた焼き立てパンをダイレクトに食べるライブ感が損なわれてしまっているのが残念ですね。法律とかで変えて欲しい。「焼き立てパン法」とかできないものか。
たしかにクリームパンみたいだ…
町中にいるクリームパンみたいなルックスの人！
これもあるあ…ねーよ。こんな人会ったことないわ。もしかして、日焼けして肌の露出多めでムキムキボディの人が沢山いそうなエリアならこういうクリームパン人間がいるのかもしれませんね。湘南とか？（偏見）
買い過ぎちゃうのもパンの魔力
これな。美味しそうなパン屋に入るとテンション上がりすぎて、ついついいろんな種類のパンを買っちゃう。そして家族の胃袋のキャパをはるかに超えた分量と、大幅予算オーバーのお買上げ価格でマッマに怒られるというあるあるです。
で、証拠隠滅のために途中で食べて減らしちゃう。で、いざ家に帰ったらお腹パンパンでパンが食べれないという。どう転んでも不自然な展開に。さらにここで、もしレシート見せろと言われたらどうするか？それが問題だ。（シェークスピア風）
気になるけど手が出せないシベリア
映画「風立ちぬ」にも登場したお菓子「シベリア」。レトロな見た目ですが、カステラの中に羊羹を挟み込んだという、激甘の要素しかない油断ならないスイーツです。スーパーのパンコーナーによく置いてあるので菓子パンの仲間みたいなもんですが、その罪悪感を感じるほどに甘そうな佇まいのため、一度は食べてみたいけど手が出せない、そういう人も結構いるのではないでしょうか？ちなみに当ブログではシベリアをレビューしたことがありますが、天にも昇る心地の激甘っぷりです。一つ食べたら向こう10年ぐらいは食べなくても満足できます。お試しあれ。
張り込みにはアンパンと牛乳が定番ですね
「シナモンロールじゃけっこう手がベトベトになるだろう。この仕事をなめるなよ！」
「パンの漫画」では堀夫妻以外にもパン好き刑事、パン好きヤクザなどのシュールなキャラクターが出てきます。特にこのパン好き刑事は、張り込みの際に部下に定番のアンパンではなく、いろんなタイプのパンを買いに行かせるのですが、その都度厳しいコメントが待っているという。まあ確かに、張り込みでシナモンロールはないわー。
小学生男子が好きそうな店名
メゾンカイザーっていうパン屋さんありますよね。チェーン店だけどちょっとシャレオツなパン屋さん。あれ確かに超合金ロボっぽい響きありますよね。なんでロボっぽいのかと思って記憶をたどると「グレンダイザー」とか「エクスカイザー」っていうロボットアニメがあるので、その辺が無意識に作用しているに違いないです。あとカイザーナックルとか。強そうな要素しかありません。
最強に食べづらい
「で、できた。現時点での俺の最高のサンドイッチが…」
キン肉マンの超人募集でもお馴染み「僕が考えた最強の●●シリーズ」が遂にサンドイッチ界にも進出ですよ。でもサンドイッチやハンバーガーって具を豪華にすればするほど、食べづらくなるというリスクも伴いますよね。最終的にはそこまでして挟んで食うな！具は別添で食え！！という結論へと帰結していく気がします。
これはコロネですわ
ワンちゃんが首をブルブルさせて水を飛ばしているシーンがチョココロネに酷似しているというパンあるある…いや、あるか？可愛いけどいくらなんでもさすがにこれは無いだろと、思ったのですが、調べてみるとまごうことなき実写版チョココロネ犬が存在しました！これは美味しそう！！（食べちゃダメ）
というわけで、世にも珍しいパンオンリーの4コママンガ集「パンの漫画」をご紹介しました。ここに描かれた100本の4コママンガを読んで何回「あるある！」と思えたかであなたの「パンLOVE」レベルが測定できるかもしれません。ちなみにJ君は40回ぐらいだったので超一流のパン好きに比べたらまだまだヒヨッコでした。かにぱんでも食べて出直したいと思います。
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出典）
「パンの漫画」 堀 道広/ガイドワークス
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