毒親エッセイマンガ「酔うと化け物になる父がつらい」が読んでる方もガチで辛かった件

毒親エッセイマンガ「酔うと化け物になる父がつらい」が読んでる方もガチで辛かった件

化けモン、ゲットしたくないぜ!!
こんにちは、皆さんは「毒親」という言葉を知っていますか?独身男性を「毒男」と表現することがありますが、それとは違います。ましてや、毒手拳を使う親のことでもありません(そんな奴いねーよ)。そうではなく、過干渉・ネグレクト・DVなど、子供の成長に悪影響を与える親の存在のことです。

ここ数年、毒親をテーマにしたマンガ作品は増えてきました。「ど根性ガエルの娘」なども毒親マンガと言えるかもしれませんが、本日ご紹介するのは、今一番ネットで話題になっている毒親マンガ「酔うと化け物になる父がつらい」です。「化物になる父」というとんでもないパワーワードを持っている作品ですがどんな内容なんでしょうか?


本作品は9月15日に単行本化されるということで、チャンピオンクロス様から作品提供いただきましてレビューしております。

本名で描いています

さて、「酔うと化け物になる父がつらい」・・・「逃げ恥」風に略せば「化け父」ですが、なんで今、略そうと思ったのか自分でもよく分かりませんが、作者は菊池真理子先生。菊池真理子というのは本名で、普段は別のペンネーム(小沢カオル先生)でマンガを描かれていますが、今回あえて本名を使ったあたりに、実体験を赤裸々に告白した作品なんだという意気込みを感じます。

主な登場人物は、普段はおとなしいくせに、酒を飲むとDVになるアル中の父親、その辛さから逃れるように新興宗教にハマる母親、そして子供時代の菊池先生と妹です。両親がアル中DVと新興宗教のコラボという時点で、子供には詰んだも同然の状態ですね。

新橋にいそうな・・・

こんな感じで毎日のように酔いつぶれ、子供とした約束を守らない、そんな困ったお父さんです。

勤行ねえ・・・

酔ったお父さんに召使いのようにこき使われるお母さん。心の拠り所はもはや宗教だけです。
冒頭のシーンで、アル中って要するに酔っ払いでしょ?化け物は流石にちょっと盛り過ぎなんじゃ?と一瞬思ってしまいましたが・・・

マジでモンスター

車でガソリンタンクに突っ込みそうになったり

火属性のモンスター

ストーブで頭を焦がしたり

水属性のモンスター

風呂で死にそうになってたり
うん、これはまぎれもない化け物ですわ・・・(家族にとっては)

これは奇妙な・・・

何よりも衝撃的なのは、このシーン。上半身裸になって、背中合わせで寝る母親と娘(菊池先生)・・・背中を伝ってお母さんの悲しみが濁流のように伝わってくる。これは辛い、辛いというか「重い」ですな。

読み進めるのが辛い

そして、お母さんの自殺・・・この作品で一番つらいシーンです。どうしてお母さんを守ってあげられなかったのか、自分を責める中2の菊池先生ですが、子供にはどうしようもできないですよね。こんな状況。

お母さんが自殺した後、思うことがあったのか、しばらく酒も飲まなくなりまともになったお父さん・・・と思ったのも束の間、一ヶ月もすると元のアル中に。地獄の日々が再び始まります。

ダメだこの男・・・

コツコツと描いていたマンガが評価され、マンガ家デビューが決まった菊池先生ですが、強烈な彼氏ができます。

いい蹴りだ・・・

めちゃめちゃ酒癖が悪い。

モバイルパック酒

デート中も腕に仕込んだ酒を飲んでます。こんなスパイグッズみたいな方法で呑む奴、見たことありません。

処女信仰こじらせすぎ

嫉妬深くてキレやすい。彼女に暴言、暴力三昧・・・そう、菊池先生は無意識のうちに、父親と似たタイプの男と付き合うようになっていたのです。血というものは恐ろしいものですね。

彼氏も化け物、家に帰れば父も化け物という、ポケモンGO状態になった菊池先生ですが、妹の強い反対に会い、結婚間際で彼氏と別れることに。いやマジで、妹、ナイス判断!あんな仕込み酒処女信仰男と結婚しても幸せになれるわけないもんね。

もう日課になってます

彼氏のことが片付いた後も、相変わらず、アル中で家族に迷惑をかけまくるお父さん。あまりにだらしない父を見かねて、逆に菊池先生が父を叩くことも多くなります。しかしそんな父が次第にやせ細り、お酒が飲めなくなっていきます。流石に様子がおかしいと病院に行くと・・・

あんだけ飲めばそりゃそうでしょ・・・

食道ガンであることが分かり、余命宣告。・・・そこから父娘でガンとの闘病生活がはじまります。余命を宣告されて、化物だったはずの父と娘の関係性がどう変わっていくのか、感動のクライマックスへ・・・続きは単行本で御覧ください。

化物語(違)

というわけで、話題の毒親マンガ「酔うと化け物になる父がつらい」をご紹介しました。読むとアルコール依存症の恐ろしさがまざまざと伝わってきて、これからはノンアルコールビールにしようかなと思ったりもしますが、それよりもなによりも、お母さん自殺のエピソードが悲しすぎて、その先に読み進めるのが辛かったです。でもその後に出てくる仕込み酒彼氏のエピソードは最悪すぎて必見だし、ラストのお父さんの変化も思わずウルッときちゃいますのでぜひ読んでみてください。単行本は9月15日に発売です。

■■■

出典)
「酔うと化け物になる父がつらい」 菊池真理子/秋田書店