漫画版ロコ・ソラーレ!?たぶん日本で唯一のカーリング女子”カー娘”マンガ 「Sweep!!」

漫画版ロコ・ソラーレ!?たぶん日本で唯一のカーリング女子”カー娘”マンガ 「Sweep!!」

世界唯一の女子カーリングマンガらしいよ。そだねー !
こんにちは、もぐもぐタイムは1日6回、J君です。平昌オリンピック、パラリンピックが終了しましたが、期間中で一番話題になったのは、羽生くんでもなければ高木姉妹でもなく、ましてや下町ボブスレーでもありませんでした。そう、「カー娘」こと女子カーリングチームLS(ロコ・ソラーレ)北見でしたね。

なにしろ「そだねー」「もぐもぐタイム」などの流行語を生み出しましたし、凱旋帰国後は「SO・DA・NE」という往年の「DA・YO・NE」を彷彿とさせるタイトルでCDデビューかという噂も出回りました(ただしソースは東スポ)。今まさに女子カーリングブームが来ている中、女子カーリングのマンガはあるのだろうか?とリサーチしてみたところ、一作品だけ見つかりました。本日ご紹介するのはたぶん唯一の女子カーリングマンガ「Sweep!!」です。


こうしてみるとオシャレ

早速「Sweep!!」をご紹介しましょう。舞台はかつて温泉街として賑わった見並町という田舎町が舞台。見並町の里子、まつり、あゆみ、英子という4人の女子高生が、町おこしのためにカーリングチームを作って奮起するというお話です。

主人公の里子は、町のおじさん、おばさん達になぜか好かれる女子高生。町内の同世代では唯一、一人称が「わし」で語尾が「~じゃのう」という古めかしい口調でしゃべる不思議少女です。

一人称が「わし」の少女

なにしろオープニングのこのシーン「そんなパッとしない町でわしは生まれた」とか、はじめは犬のほうがしゃべってるのかと思いましたからね。まさかJKのセリフだったとは、意表を突かれました。

温泉出ました

田舎町でなんとなく刺激のない、退屈な日々を過ごす里子でしたが、ある日愛犬ゴエモンとの散歩中に偶然、温泉を掘り当ててしまい地元のTVでインタビューされるほどの話題になります。・・・この時点で温泉とカーリングがどう結びつくのかは全く予想がつきませんが、ここから予想外の展開になります。

強引な展開

里子が掘り出した温泉の権利をめぐって隣接する、紀田町が口を出してきました。もともと仲の悪い見並町と紀田町は折り合いがつかず、なぜかカーリング対決をして勝った町が温泉の権利を得るということになったのです。ていうか、なぜカーリングなのかよくわからんけどかなり強引な展開です。

銭湯でトレーニング

結局、温泉を掘り当てた当人である、里子とその同級生のまつりとあゆみが見並町代表としてカーリング対決に出場することになったのですが、何しろカーリングというものが何なのか、誰も知りません。どうやら、ブラシで床みがきをする競技らしいという情報だけを元に、ひたすら銭湯の床みがきトレーニングを続ける3人。

クールビューティー・英子

そんな様子を見ていた、里子と同じクラスの転校生、英子が里子に声を掛け、いとこがカーリングをやっているからと、練習場のアイスリンクに招待してくれます。しかしどうもアイスリンク場に招待された理由にピンと来ていない3人、おそるおそる英子に、カーリングについて聞いてみることに。

いまさら・・・

「英子、カーリングって何じゃ?」

ですよねえ

「ストーンというあの球を、的の中心に向けて投げて、より多くのストーンを入れることを競う・・・スポーツよ」

情弱すぎ

「聞いてたのと全然違う!!!」
さんざん銭湯で床磨きトレーニングしていたのが、大いなる勘違いだったと今さら気づく3人。かなり長い前振りからの壮大なボケをカマしてくれました。・・・それにしても情弱すぎる。ググるという言葉を知らんのか。

イケメンが協力

というわけで、唯一カーリングについて知識がある英子が、里子に頼まれてカーリングチームに入ることになります。さらに、英子ののいとこで、カーリング選手の恵介(イケメン)のバックアップを得て、本格的にカーリングの練習が始まったのでした。

才能が開花するヒロイン

英子の加入、恵介による練習場の提供協力などもあり、その後はみるみるカーリングの実力が上がっていく見並町カーリングチーム。特に、里子の野生の勘が冴えわたります。

諦めたらアカン

連中試合を経て、ついに本番。温泉をかけた見並町と紀田町のカーリング対決。しかし、立ちはだかる紀田町のカーリングチームは、なんと惠介率いる男子カーリングチームだったのでした!

熱いカーリングバトル

ここから、熱いカーリングバトルが展開されます。っていうか地味なイメージの強いカーリングでどうやってマンガ的に盛り上げればいいんでしょうか?

ストーンがぶつかるとハラハラしちゃう!

磨く時はイエス!って言います

一見、投げるほうにスポットライトが当たりがちですが、意外や意外、実はマンガ的には氷を磨くシーンのほうが熱いのです。っていうか、そこ以外に盛り上がりようがない感じです。

ついにオリンピックに!

温泉をかけたご当地カーリングバトルの結果は、単行本を読んでいただくとして、このバトルをキッカケに本格的にカーリングに目覚めた、里子たちカーリング女子は、数年後、日本代表としてオリンピックに出場することになるのです!

平昌とシンクロしますね

まさにロコ・ソラーレっぽいエピソードじゃないですか!!

というわけで、たぶん世界で唯一の女子カーリングマンガ、 「Sweep!!」をご紹介してみました。マンガの中で、カーリングのルールもわかりやすく説明されていたりするので、平昌以降、カーリングが気になっている人は読んでみるといいかもしれません。あと、忘れていましたが・・・

ただ食べてるだけ

「もぐもぐタイム」ももちろん存在しますよ!

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出典)「Sweep!!」 小橋ちず/幻冬舎

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