女たるもの、生まれながらにして縦ロールが基本!
こんばんはJ君です。前回のレビューではまさにスポ魂。男の中の男の世界をご紹介致しました。しかしながら、女の世界も熱かった。そう女のスポ魂と言えばご存じ、「エースをねらえ!」今回ご紹介するのは タイピングスマッシュ「エースをねらえ!狙打」です。
「エースをねらえ!」と言えば、主人公でヒロインの岡ひろみの存在感を完全に打ち消すかの如く濃いキャラクターそろい踏みなのが特徴。 宗方コーチ、お蘭・・・・そしてお蝶夫人・・・
そう、このソフトもまさしく期待通り「お蝶にはじまりお蝶に終わる」そう、日本にはじめて縦ロールヘアを持ち込んだとも言われているお蝶夫人ワールド全開の作品でございます。
そもそも、お蝶夫人こと竜崎麗華、これ以上ゴージャスな名前がありましょうか?これに匹敵するのはアジャ・コングこと宍戸江利花ぐらいのもんです。
すっかり話がそれてしまいましたので、そろそろ肝心のソフト紹介です。
オープニングデモが・・・
うおー長いよ!しかも濃い。
そして最初のホームポジションの練習は宗方仁コーチが担当です。必要以上にVネックのジャージがファンにはたまらないところ。ミスをすれば当然、「なんだその打ち方は!」「ボヤボヤするな!」と巻き舌で熱い罵倒が炸裂します。
Vネック&襟立てが熱い
さてさて、いよいよこのソフトの最大のウリ。お蝶夫人とテニスで対決モード。どんな感じかと申しますと、テニスボールに見立てたアルファベットを打ち返すのですが、突然お蝶夫人が勝負球を仕掛けてきます。 そこで飛び出す「お蝶語」を見事タイピングすると、こちらから反撃ができるという仕組み。百聞は一見に如かず。こんな感じです。
パコ-ンパコーンとストロークの応酬。
お蝶夫人が仕掛けてきます。「お受けなさい!」
おどきなさい!
「お蝶語」のタイピングに見事成功すると・・・
ピュキーン!
こっちからの反撃!
ってなやりとりの繰り返しです。タイピングを見事にテニスと融合させています。これなら、テニスゲームをやる感覚で楽しくタイピング・・・・・いや、お蝶語が体で覚えられます。
「お父様」
「およしなさい!」
「そうなさい」
「よくって?」
何様だ?
よくねえよ!
このソフトをやり終えるとあまりの命令口調っぷりに無意識に低姿勢になってしまいます。せいぜいお気をつけあそばせ!
厳しいトレーニングのあとは、あこがれの藤堂先輩とユル~い感じで爽やかに練習。
爽やかすぎだ、お前!
これがまたお蝶夫人の怒りをかう結果に・・・・ああ、不幸の無限ループ。
その他に宗方コーチの実の妹、緑川蘭子(通称お蘭)が、いきなり因縁をふっかけてきて一方的にサーブをレシーブしなければいけないハードなモードもあります。
このモード、一番易しい難易度でやっても超難しい。鬼のようなスピードのサーブでボール(文字)が飛んでくるのでタイピングの早さより動体視力が重要!
無事タイピングに成功すると、「さすがは仁の認めた(以下略)」と長い愚痴を言ってハードボイルドに去っていくのですが、こんなトレンチコートの女子高生ちょっと嫌です。
Gメン75かと思った
そしてついにエンディングへ・・・
「岡、エースをねらえ!」
最後は宗方コーチのとの別れ・・・・タイピングをしながら何故かしんみりできるという画期的仕様!
巨人の星といい、どうして昔のスポ魂マンガのラストってこう悲しいんでしょうね。
そんなわけで、女の子が熱血でブラインドタッチを覚えるのに最適なこのタイピングスマッシュ「エースをねらえ!狙打」
やり終わると話口調がお蝶夫人になってしまうところがとてもステキじゃなくって?
おチバチェックもございます