トランプ大統領が再選ならず、バイデンさんに負けてしまいました。賛否両論ありましたが、思えば一言発するたびに世界中をザワつかせることができる、過去最高に破天荒でロックしている米大統領だったといえるのではないでしょうか?そういう意味ではトランプ氏の退場はちょっと寂しいですね。
ところで、そんな「元」米大統領ドナルド・トランプ・・・いずれ皆さんの記憶から消えていく存在ではありますが、その前にこの破天荒な人物を振り返っておきたいところです。でも、トランプ大統領を題材にしたマンガってあるのでしょうか・・・?その答えはもちろんYES。「まんがで読む人物伝 第45代アメリカ大統領 ドナルド・トランプ」という作品がありました。いわゆる学習漫画なのですが、さすがトランプ。マンガでも破天荒でした。
留年ではありません
「まんがで読む人物伝 第45代アメリカ大統領 ドナルド・トランプ」は、小学館から出ている「小学8年生」の2017年に発売された創刊号に掲載されていた作品です。えっ?小学8年生!?最近の学年誌は小学校留年者向けのものまであるのか!!・・・というわけではなくて、学年を超えてすべての小学生が楽しく学べる学習雑誌にふさわしいタイトルという意味があるんだそうです。
大統領イエーイ!!
学年誌での連載といい、「まんがで読む人物伝」というタイトルといい、いかにもお硬い伝記マンガを連想させますが、そこはさすがトランプ。超絶ハイテンションなオープニングです。ロックだ・・・ロックすぎる。
アメリカファーストだぜ!
子供の頃からパワー系
一応伝記マンガなので、幼少期のトランプ氏からさかのぼって紹介されているんですけど、兄ちゃんの積み木をボンドでガチガチに固定してしまったり、野球の試合の最中に(友達の)バットを粉々に粉砕したりと、やはりブッ飛んだ行動が目立ちます。・・・まあ、ちゃんと史実に基づいているのか謎なわけですが、トランプだったらやりかねないですよね。
さりげなくワンピースを意識
トランプ王国設立
お父さんの不動産事業を引き継ぎ、ガンガンにビルをブッ立てて不動産王に上り詰め、一大トランプ王国を築き上げます。トランプの凄さが伝わってくるエピソードですね。
身ぐるみ剥がされたトランプ
しかし、本物の漢たるもの、成功だけでなく挫折も知っているものです。怒涛のように事業を拡大、野球チームやフットボールチームの買収にも乗り出したりした結果、4度もの破産を経験します。パンイチで地面に転がされるトランプ・・・最高にロックだぜ。
まさにアメリカンドリーム
しかし不死鳥のように何度でもよみがえるトランプ。トランプが司会を務めるリアリティショー「アプレンティス」。日本でいう「マネーの虎」みたいな番組です。ビジネスチャンスを求める出場者に対してトランプが「おまえはクビだ!!」と言い放つセリフが大人気となり、知名度は最高潮に。
メキシコを散々な扱い
ついに大統領選に出馬するほどになるのです。4度の破産から復活し、TV番組のスターへ、そして大統領選候補・・・まさにアメリカンドリームを体現する男、ドナルド・トランプ。いかにもアメリカ人が好きそうなストーリーを背負ってますね。
ヒラリー女史との壮絶バトル
大統領選では対立候補のヒラリー・クリントンと壮絶バトル。有名なシーンですね。改めて見てみるとヒラリーのほうが随分マトモなこと言ってる気がしますが、結局トランプが勝利。それだけトランプの勢いが凄かったということなのでしょう。アメリカンドリーム恐るべし。
毒舌がヤベー
そして、大統領就任後の活躍ぶりは皆さんも御存知のとおりですね。関わりたくはないけど傍目に見ている分には最高に面白い米大統領、ドナルド・トランプ・・・惜しい人をなくしましたね(まだ生きてます)。
というわけで、アメリカを象徴する成り上がりストーリーを駆け抜けた男・トランプの伝記を描く「まんがで読む人物伝 第45代アメリカ大統領 ドナルド・トランプ」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?個人的には「江戸前・あ・めーりかん」「Only・You ビバ!キャバクラ」を手掛けた藤波俊彦先生の描くバタ臭い画がトランプとマッチしすぎて最高でした。
江戸前度は皆無です
ちなみに藤浪先生の「江戸前・あ・めーりかん」も、一コマ見ただけでアホだと分かる、おバカオーラが全開のすごいマンガですのでオススメです。
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引用)
「小学8年生」2017年3月号
「まんがで読む人物伝 第45代アメリカ大統領 ドナルド・トランプ」
藤波俊彦/小学館