「孤独のグルメ2巻」発売記念 ゴローちゃんのグッと来る名言集&迷言集 前編

「孤独のグルメ2巻」発売記念 ゴローちゃんのグッと来る名言集&迷言集 前編

ごちそう食って反省してる馬鹿もなし!
すでにご存じの方も多いかもしれませんがファン待望の「孤独のグルメ単行本 2巻」2015年9月28日満を持して発売されます。「孤独のグルメ」1巻が発売されたのが1997年ですから、なんと18年ぶり。人が赤ちゃんから大人になるまでの歳月がかかっているのです。これほどに人生の重みを感じさせる単行本もそうそうありません。

当サイトで「孤独のグルメ」をご紹介したのが2006年。単行本2巻発売まで、そこからも10年経過しています。J君はもう40歳過ぎちゃいましたが、孤独のグルメを紹介した時点では30代前半だったのか・・・あれ、2巻が発売されて嬉しいはずなのに、なんか急にテンション下がってきたぞ?目の前がちょっと曇ってきたのは涙じゃない、きっと老眼のせい!(もっと酷い)

というわけで孤独のグルメと共に歩んできたといっても過言ではない当サイトが孤独のグルメ2巻発売を記念し、勝手に厳選したゴローちゃんの2巻での「名言」そして「迷言」を前後編に分けてご紹介してまいりたいと思います。



ゴロー・イズ・バック

これが18年待った第2巻の表紙です。まるでハードボイルド刑事マンガのようですが違います。以前の風景に溶け込むような控えめな感じと違って、ゴローちゃん推しがスゴいですね。俺がこのマンガの主役だ!的な自信を感じさせます。

では早速、2巻に掲載されている(はずの)J君イチオシの名ゼリフ&迷ゼリフをご紹介していきましょう。


こういうのじゃないんだよ、こういうのじゃ

「あるんだよな、こういう余計なことする店」
「こんなしくじりもまた旅情なり・・・か」

「静岡・青葉横丁の汁おでん」の回で登場するこのセリフ、ご当地名物である静岡おでんに黒はんぺんを食べようとして入ったお店のメニューは「汁おでん」に「焼き海苔黒はんぺん」という謎メニューだったというがっかりエピソード。結果として美味かったから救われましたが、確かにありますね、お客的には典型的なご当地グルメを期待しているのに店主が勝手にひねりを加えたこだわりメニューにしてしまうケース。ご当地メニューに飽きてる地元民にはいいのかもしれませんが、はじめて来た客にはたまったもんではありません。

ただ、「こんなしくじりもまた旅情なり」というセリフはポジティブで実にいいです。どんな失敗も「旅情」ってことにしておけばなんか乗りきれる気がします。社員旅行とかでも即使える、幹事さん必見のセリフですね!


ゴロ-オリジナル格言

「ごちそう食って反省してる馬鹿もなし、だ」
これまた、自己啓発セミナー並みの前向き発言が飛び出すゴローちゃん。同じく青葉横丁の汁おでんの回で、いつものごとくオーダーの際にイモのメニューをダブらせたりマグロのメニューをダブらせたりしてしまい軽く後悔した後のセリフです。全くごもっともなんですけど、そもそもここまで無意識に毎回毎回、食材ダブらせては反省している人ってゴローちゃんぐらいしかいない気がします。


タマネギの酢漬け侮りがたし

「このタマネギ、箸休めを超えた箸やすめだ」
「東京都新宿区信濃町のペルー料理」の回に出てくるセリフです。箸休めはしょせん箸休め、と思われていた箸休めですが、我々はついに箸休めが箸休めを超えてしまう瞬間に立ち会ってしまいました。オーバー・ザ・箸休め。それぐらいタマネギの酢漬けが美味かったってことなんですけど、箸休めが箸休めを超えると何になるんでしょうね?やっぱり主食?自分、ちょっと箸休めにゲシュタルト崩壊を起こしています。


三ツ矢サイダー涙目

「今飲むと爽やかっていうより おばあちゃんの味だな」
「東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン」に出てくるセリフです。日頃から三ツ矢サイダーを愛飲するJ君にとってはこの「サイダー=ババア」発言はケンカを売られたも同然なのですが、冷静に考えるとわからないでもない気がします。要するに昔懐かしい駄菓子屋的な味ですよね。ラムネなんか特にそうです。駄菓子屋におけるおばあちゃん率の高さから無意識にそういう表現に繋がるんでしょうね。でも個人的にはおばあちゃんの味といえば麦茶だなあ。


俺の後ろに立つな

「冷やし中華だのラーメンだのはこういう昼下がりのガランと空いた店で食べたい」
「俺は並んで食べるのが嫌いというより 食べている時後ろで誰かが待っているという状態が嫌なんだ。」

ゴローちゃんは、過去のエピソードでもラーメン屋などの行列のできる店をちょいちょいディスってますが、その流れを踏襲したセリフです。ここではゴローちゃんがなぜ行列のできるラーメン屋が苦手なのかの理由が明確にされていますね。そうか、後ろに待たれるのが嫌だったのか、確かに落ち着いて食べれないですもんね。しかし、そんなゴルゴ的な理由だったとは。なるほど・・・。


上質なポエム

「キュウリの香りに夏が戻ってきた 秋の冷し中華もまた一興なり」
時たま超一流な文学的表現をサラッと繰り出すことでお馴染みのゴローちゃんですが、このセリフはほんとにスゴい。普通の人はなかなか秋にキュウリを食べただけで「夏が戻ってきた」という感想になりませんよね。文学的感性が研ぎ澄まされていないと出ないセリフです。J君の鈍りきった感性だとせいぜい「キュウリの香りでカッパが戻ってきた」ぐらいが限界です。(酷すぎる)


水を飲むまでがラーメンです

「ラーメンの後の口直しの水って ラーメンの一部というくらいうまい」
別に名言というわけではないんですけど、やはりこのセリフもすごい感性だよなあと思わせます。まさかの「水道水=ラーメンの一部」発言。自分では絶対思いつかないけど、言われてみるとなんかわかる。これは一緒にビールとか頼んじゃうと絶対にわからないので、下戸であるゴローちゃんだからこそのセリフなのもしれませんね。ちなみにこの店で出てくるのが水道水じゃなくてアルカリイオン水とかの可能性もありますけど、そういう野暮なツッコミは勘弁して下さい。


木イチゴ的な何か?

「こんなコバラベリーには・・・案外ちょうどいいかもしれぬ」
「下北沢路地裏のピザ」の回で小腹が減ったゴローちゃんがつぶやく一コマ。1巻の代表的なオヤジギャグとして「腹もペコちゃんだし」があるわけですが、2巻からは明らかにゴローちゃんのオヤジギャグテイストな名言が増えています。これは読者のニーズを汲みとった結果と考えたいところです。オヤジギャグを言ってこそのオヤジですよね。それにしたってコバラベリーってなんなの・・・。


勉強になります

「ほう、これは外連味のないピザだ」
ピザに対して「外連味(けれんみ)」という斬新な表現を繰り出すゴローちゃん。ボキャブラリーが自由自在すぎて驚かされます。ちなみに外連味(けれんみ)がないとは「ごまかしがない」「はったりがない」という意味です。これは覚えておくと試験に出るかもしれませんね。


ガキ大将のような口調

「メキシコのタバスコをビシビシかけて アメリカのコカ・コーラで食べるのが日本流だい」
なんか急にガキ大将っぽい口調になるゴローちゃんに驚かされるわけですが、2巻はこういう突然別キャラ口調になるゴローちゃんがしばしば登場します。そうか、本場イタリアのピザはタバスコをかけないんですね。まあ、スパゲッティもナポリタンはイタリアにはないですしね。そういえば、2巻で恐ろしいほどにしつこくナポリタンギャグを繰り出すゴローちゃんが登場する回がありますが、それは後編でご紹介したいと思います。


ノープロブレム

「俺 何の問題もないな」
「鳥取県鳥取市役所のスラーメン」の回で登場するセリフです。別にゴローちゃんは責任逃れをしようとしているわけではなく、事前に散々、大したもんじゃないので期待しないでと念を押された「ス(素)ラーメン」を食べた感想です。意味的には「俺的に全然イケる」ってことなんですけど、なんとなく「俺 何の問題もないな」って言った方がハードボイルドな感じがしてモテそうです。(多分気のせい)


モアボリューム!

「おやつすぎて物足りない」
これと同じセリフ、J君も年間で300回は呟いてますよ。俺はおやつじゃなくて飯を食ってるんだ!物足りねえんだよ、ケチケチしないでもっとドカンと出せよ!!とそういうことですよ。まあ250円のスラーメンに対してそれを要求するのは酷というか鬼畜そのものなので、ゴローちゃんのように素直にもう一品頼むのが紳士的で良いのではないでしょうか。


エキスってなんなの

「エキスはエキス味ではなし、か」
梨とらっきょうと蟹のエキスが入っているという鳥取カレーがまったく普通のカレーの味と変わらなくてがっかりして思わず出たセリフですが、これは食品業界のタブーである「エキス問題」に切り込む深いセリフですよ。だってありますよね?「○○エキス入り」とか「○○エキス配合」を謳ってるくせにまったくその味がしないやつ、確かに栄養はあるのかもしれませんが・・・エキスってなんなんでしょうね?エキスと書いてあればなんでも許されるのでしょうか?全く罪深い存在です。


ステーキ屋はくいしんぼですね

「なんだかちょっぴりさびしんぼ」
鳥取カレーのエキスな肩透かしで、鳥取まで来て俺何やってるんだ状態になってしまったゴローちゃん。ガキ大将から一転、さびしんぼキャラになってしまいました。孤独だけにさびしんぼ。ちなみに山岡さんが出てくるグルメマンガは「美味しんぼ」、都内近郊にあるステーキ屋さんは「くいしんぼ」です。(関係ない)

というわけで、孤独のグルメ2巻発売記念、個人的名ゼリフセレクション前編(静岡市青葉横丁~鳥取市役所)をお送りしました。後編(世田谷区駒沢公園~フランス・パリ)ではさらに迷言の出現率が高くなりそうな予感がしております。

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出典)「孤独のグルメ2」 久住昌之/谷口ジロー/扶桑社

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