10分で分かる三国志 「横山光輝 アニメ三国志」 後編

10分で分かる三国志 「横山光輝 アニメ三国志」 後編











三国志、ツンデレ女武将大活躍編!

こんにちはJ君です。先日はじめてマンガ喫茶で横山三国志を30巻ぐらいまで読んだんですけど、いやー凄かったですね。何が凄いって、このアニメ版と全然別物だったことがですよ。なにしろセイント劉備ラオウな曹操も全然出てきませんから・・・アニメ版三国志をレビューするにあたって一番見てはいけないものを見てしまった気がします。



さて前回、アニメ版三国志レビュー前編では三国志の重要なカギを握る人物としてとして「パンチラ女忍者」をご紹介させていただきましたが、後編ではなんと「ツンデレ女武将」が登場しますよ!ええと、本当にこれは三国志レビューなんでしょうかね?実はホントのタイトルは「涼宮リュウビの憂鬱」とかじゃないですよね?


 

左)劉備  右)曹操



というわけで「横山光輝 アニメ三国志」 前編のおさらいからですが、主人公の聖闘士星矢みたいなカッコのカリスマ武将「劉備」が、ケツ顎・金髪・青い目というバリバリのアングロサクソン系武将「曹操」と一騎打ちの最中、あえなく崖から転落。そして曹操軍に追い詰められ絶体絶命となった劉備は、なんと突如現れたミニスカ女忍者のパンチラ忍術によって助けられたのでした。





アイシャドウがハンパねえ 孔明



奇跡的に一命を取り留めた劉備は、曹操にリベンジするためには優秀な軍師の存在が必要不可欠と悟り、アイシャドウがデビッドボウイ並に濃い天才軍師、「諸葛亮孔明」を味方に引き入れるための説得工作に向かう・・・というところまでをご紹介しました。とても中国の歴史の話とは思えませんね



ちなみに前編を読んだ三国志に詳しい方々から、「本物の三国志には女忍者など出てこない!」といった類のクレームを多数頂きましたが、そういう方にはあえてこう反論させていただきたいです。「お前見たんか」と。歴史の真実はその時代を生きた者しか証明できないのです。証明できない以上、女忍者がパンチラで劉備を救った可能性だって十分にあるのではないでしょうか!?・・・ないですかそうですか。



さて、後編のご紹介です。劉備が孔明を味方に引き入れるため、孔明の家を毎日のように訪問します。雨の日も風の日も雪の日もです・・・まあ軽いストーキングみたいな感じでしょうか。しかし孔明は天才でありながら相当な変わり者でもあります。家にいることはめったに無く、劉備はなかなか孔明に会うことができません。



そんな中、孔明を味方に引き入れようとする人間がもう一人いました。それが、劉備・曹操そして三人目の武将、呉の孫権でした。





メタボ孫権



ちなみに孫権はこんな感じのルックスです。巨人の星でいうところの伴宙太的ポジションというか、北斗の拳でいうところの山のフドウというか・・・まあ要するにメタボ気味なキャラ設定なのですが、その孫権が孔明を説得するために送り込んだのが・・・





三国志の最重要人物(?) 麗花姫



そう、例の女忍者・・・実は孫権の妹、麗花姫といいます。なんか姫なのか忍者なのか良く分からないんですが。曹操を敵にもつ者同士として一度は劉備のピンチを救った麗花姫です。しかし今度は孔明を呉の国の味方につけるためあの手この手で迫ります。





ポロリもあるよ



麗花姫は入浴中の孔明になんと色仕掛けで迫ります。パンチラだけかと思ったら全裸もアリですよ。さすが忍びの者・・・手段を選びませんね。孔明逃げてー!しかし・・・





色仕掛け通用せず



「ご自分を大切にしなさい」

ということであっさり孔明にたしなめられる麗花姫。さすが賢人孔明ですね。麗花姫は完全に脱ぎ損です。結局、劉備のカリスマ性に引かれて孔明もまた劉備の軍師となることを決意したのでした。いろいろとおいしいキャラですね、劉備。



ちなみにその後のシーンで麗花姫はいろいろあって劉備にぞっこんLOVE(死語)になってしまい、曹操とのバトルでまたしてもピンチに陥る劉備を助けるのですが、その方法がなんと・・・





 

女忍者VS曹操


またしても忍術で登場!もはや三国時代とかは全然関係ありません。

どうでもいいですけどすごい凧のセンスねです。派手過ぎ!目立ち過ぎ!!





必然性のあるパンチラ



ちなみにパンツ見せキャラとしての役割もしっかり果たしていました。なんかパンチラ女忍者に振り回されっぱなしの三国志というのもあまりにアレなので、ここら辺で冒頭にお話したツンデレ女武将をご紹介しておきましょう。本作品に出てくるツンデレ女武将とはズバリ





ツンツンしてます



曹操の側近の武将、于禁(うきん)のことです。戦国時代らしからぬピンクを基調とした甲冑が眩しい・・・さすが乙女という感じですね。実際に乙女かどうかはよく知らんけど。それはともかくこの于禁、時としてボスの曹操までもビビるほど男顔負けの迫力を持つ気の強い女武将なのですが、弱点もあります。





 
理想的なツンデレキャラですね


なんと実は曹操にホの字(死語)なのでした。しかも曹操は全然それに気付いてない模様。そんな乙女な姿を同僚の武将、許楮(きょちょ)にまでからかわれ逆切れする始末です。まさしくツンデレ武将ですね。そんなツンデレ女武将、于禁がついに曹操に告るシーンがあります





乙女の告白



「呉を征圧した後、私は軍服を脱ぐつもりでおります」









「私は・・・」

純情乙女に告らせるなんて曹操も罪な男ですね。ちなみに曹操のリアクションは




カワイソス・・・




「女を捨てろ」

曹操・・・遠まわしにフッてるんですね、わかります。そんな于禁は、このアニメのラストシーンとなる「赤壁の戦い」で曹操のピンチに身代わりとなって死んでしまう悲劇の存在です。かなわぬ恋と知りながら、好きな男のために命を捨てる・・・なんといういじらしい乙女ではないですか。まさに新ジャンル「萌えるツンデレ女武将」です。



ちなみに夢を壊すようで恐縮なのですが、ゲーム版三国志実写版ドラマなどに登場する一般的な于禁のイメージはこんな感じになってます。



実はオッサンでした



色々と違いますね!(主に性別が)



さて、お次は孔明をご紹介しましょう。天才だ賢人だともてはやされ、やたら前評判の高い孔明ですが、実際のところどんなもんなのでしょうか?ただアイシャドウが濃いだけで、実際は案外大したことはないのでは?と思ってしまいますよね。しかし・・・相当えらい事になってました。



劉備の城、新野城に攻め込む曹操軍。曹操軍10万に対し守る劉備軍はわずか5千人。まさしく圧倒的不利な状況です。そこで孔明の考えた策とは、なんと、自軍の城を捨ててそこにワナを仕掛けるという、戦国時代の常識を覆す策略を考えます。城を捨てる決意をした孔明は・・・





静かに怖い男、孔明



「敵にも相応の犠牲を払ってもらいます。ただでは渡しません」

孔明がこういうセリフを言う時、マジに怖ろしいことが起こるのです。









いったんは新野城を征圧した武将、許楮(きょちょ)率いる曹操軍。拍子抜けなほどあっさり征圧できたため、得意満面です。しかしそこに・・・









ピカー!いきなり爆発









そして火責め





凄い破壊力です



さらに水攻め

曹操軍の10万の兵が一瞬で壊滅です。恐るべし、孔明の罠

次のすごいエピソードはこれです。呉の将、孫権と手を結び共に曹操軍を倒そうと提案する劉備軍。しかし、和睦のために孫権は条件を付けてきました。





とんち合戦開始



「今夜中に一万本の矢を作ってもらいたい」

一晩で えらい無理難題を吹っかけてきます。孫権・・・まちがいなく真性Sですね。しかし負けん気の強い孔明はとんでもないことを口走ります。





負けず嫌いすぎ



「今夜中に10万本の矢をそろえてご覧に入れます」

で、孔明は霧深い夜、曹操軍に無人の船を送り込みます。すると敵の夜襲だと勘違いした曹操軍が矢を打ちまくり





そんな手があるのか・・・



これで矢を10万本ゲットというわけです。すごいですね。なんというか・・・一休さんのとんちのグレードが高い版みたいな感じでしょうか。



さらにこの作品では限りなく「ネ申」に近い存在である孔明は、祭壇を作って天に祈り、神風を吹かせたりもします。






ほとんど神です



いわゆるスーパーイリュージョンですね。わかります。実はこの時期になると風向きが変わることを知っていたのを利用しただけというトリックなのですが、それにしても凄すぎます。



そんな、濃いキャラ盛りだくさんの「アニメ三国志」ですが、呉軍率いる孫権と劉備が手を結び、孔明のスーパーイリュージョンな策略により、絶対的な強さを誇った曹操軍を壊滅状態に追い込む通称「赤壁の戦い」が最後のエピソードでした。



打ちきり漫画みたいなセリフ



しかし結局

「曹操は死んだわけではない、俺たちが命を燃やすのはこれからだ!」みたいなセリフで終了。なんだかジャンプの打ち切りマンガみたいなラストですね。



そんなわけで、「横山光輝 アニメ三国志」 をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?前後編に分けて壮大なスケールでご紹介した割にはパンチラとツンデレしか紹介できなかった気がしますが、特に反省はしていません



というわけで、大変無責任ですが三国志についてちゃんと知りたい人は各自自習の方向でよろしくお願いします。ちなみにJ君のおススメ三国志マニュアルは「劉備くん」です。こんなレビュー読んでるよりはるかにちゃんと三国志が理解できますよ!

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出典) 「アニメコミックス 三国志」 横山光輝/潮出版社/光プロ/シンエイ動画/日本テレビ

参考) レビュー →