「やる気まんまん」伝説の絶倫マンガを読んで、性夜に活力を取り戻せ!!

伝説の絶倫マンガ「やる気まんまん」を読んで、性夜に活力を取り戻せ!!

 

 

今日はこれでいいや(よくない)
ここ数年、ハロウィンの勢いに押されて、すっかりやる気が無くなったクリスマス。かつてはあれほど独り身の男女を恐怖のどん底に陥れた悪夢のイベントであったはずなのに。しかし今年は渋谷ハロウィンの開催が中止され、なにやらブラックフライデーなる意味不明イベントが流行りだす始末。つまりハロウィンもだんだんと凋落が始まってきているのです。

そんな今年こそクリスマスにとって復活の狼煙を上げる千載一遇のチャンスであるはずですが、なんということでしょう。一向にクリスマスの勢いが戻る気配がないのです。情けない…もっとやる気出してくれよ!俺たちに真の悪夢を見せてくれ!!そんな気持ちでいっぱいなのです。そこで本日は、元祖「性夜」イベントであるクリスマス復活のエールを込めて伝説の絶倫マンガ「やる気まんまん」をご紹介します。

「やる気まんまん」は原作:牛次郎先生、作画:横山まさみち先生からなる作品。掲載されていたのは日刊ゲンダイで、実に1977年から1996年までという長期連載作品でした。

  

こんなのが新聞に載ってたんです
 

J君が「やる気まんまん」をはじめて知ったのは小学生の時です。これはJ君が常軌を逸したマセガキだったということではありません。当時J君は電車で塾に通っていたのですが、サラリーマンが車中で広げていた日刊ゲンダイをたまたま覗き込んだのがきっかけでした。小学生にとってそのインパクトたるや相当なもので、なにしろ、載っているのはオットセイがトンネルの中をくぐり抜けて貝に飛び込む描写とか、裸の男と女が「ああっ」とか「ううっ」とかの喘ぎ声出すコマばかり。直接的なエロ描写はないものの、子供が見てはいけない、なにかとてつもないいかがわしい物であることは当時小学生だったJ君でも理解できておりました。

  

直接的描写がないのにいかがわしい
 

平成・令和キッズには想像ができないかもしれませんが、スマホなんてない時代ですから電車内で新聞を広げて読むのは普通のスタイルだったんですよね。デキるリーマンは通勤ラッシュをものともせず読売新聞、朝日新聞、日経新聞などを読んでいるのですが、夕方のお疲れモードの電車内では、東京スポーツとか夕刊フジとか日刊ゲンダイみたいな、ユルめのスポーツ紙やタブロイド紙を読んでいる比率が多くなっていきます。これらの新聞にはたいてい中面にエッチな記事が掲載されていて、疲れた企業戦士たちの癒やしとなっていたんです。

  

どえらいインフルエンサーですね
 

で、「やる気まんまん」はどんな作品かといいますと、精力剤の会社の若社長である、主人公の泊蛮平(とまりばんぺい)が、自社の精力剤「おとぎ丸S」の効能をアピールするために日本各地で美女たちとセックスファイトを繰り広げるという話です。しかしライバルの精力剤会社やフェミニスト団体などが、蛮平を潰そうと次から次へとセックスファイターの刺客を送り込んでくるのです。まさしく必要なのは「やる気」のみというシンプルかつお下品なストーリーになっています。

  

次から次へと送られてくる刺客

  

刺客をなぎ倒す絶倫主人公
 

「やる気まんまん」は日本全国を漫遊しながら、行く先々で登場する女性とひたすらエッチする「諸国マン遊記」系マンガの源流といえます。拙著で紹介した「ソープ水滸伝」やサイトで紹介済みの「男!日本海」などの先輩格ですね。そして作品の見どころは、蛮平の元に次から次へ送り込まれる刺客(セックスファイター)達です。どいつもこいつもメチャクチャ癖が強い。

  

ちょいと知られた竿泣かせ

  

毎回さんざんなオットセイ
 

こんな感じで、日本各地から腕に覚えのあるソープ嬢だのヘルス嬢だのマッサージ嬢だのが登場します。「川崎は堀之内ホワイトのパイ姐ちゃん」とか、戦国時代の武将よろしく名乗り口上をあげて蛮平に挑んでいくのですが、蛮平の飲む「おとぎ丸S」の威力は絶大で、次々と返り討ちに合ってしまいます。しかし、それでも次々と刺客が登場します。それもそのはず、セックスファイターを養成する組織がちゃんとありまして、エージェントみたいなおっさんが、「フフフやつは四天王の中でも最弱」みたいなセリフを吐いてはまた新たな刺客を送り込みます。

  

セックスファイターを養成する謎のおっさん
 

というわけで、癖の強すぎるセックスファイターたちをご紹介しましょう。

  

今風に言うと姫ライダー?
 

バイクにまたがり登場するセックスファイター。もちろんただのバイカー女子ではありません。

  

座り心地最悪そう
 

このように日頃からバイクに跨ってアレの特訓をしているのですね。まあ、詳しくは説明しませんけども。

  

ベッドかと思ったらバイク、BKB!

  

バイクの振動が効果的に作用
 

そしてバトルもベッドの上ではなくバイクの上で行われるというわけです。これは斬新すぎですね。

  

割とルールはテキトーです
 

双子のセックスファイターが登場したりもします。

  

ザ・ピーナッツみたいな名前
 

こんな感じで、上と下を交代しながら交互に攻撃します。蛮平一人に対し二人で襲ってくるわけですから、どう考えても不公平なわけですが、その辺はマンガですので大目に見てやってください。

  

アレはプラチンというのか・・・
 

この姉妹(ピンキーピーナッツ)ももちろん、タイガーマスクでいうとこの虎の穴みたいな養成所で厳しい訓練を受けてセックスファイターになっているわけです。みんな苦労してるんです。

  

海外からも刺客が
 

インド方面からも刺客が登場します。彼女のお名前はマンコール・スールヤだそうです。インドっぽいようなそれでいて下ネタのような絶妙な名前ですね。

  

カンボジアのアンコール・ワットとは無関係
 

このスールヤさんも、ちゃんとこのようなインドっぽい施設「マンコール・ワット」で厳しい修行を積んでセックスファイターになったのです。ていうかこの施設なんなの…これはガンジーが助走をつけて殴っていいレベル。

  

ほんとにフェミニスト団体なのか?
 

蛮平によって次々と敗れ去る刺客たちに業を煮やし、ついにフェミニスト団体が立ち上がります。その名も「ウーマンラブ党」。なんかさっきのマンコールワットと同レベルの卑猥な建物が見えますが、こちらこそがウーマンラブ党の本部。フェミニスト団体の本部が卑猥なはずがありませんので、きっと卑猥に見えるのは僕らの心が汚れているからですね。

こんな感じで実に個性豊かなファイターたちが登場し、蛮平の股間のオットセイが果敢に立ち向かっていくというマンガなのですが、出てくるのはオットセイだけではありません。蛮平のライバル達の股間のアレの擬人化にはこんなにバリエーションがあります。

  

鰻バージョン

  

ナマズとか色々?

  

深海魚みたいなのまで
 

なんか水族館みたいなことになってますね。
さらに後半では、蛮平のバトルはさらに過酷になっていき、さながらオリンピック競技のようであります。

  

アレがラケット代わりです
 

股間のアレで卓球をする「チンポン」とか…

  

オリンピック公式種目になるか!?
 

股間のアレでフェンシングをする「フェンチング」とかですね。
いくら精力剤の効果があるからって、いくらなんでもアレを酷使しすぎなんじゃないでしょうか。

  

終始こんな感じのマンガ
 

というわけで、性夜に皆さんのやる気を出していただきたい、ということで絶倫マンガ「やる気まんまん」をご紹介してみました。どうでしょうか、やる気がまんまんになってきましたか?J君にはむしろ逆効果でした。

ちなみに「やる気まんまん」はシリーズ化されておりまして、「新やる気まんまん」 「やる気まんまん 性遊記」 「新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官」 「新やる気まんまん オット!どっこい」などなど、続編、派生作品の宝庫となっておりますので、やる気が持続可能な貴方は是非とも全シリーズを制覇してみてはいかがでしょうか。それでは良いお年を!

■■■

出典・引用)
「やる気まんまん」 牛次郎/横山まさみち/ゴマブックス

Kindle Unlimitedで読めます

タイトルとURLをコピーしました