マイク水野のシベリア超特急2

無気力「シベ超2」鑑賞記

驚いた!前作に引き続き今回も行きつけのレンタルビデオ屋さんでシベリア超特急2を借りたわけなのですが、何故かあれほどどこにも置いていなかったシベリア超特急2がいとも簡単に見つかったのです。


どうやらこれは先日劇場公開で話題になったシベ超3の影響といえましょう。さらにその隣にはなぜか「シベリア超特急ダブルマーダー・バージョン」とか「シベリア超特急ハンガリー・バージョン」なる悪夢のようなタイトルのブツが置いてあった気がするんですが、あれは一体何だったのだろうか・・・? いや、たぶん疲れていたんで幻覚か何かを見たんだと思います。そう思わないとやりきれない。

というわけで、今回は待望のシベ超2レビューです。前作シベリア超特急はシベリア鉄道の列車の中で次々起こる殺人事件に巻き込まれた山下将軍(水野晴郎)が、椅子に座って考え込むだけで、金田一少年よろしく名推理で難事件を解決してしまうサスペンス映画。しかもラストは何の脈絡もなく「戦争はいかん」と唐突に戦争反対を主張しだすという、日本でも類を見ない視聴者置いてけぼり映画

そもそも「シベ超」という映画は、監督であり主演の晴郎たんのナメてるとしか思えない棒読み台詞と大根演技が、他の俳優達の熱演を全てぶち壊しにしている様子をマターリと眺めるのが紳士淑女の楽しみ方なのです。

そしてッ!J君は今宵、シベ超2を鑑賞するッ!!
なぜなら本当の紳士を目指しているからだ!

紳士を目指すJ君の図

・・・さて、相変わらず渋いジャズのテーマソングにシンプルなタイトルコールのオープニング。そして晴郎たんの芸名「マイク水野」のクレジット・・・カッコイイ。そう、オープニングがカッコイイのだ。
これなら本編の内容がアレでも諦めがつくというものです。(つきません)


信頼の「マイク水野」ブランドです

今回の舞台は満州のとある高級ホテル。鉄道爆破事件があり列車がストップ。乗客達は急遽高級ホテルに泊まることになった。皆、日本を代表するVIP達・・・その中に我らがマイク水野こと山下将軍ご一行も含まれていた・・・ そのホテル内で1人の男(長門裕之)が殺害された。果たしてその真相は?

とまあ前作と同じ晴郎たん大活躍の推理サスペンス物です。ただ、今回の最大の違いと言えば舞台が列車ではなくホテルであると言うこと。つまり「シベリア超特急」は全然関係ない

ええとこのままツッコミばかり入れていると、一生本編の紹介ができないので無理矢理先に進めます。次から次へと今回のキャスト達がホテルにチェックイン。そして晴郎たん扮する山下将軍とそのご一行がホテルに到着。

前作では主演のクセに異常にセリフが少なくしかも棒読みでしたが、今回は違うでしょう。さすがに主演映画も第2弾となれば俳優としても成長しているに違いありません。 さあ、晴郎たんの初ゼリフに耳を傾けましょう!


注目の初ゼリフ

「なーるほど そうすると、環境が殺人者を生むという・・・・ ことだなー?」(棒読み)

あいかわらず棒読みかよ!

「軍人は誰でも殺人者の素質を持っとるもんだー ヒットラーしかり、ムッソリーニしかり、スターリンしかり・・フランコしかり。ひょっとしたらこの・・・・・山下・・・・もなー。ハッハッハッハッハー。」(ダラダラと棒読み)

マイク、お前・・・ふざけてんのか?

棒読みに加えて、明らかに途中でセリフを忘れたかのような妙な間が空くのがスゲエ気になるのです。いくらサスペンスでもこんなところでハラハラドキドキさせるとは!

そして、曲者揃いのキャストの中でもひときわ熱い演技が際だつ男がいました。そう、出れば揉める(乳を)。揉めればヤレる(女優を)。日本のマイケル・ダグラスこと長門裕之その人です。酔っぱらってホテル中の人間に悪態尽きまくりの長門。そう、今回は殺される役として鬼気迫るばかりの悪役ぷり演じています。晴郎たんの大根っぷりと美しいまでのシンメトリーを描いています。


長門と言えばベッドシーン

そして、金で買い取った中国娘と夜にコトを致そうとする長門・・・・そこで、長門が殺されました。揉めもしないしヤレもしなかった長門。さぞかし無念でしょう。そんなことはどうでもいいんですが、長門が何者かに殺されストーリーが動きました。 さあ早速ホテル内で犯人探しです。


ヤレませんでした・・

山下将軍こと晴郎たんは相変わらずのっそりのそのそマイペースでホテル内を謎の単独行動。何を考えているのか全く読めません。(何も考えてないのかも)


マイペースの晴郎たん

煮え切らない山下将軍に業を煮やした山下将軍に同行していた女医師。彼女を中心として犯人探しを始めます。ホテルにいた人間を1人1人尋問・・・そしてついに容疑者を割り出したのです!


ホテルの客は曲者揃い

ここで場面転換。名探偵コナンもビックリのベタな推理シーン!
「犯人は誰なんですか?」「どなたなんですの?」
いや、カメラの撮り方的に明らかに様子が変な人がいるじゃんか!お前ら、しらじらしすぎ!


明らかに様子が変な人

「それは閣下。あなたです!」
なんと、主役であり監督でもある晴郎たんが殺人犯ですよ!予想外の展開にビックリ!(ある意味予想通り)

「あなたは一民間人を殺したのです!」  「軍人らしく今ここで自決して下さい!」
「死ね」とまで言われて考え込んでいた晴郎たんが、ようやっと重い腰(比喩ではない)を上げる・・


オイオイ、マジですか?
なんと自ら自害を決意して銃口をこめかみにあてる晴郎たん。付き人もまさかの行動にビックリ!
本当に我らが晴郎たんがやったのか・・・?


・・と思ったら銃をおろす晴郎たん

「やめたー」(棒読み)

やめちゃうのかよ!(゚Д゚;)

まわりから罵声飛びまくり。
「卑怯者!人殺しがよくもヌケヌケと!」

「まーまー、ワシの話を聞く時間ぐらいあろー」(棒読み)
お前は緊張感無さすぎだ!
そして今度は晴郎たんの名推理が始まります。

マターリ(´ー`)進行中・・・

・・中略「どうじゃ・・・なにか間違いはあるかね?」(棒読み)

「お見事な推理ね!」
ドンピシャかよ!(゚Д゚ ;)

なんと、このホテルに集まったのは偶然にも皆、山下将軍に恨みを持つ者ばかり。そこで全員グルで晴郎たんを殺人犯に仕立て上げようとしていたのです!驚愕の展開!

「そこまでお見通しなら致し方ありません、みなさん正直にお話ししましょう。」
自分の生い立ちから始めて晴郎たんを恨み、殺意を抱く理由を次から次へと告白を始めます。全員きっちりと順番に起立して・・・・
これは、もはやサスペンスではない・・・ミュージカルだ!


1人1人告白・・なんだこのムードは?

そして、さらに晴郎たんは自分を恨むのは誤解であることを一件一件丁寧に 説明していく・・殺人事件なのに雰囲気はすごくマターリ(´ー`)


ミュージカルっぽい

ここまで話してしまったらネタバレじゃねーかよ!と思う方もいらっしゃるでしょう。ところがこのシベ超シリーズはここからが真骨頂。この後衝撃的なドンデン返しが!しかもその後にもう一回ドンデン返しが!マイクよ・・いくら何でもやりすぎだ!
これは、もはやサスペンスではない・・・バラエティだ!

「夢を持てよー満州帝国なんてー幻だー戦争なんかに夢はない
夢を持てよー本物のー夢をなー。」
(棒読み)
最後は前作同様強引に反戦メッセージをバッチリ(棒読みで)決めた晴郎タン。うん、もう感極まって何も言うことがないです。


夢を持てよー

殺人事件なのにマターリ(´ー`)。サスペンスだけどバラエティ。そう、この超感覚こそがシベリア超特急2の魅力なのだ! 本当の紳士を目指すあなたに是非!

参考サイト)

シベリア超特急Q&A
シベ超速報

トーキング山下将軍