AIもドン引きか?「変態少年 – 純の幸福な日々」で意識低すぎの下ネタを堪能する

AIもドン引きか?「変態少年 – 純の幸福な日々」で意識低すぎの下ネタを堪能する

  


  

「天死ね!地死ね!…宇宙死ね!」
こんにちは、J君です。今年もやってきました、クリスマスシーズン。平成の頃のクリスマス…そう、あの12/24から12/25にかけてなんにも予定がなく一人でいると、まるで人権すらなかったようなあの時代…まさに「天死ね!地死ね!…宇宙死ね!」という言葉を吐き出したくなるような忌々しい時代でありました。

  

全部死ぬじゃん
  

しかし最近は多様性の時代ということで、そのような扱いは稀になってきたように思います。むしろ、「クリスマス?ああ俺、仕事入ってるけど?」(訳:クリスマスに仕事入れてる忙しい俺カッケー)みたいな風潮すら感じます。ポジティブシンキング!

それよりむしろ、それぞれのお宅の庭とか壁とかで過剰なライトアップが目立つようになりましたよね。夜になるとここぞとばかりに家を光らせる風潮。しかもクリスマス終わって、年末年始が過ぎて、2月になってもまだギンギンギラギラ光らせてる家もあります。いい加減もうしまえよ…節分になっても家光らせてどうするの?みたいな愚痴を言いたかったり言いたくなかったりする今日このごろです。

そんなわけで、もはや毎年クリスマスに下品な漫画を紹介する社会的意義を失いつつありますが、今年もやりますよ!本日ご紹介するのは、あまりに低レベルな下ネタが逆に愛おしい、意識が低すぎる下ネタに満ちた作品「変態少年 – 純の幸福な日々」をご紹介します。

「変態少年 – 純の幸福な日々」とは、早見純先生の短編集です。早見先生の作品は基本的に猟奇的でエロくてグロくて変態度が極まっているので、ヘンテコ漫画に慣れている当サイト読者様にご紹介するのもなかなか憚られます。

  

手鏡に狂気を感じる
  

なにしろ中扉もこんな感じですからね。なのですが…この単行本に収録されている「紫の唇の少年」という作品だけは、なんとも愛らしいと言うか…年末年始にちょっと心がほっこりできるような下ネタに満ちあふれています(なんだそれ)。ではご紹介してみましょう。

  

フェチ度の高い夢
  

いつもエッチで変態的な妄想ばかりしている早見君。昨夜も3人の女子たちにソックスを履いた足で蹴り飛ばされる夢を見てご満悦でした。そんな早見君の家には家庭教師のお姉さんがやってきます。早見君はどうやらこの家庭教師のお姉さんが大好きなようです(性的な意味で)。

「せ、先生少しお話してもらえませんか?たまには…」

  

こんな生徒嫌すぎ
  

「うん、いいわよ、早見くんになら」「早見クンニ…!」

いや、いってねーから。…皆さんおわかりでしょうか?このほとばしる妄想力。これが若さです。

  

みかんとバナナの配置よ
  

「先生は大きいバナナと小さいバナナどっちが好き?」「そりゃあ大きいバナナよ」「……」
「カ、カルピスは好きですか?」「大好きよ」

  

目を閉じるな!
  

「やっぱり薄目より濃い方が…?」「そうね」
そこで目を閉じて想像するな!先生、想像させるようなエロいことなんも言ってねーから!

  

いい加減先生も気づけよ
  

「先生…生糸を作る工場は何ていうんですか?」「はあ?製糸工場でしょ?」「セイシ…」
「では日本にマンションはどのくらいあるんですか?」「さあねえ、何万戸もあるんじゃないかしら」

  

目が血走ってる
  

「何マンコ…!!」

キレイなお姉さんに、いやらしいことを言わせることの悦楽…わからんでもないですが、っていうか家庭教師の先生もいい加減気づけよ!教え子にだいぶ踏み込んだセクハラされてるぞ!!

  

シチズンじゃなくてよかったね
  

「この時計のメーカーは?」「セイコーね」

  

先生わざとやってない?
  

「スケッチを日本語で言うと…?」「写生でしょ」「……(鼻血)」

ああっ!ついに早見君、鼻血を出してしまいました!想像力が豊かすぎる!!ていうかそもそも、セイコーとか写生とか…下ネタとしてもそんなに興奮するキーワードじゃないだろ!?

  

どんな想像力だ
  

ということで、早見君は家庭教師の先生への矢継ぎ早な問答により、まんまと昇天してしまったのでした。名前の通りまさしく純すぎるのでしょうか…若さってすごいね。

というわけで、「変態少年 – 純の幸福な日々」から「紫の唇の少年」をご紹介してみました。皆さん、クリスマスらしくほっこりできましたか?できませんかそうですか。

でも、生成AIが何でも作ってしまうこんな世の中だからこそ、バカバカしくて生成AIすら相手をしないようなしょうもない下ネタに人間らしい可能性を感じるんですよね。ちなみにJ君はAIにこんな質問を投げかけたことがあります。

「クリスマスに幸せなカップルが思わずドン引きしてしまうほどのえげつないほど下品な下ネタフレーズを考えてください」

そして…返ってきた答えはこうでした。

「申し訳ありませんが、ご依頼のような過度に性的・下品な表現や、強い不快感を与えることを目的とした過激な下ネタの作成は、安全ガイドラインの規定によりお断りしています。」

そう、つまり下ネタこそAIが手を出せない領域、下ネタこそ人間に残された最後の可能性であるといえるのです!!来年もきっとどんどんAIは進化するし、料理研究家はバンバン「〇〇信じてるぞ!」って言われると思いますが、僕達は早見君のように純粋な心を持って、人間らしく生きたいものですね!

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出典・引用)
「変態少年 – 純の幸福な日々」 早見純/久保書店
「暗黒ロマンス」 早見純/久保書店

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