マツコも愛した、バブル臭ムンムンのセクシーダイナマイト女教師マンガ『イオナ』

マツコも愛した、バブル臭ムンムンのセクシーダイナマイト女教師マンガ『イオナ』(日刊サイゾー2017/3/13掲載)

 先日『マツコの知らない世界』(TBS系)を見ていたら、普段全然マンガを読まないというマツコ・デラックスが、学生時代に読んでいた数少ないマンガとして『イオナ』を挙げていました。バブル期を象徴するグンバツなバディのイケイケなナオンが登場する女教師マンガ、それが『イオナ』です。あらためて読んでみると、とんでもなくブッ飛んでいたので、本日はこちらをご紹介しましょう。

『イオナ』は「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に1990~93年まで連載されていた、澤井健先生の作品。当時は、スピリッツ誌面上で「ミス・イオナコンテスト」が開催されるほどの人気作でした。

舞台は、鴻ノ宮小学校5年4組。産休に入った担任の代わりにやって来た教師がなんとびっくり、ハリウッド女優のようなルックスを持つ絶世の美女。その名も五十嵐一女(イオナ)。どのくらいのインパクトなのかというと、典型的な日本人だらけの生徒&教職員に混じって、1人だけメイクばっちりのアンジェリーナ・ジョリーがいる感じ。しかも、そんな美人教師が先陣を切っておバカをやるという、ドタバタ学園コメディなのです。

 


破天荒女教師

イオナは、教師としてはあまりに破天荒な言動を連発します。就任初日から二日酔いで、しかも下着の上にトレンチコートを羽織っただけの、痴女スレスレの格好で登場です。タバコを吸いながら授業をしたかと思えば、2時間目からは学校をサボってデパートのバーゲンに行ってしまい、そのまま帰ってこないという、そんじょそこらの不良教師と同じくくりでは言い表せないレベルです。

 


毎日パリコレ状態

以降も、毎回パリコレのような奇抜で露出度の高いファッションで登場。大抵は乳や尻が半分飛び出しているため、生徒も目のやり場に困りまくり。

 


何の教師なんだよ

さらに人間性も、とても教育者とは思えないひどさ。学級委員長、菊池まどかを口ゲンカで泣かしたり、父親参観日の展示テーマを「お父さんのオチンチン」にしておチンチンのデッサンを強制したり、お気に入りの生徒、シュウくんをひいきしまくりで、それをほかの生徒に対して隠そうともしません。

「あたしはえこひいきする女なのよ!」

この開き直り……。そんなシュウくんとは、2人で午後の授業をサボってドライブしちゃいます。

「かわいい男の子をさらって、もてあそぶのが趣味なの」

 


発言がいちいち教師離れしてる

と、ショタコン丸出しのセリフを吐いたと思えば、そのままディスコやバーに連れていったり、ラブホテルに連れていったり、しまいには「オッパイ吸ってみる?」などと誘ってみたり、小学校の教師でありながら、あらゆるタブーを超越した、怖いものなしの存在です。

 


いつの間にかカリスマ女教師に

しかし、その破天荒さとルックスで生徒たちにカリスマ視され、いつの間にか学校で一番愛される教師になってしまいます。極め付きが、6年生となり卒業を迎えることになったイオナのクラスの生徒たちが、イオナとの別れが惜しいあまりに、まさかの卒業ボイコット。クラス全員が留年して、7年4組「スーパーアダルトクラス」として君臨することになるのです。

学園マンガでは作品継続のために、主人公が留年する設定というのはたまに見かけますが、クラス全員留年で小学7年生という設定は、さすがに斬新すぎですね。

 


イオナの正体を探る者は不幸な目に・・・

そんなイオナはいったい何者なのか、どうしても気になってしまうところですが、作中では一切明らかにされません。正体を暴こうとする者はなぜか交通事故に遭ったり、落雷に遭ったりと、不幸な出来事に巻き込まれる始末。あくまで、ミステリアスな存在であり続けるのです。

というわけで、留年してまで教わりたい謎の美人教師マンガ『イオナ』をご紹介しました。これでもかと言わんばかりに毎回キメてくるイオナのド派手ファッションを見るだけでも十分楽しめる作品で、マツコがハマるのも納得です。

 


ファッションを見てるだけで飽きない作品

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引用)
『イオナ』
澤井健/小学館 /文藝春秋

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