娘の指切りげんまんがガチすぎる件

今週末は東海地方に所用があり、生まれて初めて新東名高速を使った。

新東名の駿河湾沼津パーキングエリアで休憩したのだけど新しいだけあってさすがにきれいでシャレオツでお土産売り場もめちゃくちゃ充実していた。

充実していたのはいいのだけど、この手のパーキングエリアやサービスエリアにはどう考えても一ミリもご当地要素がない、子供を誘惑するためだけに存在するやっかいなグッズが必ず売っている。

今回の場合、娘を釘付けにしたのは「アナと雪の女王グッズ」だ。
静岡とも沼津とももちろん駿河湾とも関係ない「アナと雪の女王グッズ」がなぜこんなに充実しているのか?百歩譲ってもし、静岡が雪国だったり、雪の女王の大好物が桜海老だったり静岡茶をすすっていたりすればまあギリギリご当地要素があるといえなくもない。

私自身はアナ雪を観ていないが、娘から伝え聞く話によると、桜海老や静岡茶や静岡おでんなどは一切出てくる映画ではないようだ。しかし一度、娘にグッズを見られてしまえばあとは買うまで泣き叫びテコでも動かない。我が娘の物欲は空よりも高くマリアナ海溝よりも深いのである。

すでに予定の時間は刻々と迫っており、早々にパーキングエリアを立ち去らなければならない。しかし、娘に泣けば何でも買ってもらえると思われるのも教育上よろしくないのは明らかだ。ではどうするか・・・アナ雪グッズを買う気はさらさらないが、とりあえずその場しのぎでこう答えることにした。

「今買ってもなくすから帰りにまたお店に寄って買ってあげるから」

親が子をたしなめるセリフの常套手段である。とりあえず結論を先延ばしにし、いずれ本人が忘れてしまうことを期待する政治的手法。この方法で私は何度も娘の追求をかわしてきた実績がある。今回も間違いなくこれで逃げきれるだろうと踏んでいた。
とりあえず一時的に納得した娘は、じゃあ指きりげんまんをしてと言ってきた。これもいつものパターンだ。

指を切ったあとに5、6時間もすればきれいサッパリ忘れてしまうのだ。

「指きりげんまん嘘ついたら針千本のーます」

しかしこの後のセリフが、今までの娘にはないガチさがあり驚愕した。

「嘘ついたらホントに針飲んでもらうからね。千本は無理だから三本ぐらいね!」

いや・・・3本だって無理なんですけど・・・。なにそのマフィアの掟みたいなの。

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