DEATH RACE 2000/デスレース2000年 (後編)

極上バイオレンス映画 デスレース2000 後編


神は死んだ!(本上まなみ結婚のニュースを聞いた時のJ君のセリフ)
こんにちは。殺って殺って殺りまくって高得点!デスレース2000レビューのお時間がやって参りました。前編はこちら


このデスレース2000ただのB級映画と思う無かれ。なんと、制作総指揮はB級映画の帝王と呼ばれたロジャー・コーマン。 信頼と実績のある彼の作った由緒正しきB級映画ですので、お子様も安心して御覧いただけます。 いよいよ恐怖と殺戮のレースが始まるわけですが、ここでルールのおさらいをしておきましょう。

■成人男子は年齢に応じて得点が異なる。
■女性は男性より10点増し。
■10代の若者はグンと大きく40点。
■12歳以下の子供は70点の高得点。
■75歳以上の老人は空前絶後の100点!

やあ、狂ってるね!(陽気なノリで)
つぎつぎと襲われる人々。ピンチ!アメリカ国民が大ピンチ!

 周りが一斉に逃げてるのに注目
工事現場で作業中のオッさん。
ああ・・・・このアングル。どう考えても最初の犠牲者です

 アホみたいに尖ってる車
そして迫り来るのはマシンガン・ジョーことスタローンの車。
刃物の飛び出た殺る気マンマンの車が善良な一般市民を襲う!

 
ギャー!

 笑顔がムカつきます
グレイト!まさに会心の一撃です!
満面の笑みで喜ぶレポーター。まさに他人事です。

しかし、さすがに国をあげてのイベントです。被害者の遺族には手厚い補償がなされるのです。
何と犠牲者第一号の未亡人には・・・
豪華な賞品が!

 未亡人もビックリ
アカプルコに2LDKのリゾートマンション!

 ムカつくババア
さらに50インチの大画面テレビもプレゼント!

・・なるほど、これなら遺族も大満足だね!

そんなノリなので、次から次へとアホな犠牲者が続出します。

 アホ闘牛士
雄牛号を操るカラミティを挑発する闘牛士が出現。
オーレ!

 ピーンチ!
あ、こけた・・・

 迫り来る雄牛号
あー・・・・(終わった)

グシャッ!(残虐映像のため検閲)

さすが幾多のB級ホラーを手がけてきたロジャー・コーマン。 残虐シーンも容赦がありません。名前もアレですが映像もアレです。

 人としてどうなんだろう・・
次のシーンは病院。車椅子に乗せられた老人達が路上へ運び出されます。
老人・・・路上・・・はっ!こ、これはもしや?

 狙い目ですね。

■75歳以上の老人は空前絶後の100点!

そう、今日は病院の安楽死デー(何それ?)
そして・・・このルートは主人公フランケン・シュタインの通り道。

 切ないシーンです
老人大ピーンチ!

 いきなり右の方へ
と思ったらフランケンの車はいきなり進路をあさっての方向へ

 医者が轢かれまくり
ギャー!
病院に避難したはずの看護婦&医者を轢きまくり。

・・・フランケン・シュタインは老人を大切にするいい人だった!(今日のトリビア)

さてさて、順調に殺戮が行われる中、アメリカンバイオレンスのもう一つの重要な要素をまだ ご紹介しておりませんでした。その重要な要素とはもちろん「巨乳エロス」

前編ではデスレースを繰り広げる5人の勇猛果敢なドライバーを紹介致しました。その中の 二人は女性なのです。ナチス女「マチルダ」猛牛女「カラミティ」です。この二人、当然犬猿の仲。 ホテルでなぜか素っ裸で罵りあいます。この映画では必然性が無くても脱ぎます。
 お約束のシーンです

また、主人公フランケンとそのナビゲーター・アニーの二人。アニーは当然、夜もナビゲーターです。

 やらないか・・?
踊らないか・・・?

 やってます(ダンスを)
なぜか素っ裸で社交ダンスをはじめるフランケンとアニー。 もちろん必然性はありません。っていうか、このおっさん何で仮面かぶってんの?

さらにはマシンガン・ジョーことスタローンがアニーにちょっかいを出したため、フランケンに
ボコボコにされるシーンなどもあります。さしものロッキーも、この映画ではただのイタ公でした。
 弱いです

さて夜の茶番はこれぐらいにして、話をレースに戻します。
実は、このレースの陰では、腐ったアメリカを復興させようとデスレースを妨害するレジスタンスが暗躍します。そして、さまざまなトラップでドライバー達を次々に陥れます。

一番悲惨なのはナチス女「マチルダ」の最期。

 すごく古典的なトラップ
レジスタンス達の仕掛けるニセの「迂回せよ」標識

 なにかのロケですか?
ニセのトンネルを作成中。そしてその先は・・・崖。

 あー行っちゃった
まんまと迂回路に騙されるマチルダ

 悲惨すぎ
あれー!

・・・ドリフかと思いました。

そんな感じでレジスタンスによって次々と殺されてしまうデスレーサー達。
最後に残ったのはやはり宿命のライバル、マシンガン・ジョーとフランケン・シュタイン。一騎打ちです。

マシンガン・ジョーは路面にオイルを撒くなど古典的手法でしっかり妨害。セコいです。

 ラストバトルにしてはセコい

しかし最後はフランケンの隣に座っていたアニーが、マシンガン・ジョーの車に手榴弾を投げ込み爆破。 今までのカーアクションは何だったんだ・・・

そして一人勝ちとなったフランケンはゴールに向かいます。
ついに・・・謎に隠された男、フランケンの真の目的が明らかに!
衝撃のラストは是非、皆様ご自身の目でお確かめ下さい。

 意外な真実が明らかに

まさに暴力と殺戮のアメリカンバイオレンス映画「デスレース2000」。いかがだったでしょうか?
今時小学生でも考えないような馬鹿っぽい設定ではありますが、迫力のカーアクションといい、やたらめったら人が殺されるわりには妙にノリが明るかったりと、J君的にはかなり楽しめた作品です。

何よりも怖ろしいのはこの映画の設定が3年前の話(2000年)だってコトではないでしょうか?
シュワちゃん、アメリカをマジたのんます・・・




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出典) 「デスレース2000」 

マグネット/クリエイティブプラザ/パイオニアLDC





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