チョロQバトル!ゼロヨンQ太

限界チョロQバトル!ゼロヨンQ太


チョロQは男のスポーツだぜ!
皆さんは「チョロQ」ご存じですか?後ろに引っ張ってパっと離すと、こ気味いい加速で走る手のひらサイズのミニカーです。J君が小学生の頃からあるおもちゃですが、そのゼンマイ動力のシンプルさからか、いまだに根強い愛好家に支えられています。


そんな、チョロQをテーマにしたマンガが存在しました。この手のおもちゃをタイアップで マンガ化しようって事を考える雑誌は当然コロコロコミックです。コロコロコミックには昔から カーホビーのジャンルが存在しており、古くは「ラジコンボーイ」を代表作とするラジコンブーム 最近でも「ダッシュ四駆郎」擁するミニ四駆ブームがあげられます。そして今回ご紹介する 「ゼロヨンQ太」はちょうどその中間期に当たります。恐るべきチョロQブームを巻きおこしたまさにカリスママンガでした。

この手のマンガの元祖「ラジコンボーイ」

余談ですが、当時どのぐらいチョロQブームが巻き起こったかと言いますと、町のおもちゃ屋で 近所の悪ガキ小学生の5人中3人がチョロQを万引き。その3人中1人が捕まって担任にぶっ飛 ばされてました。当時の彼らはまさに野に放った狼。一度狙った獲物(チョロQ)は絶対逃さない ・・・・っていうかちゃんと金払えよ!

話がだいぶそれました。そうそう、「ゼロヨンQ太」のご紹介でしたね。このマンガのテーマは 冒頭にもあげたように「チョロQは男のスポーツだ!」ということです。すなわちチョロQバトルマンガ。いかにもコロコロが考えそうな強引な企画です。

ご存じの通りチョロQはプルバックゼンマイという動力を使って後ろに引っ張って前に走らせるのが基本。つまり、一直線にしか走れないのです。その時点でバトルマンガとして致命的な制約があります。しかし「ゼロヨンQ太」ではガキんちょ相手のコロコロらしい伝統的な手法でそのジレンマを乗り越えます。その方法とは、「必殺技」「改造」です。

主人公Q太(小学生のクセにつなぎスタイル)の必殺技は「セーリングダンス」。 チョロQの背面にグニャグニャにひしゃげさせたコインを設置。そのコインの曲がり具合でチョロQ に空気抵抗をおこし、チョロQを自由自在にコントロールするというもの。

コインを曲げた後どうやって戻すのか・・・

圧巻なのは、セーリングダンスの初登場シーン。担任の机におかれたカギをゲットすべく
机の上をチョロQが走ります。様々な障害物をよけて、カギをゲット!そしてチョロQは再び
Q太の元へ・・・

無理にチョロQ使わなくてもいいじゃん

うおおー!チョロQが自力でカーブした!

あり得ない

これがQ太さまの超秘技セーリングダンスだー!

無理でーす

もどってきたぜーっ!!

注)チョロQです

できるわけねえだろ!

だいたいコインを自由自在に曲げるという芸当自体小学生には不可能です。 コインチョコならともかく。もしかしたらQ太の握力がフリッツフォンエリック並みだったのかもしれません。

当時セーリングダンスに憧れ10円玉をペンチでベコベコにした小学生が30万人はいたという・・・
(総務庁調べ)

必殺技はまだあります。クラスのチョロQレース大会で繰り出された第二の秘技「ローリングジャンプ」。一斉に走り出すチョロQ達。しかし、Q太の「マグナム号」だけはまだスタートしていませんでした。

「走らすだけがチョロQじゃねえんだァ!」

ま、まさか!

な、投げた!



走っているチョロQをつぎつぎジャンプ台に!

まさに踏み台キャラ

みたか、ローリングジャンプ~っ!

威張って言うな・・



メチャメチャ卑怯!(ただチョロQ投げただけ)

そんなチョロQの限界を超えたスポーツマンガ「ゼロヨンQ太」。
これから起こるすさまじいチョロQバトルのほんの序曲に過ぎないのでした・・・・

(たぶん続きます)




参考) チョロQ学園 チョロQマウス


出典) 「ゼロヨンQ太」 (C)池田淳一/小学館