リトルトウキョー殺人課/リトルトーキョー殺人課/リトル東京殺人課

ここがヘンだよハリウッド映画 (前編)


ヤッチマイナー!

皆さんはKILLBILL観ましたか?観てない人は観るべきですよ。日本人の義務と言ってもいいでしょう。



そのKILLBILLですが、武士道・日本刀・ヤクザ と言った要素を極端にディフォルメしたタランティーノ監督の日本観が作品に何とも言えない味を出していました。しかしあくまでもネタとして扱ったからエンターテイメントとして成り立つのであって、本気で勘違いしていた場合・・・これはもう怖ろしいほどに寒い結果となることは明白ですよね?



本日ご紹介する映画は1991年の作品「リトルトウキョー殺人課」。アメリカ人の日本に対する本気で歪んだ解釈をたっぷりと堪能できる逸品です。あまりにも日本の解釈がねじ曲がっているために日本での劇場公開を行えなかったという逸話を持つ本作品。DVDでは観ることができちゃいます。



ストーリーをご紹介しましょう。舞台はL.A.の日本人街「リトルトウキョー」。ロス市警
に配属されたケナー刑事ことドルフ・ラングレンとその相棒のブランドン・リー扮する ジョニー刑事がジャパニーズ・ヤクザの麻薬密売組織「鉄の爪」を壊滅させるという脊髄反射的アクション映画



 




ブランドン・リーはちょっと軟派なカンフー刑事役。 ドルフ・ラングレンは日本育ちで日本人以上に武士道に精通するアメリカ人という設定 (これがクセモノ)。 そして、敵となるヤクザの親分「ヨシダ」役はハリウッド日本人悪役の定番ケリー・ヒロユキ・タガワ氏。




悪役と言えばこの人



で、早速オープニングからして怪しげです。意味もなく刺青入り筋肉ムキムキ画像がユラユラ うごめくだけの映像を延々映すこと5分。

















・・・もうオープニングからして一片の迷いもなくB級ムード剥き出しです。なんとも不愉快極まりない。



この映画の画期的なところは、ドルフ・ラングレンがカタコトで日本語ゼリフをビシバシ決めてくれるところにあります。日本語だから字幕が出ません。でもカタコトなので何言ってるか分かりませんどうしたらいいんですか?(八方塞がり)


「オヤブンハダレダ?」 (訳:親分は誰だ?)



「ホーントウノコトヲイエ」 (訳:本当のことを言え!)



「タナカハドコダ?」 (訳:田中はどこだ?!)



「アタラシイケーイエイシャトハナセマスカー?」 

(訳:新しい経営者と話せますか?)



「ロサンゼルスノーケイサツカンヲフタリモコロスノハヨクナイ」

(訳:ロサンゼルスの警察官を二人も殺すのは良くない)


ドルフの日本語は一回目では絶対に聞き取れないのでかなりの大音量で最低三回は聞き直す必要があります。(最後のは5回聞き直した)


この映画を100%楽しむためには相当な日本語ヒアリング能力の高さが要求されます。



そして、映画中に挿入される魅力的な日本文化の数々が素敵すぎ。 まずはドルフ&ブランドンに捕まったヤクザの下っ端。 ロス市警で二人から尋問を受けます。



ドルフ「オヤブンハダレダ?」



するとヤクザが怪しげな構えをとり始めました

















グキッ!



いきなり自殺!



恐るべしジャパニーズヤクザの掟・・・・





コイツら異常だぜ!

・・・この映画が異常なだけです。





さらにリトルトウキョーのヤクザの本拠地となっている日本人クラブに向かうドルフ&ブランドン。
そしてその日本人クラブの名前が





「盆栽クラブ」



COOOOOL!!!!

もう超テキトウな感じのネーミングセンス。ステキ!アメリカ人ステキ!



そして盆栽クラブの中はもっとクールなことになってました





白塗りのジャパニーズギャルが相撲を取っていたり・・・





女体盛りなんて基本中の基本!







この店は皿も生だ!



おーい!ドルフにザブトン三枚持ってきて!



そしていよいよドルフ&ブランドンVSジャパニーズヤクザの抗争は佳境に突入! 「切腹」「相撲」「大衆浴場」キーワードがヤバ過ぎる衝撃映像満載の後編を待て!





後編予告

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出典) 「リトルトウキョー殺人課 “SHOWDOWN IN LITTLE TOKYO”」

ワーナーホームビデオ