ハートフル ヨーヨーバトルマンガ「燃えろスピナー」

ハートフル ヨーヨーバトルマンガ「燃えろスピナー」









ウォーク・ザ・ドッグ!(=犬の散歩)

久方ぶりの更新でこんにちは、J君です。久しぶりの更新にしてはあまりにアレな話題で恐縮なんですが、皆さんハイパーヨーヨーというものをご存知でしょうか?



ハイパーヨーヨーというのはその名の通り、ハイパーなヨーヨーでございまして、お子様を名の金のなる木に育てさせたら右に出る者はいないコロコロコミック様の立案によって1997年頃にぶち上げられた一大ヨーヨームーブメントです。


コロコロコミックはご存知のように、この手の古くからある「単なる子供の遊び」をカッチョよくリメイクし、マンガを起爆剤として一大ブームを巻き起こすのが大得意なコミック誌です。ちなみにこのハイパーヨーヨーの類義語としてスーパードッジがあげられます、が、こちらはひとことで言うと、スーパーなドッジボールです。(そのまんま)



というわけで、今回は、その一大ヨーヨーブームの黎明期に発行されたハイパーヨーヨーテクニックスというムック本に掲載された「ハイパーヨーヨーストーリー 燃えろスピナー」というマンガをご紹介しつつ、ハイパーヨーヨーの世界がいかに素晴らしいかということを皆様にご紹介してまいりましょう。



「ハイパーヨーヨーストーリー 燃えろスピナー」というマンガは、数々の企画モノマンガに関与し、「焼きたて!! ジャぱん」で一躍ビッグになった橋口たかし先生による作品。当サイトでも以前、橋口先生による雛形あきこの自伝マンガ「ヒナに胸キュン!」をご紹介させていただきましたが、もしかしたら大きなお世話だったかもしれません。



橋口先生はその後、おそらくこの「燃えろスピナー」をベースにしたと思われる「超速スピナー」というヨーヨーバトルマンガを世に送り出し、アニメ化するほどの人気を誇りました。パン職人マンガ以外にもヨーヨーマンガの巨匠でもあったのですね。



さて、ヨーヨーブームといえば、J君ぐらいの世代(30代以上)ですと、コカコーラ社タイアップのヨーヨーブームというのがありました。単なるコカコーラやファンタ、スプライトなどのコカコーラ製品のロゴが入ったヨーヨーなのですが、子供うちではなぜか大ブームになりました。怪しいのは、あちこちの公園などでヨーヨー大会が催され、赤いジャケットを着たコカコーラ認定のヨーヨー名人(なぜか外人)が出没し、犬の散歩だの大車輪だのをデモンストレーションしつつ、「ワタシ、コノ地区ノ、ヨーヨーチャンプデース」「メローイエロー大好キデース」などとカタコトに語る謎のヨーヨー名人たちを見てJ君達は、オラが町のヨーヨー名人は何故に目が青いのかと首をひねるばかりでした。



そんなオールドファッションドなヨーヨートークは置いておくとしまして、そもそもハイパーヨーヨーは今までのヨーヨーと何が違うのか?もちろん、ヨーヨーのテクニックが現代向けに大幅に進化しています。1つ1つの技もえらく派手でカッコイイのです。



なんかわからんが凄そう



ストリングプレイ・スパイダーベイビー!!

・・・言葉の意味はよくわからんが、とにかくスゴい自信です。



しかし、なによりもJ君が驚いたのは、ヨーヨー用語がいちいちカッコよく横文字になっていることです。なにしろ



ヨーヨーをやる人 ⇒ スピナー 



ですよ。なんですかそのモテそうな横文字は・・・。「世界ランキング第1位のスピナー」とかかなりカッコいい響きですね。明らかにモテそうです。個人的には・・・



大食いの人 ⇒ フードファイター



と同じぐらいカッコいいと思いました。



俺たちスピナー





その他にも、ヨーヨーで繰り出す技のことを「トリック」とかいうんですね。どんだけマルッとお見通しなんだという話です。ヨーヨーの伝統的基本技「犬の散歩」に至っては、「ウォーク・ザ・ドッグ」ですからね。J君が子供の頃はもう明らかに間違いなく「犬の散歩」と呼んでましたよ。まんま英語にしただけなんですがなんかカッコいい。たぶん「ザ」とか入ってるせいに違いない。



というわけで、肝心のストーリーなのですが、ハイパーヨーヨーに目覚めた一人の熱血少年を、ヨーヨーの日本チャンピオン中村名人(ファミコンでいう高橋名人に相当)が表に陰に登場し、少年の成長を温かく見守っていくという、ハートフルヨーヨーバトルマンガです。やはり見どころは中村名人が如何にスバラシイかということに尽きます。









学校で流行るハイパーヨーヨーブームに疑問を持ちつつ下校する中、不良中学生達にぶつかったことが元で絡まれてしまう主人公。



カッコよく登場する中村名人



そこにヨーヨーを武器にカッチョよく助けに入る中村名人





ヌンチャク風ヨーヨー



スケバン刑事を超えるヨーヨーさばきで不良を撃退する名人。スケバン刑事というよりむしろブルース・リーを意識しているっぽいセンスが若干痛いですが、これをきっかけに主人公はヨーヨーの魅力に取り憑かれていきます。



それにしても特筆すべきは、ヨーヨーは護身用の武器になるというところでしょう。昨今はサバイバルナイフを持っているだけで大物マンガ家ですらお縄になってしまうという世知辛い世の中です。ヨーヨーなら玩具ですから、護身用として持っていても何の問題もありませんね。もし指摘を受けてもマークばりに



「なんで?危なくないよ?」

「もちろん合法だよ」



などといった言い逃れも可能ですね。(できません)





そこまでやらんでも



また、やはりこの業界、スピナー同士の妬みやっかみも日常茶飯事。ライバルは潰せとばかりにヨーヨーを破壊しようとする卑劣な行為をする輩まで・・・。(やりすぎ)






名人のファインプレー



しかし、中村名人のファインプレーによって一人の少年の過ちは回避されたのでした。





爽やかすぎます・・・



そして、左手が痛むそぶりを微塵も見せず笑顔でパフォーマンスする中村名人。まさにスピナー界の聖人君子。爽やかすぎます。





少年達のバトルは続く・・・



そういった過程を経て、少年たちはハイパーヨーヨーのスペシャリストへ成長していくのでした。そのスペシャリストになった少年スピナーたちの驚愕のパフォーマンスはこちらでご確認いただけます。すごいことになってんな、ハイパーヨーヨー・・・。








というわけで、素晴らしきハイパーヨーヨーの世界を垣間見て頂いたわけですがいかがだったでしょうか?コロコロ様の手にかかればそのうちけん玉とかもブームになりそうですね・・・と思ったら既にやってましたか。おみそれしました。



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出典) 「ハイパーヨーヨーテクニックス」

参考) Amazon →