ビッグ錠先生のホテル経営マンガ ごくらく王 後編

愛の貧乏脱出ラブホ経営マンガ「ごくらく王」 後編





ラブホテル業界仁義なき戦い!

こんにちは、J君です。ニッポンの全ての絶倫ボーイ達にお送りする、異色のラブホテル経営マンガ「ごくらく王」後編のお時間がやってまいりました。前編はこちら



前編では「沼津はラブホテルの激戦地。沼津を制するものはラブホテルを制する」ということを書きましたところ、沼津はラブホテル激戦区というよりイルカが食える町だ!とか、桜海老より干物が有名とか、いやいや、イルカだったら銚子でも食えるとか、あらぬ方向に議論が発展してしまいました。あらかじめ申し上げておきますが、J君は別にこのテキストを通して「漁港の明日」について語りたいわけではございませんので、そこのところご理解をお願い申し上げます。


さて、そんななごり雪トーク(イルカだけに)はおいておきましてビッグ錠先生渾身のビジネスマンガ「ごくらく王」の続きです。



一介の自動車セールスマンからラブホテル経営者に転身した夢見竜太。経営をまかされた潰れる寸前のラブホテルを「夫婦げんかの部屋」という奇抜なアイデアを導入し、連日満員の人気ホテルに復活させる手腕を発揮。そして竜太が次に目指したのはラブホテルの激戦地、沼津でした。



 
いくら何でも人気すぎ!



竜太は沼津のラブホテルのリサーチをしている時に偶然、どうやら幽霊が出るラブホテルがあるらしいとの情報をゲット。そこで竜太は、行きずりの男にラブホテルに連れ込まれたあげく、寝てるスキに金を盗まれてトンズラされ路頭に迷っていた女・純子と意気投合します。竜太は純子とカップルとなり、幽霊の出るという噂のラブホテルに行くのでした。そしてそのラブホは文字通り・・・



 
いかにも出そう



かなり雰囲気のあるラブホテルでした。相当にオンボロです。しかもオーナーは・・・



 

いつ化ける側になってもおかしくない感じの婆さんでした。

相当に嫌なラブホテルですね。というかこれが民宿でも絶対嫌です。早速噂を確かめるために泊まってみる竜太。ビジネスは何事も経験ですからね。しかし、いくらオンボロとはいえ、所詮ただのラブホテル。本当に幽霊なんか出るんでしょうか?



 ホントに出た!



本当に出ました。



 トリックでした



ところが竜太はこれをスライドを使ったトリックだと見破ります。実は大手ラブホテルグループであるアイアイグループがこの婆さんのホテルを立ち退かせるためにしくんだ嫌がらせだったのです。うん、普通に犯罪行為ですね。まさにラブホテル仁義なき戦いです。



アイアイグループの卑怯なやり方に怒った竜太は、このオンボロホテルの再建の手助けを決意、しかし改装する資金はほとんど無いため、大規模なイメージチェンジは無理。そこで竜太が考えた一発逆転のアイデアはなんと・・・!



 
パワーアップしてるし・・・



お化け屋敷ラブホテルでした。・・・うわ!そのまんますぎてビックリした。一応気になる人のためにシステムをお教えしておきましょう。



 忌中・・・



まず、エントランスからして幽霊がお出迎えです。ご丁寧にひとだまがついてますが、これはもちろん本物ではなく、油を燃やした火をピアノ線で吊してあります



消防法は大丈夫か?



・・・って周りに引火しそうで危ないんですけど。



 
井戸が無駄にあります



お部屋の方は、このように完全に番長皿屋敷風に仕上がっており、BGMはもちろん鐘の音やお経限定です。そしてルームサービスを頼むとこのように・・・



 
部屋に入ってくるなよ・・・



お化けが持ってきてくれます。ものすごいうざったい演出ですね。そんなわけで、恐怖がいつしか愛に変わり、二人の夜は一層激しいモノに・・・なるのでしょうか?ビッグ錠先生の考えることは正直よく分かりません。



またしても竜太の奇想天外なアイデアでホテルお化け屋敷は大成功(えー?)。遂にテレビで紹介されるようになります。



 山●カントク?



やっぱり、風俗レポーターといえばこの方ですよね!

そんな感じで次々とラブホテルを成功させ、事業家として注目されはじめた夢見竜太。しかし、ラブホテル王を目指そうとするライバルは他にもいました。レストランチェーンを成功させ、ラブホテル業界に進出してきた猪狩団吉という男が竜太に闘いを挑んできたのです。



猪狩団吉はレストラン、竜太はホテルお化け屋敷を、負けたら相手に渡さなければならないというとんでもなくギャンブリングなルールで直接対決することになりました。その名も・・・



 お前はなんなんだ



「ごくらく勝負」

対決のルールはお色気女優の五月マリとベッドインして、どちらが早く五月マリを「ごくらく」にイかせられるかという要するに平たく言ってセックス対決です。さすがビッグ錠先生、大味な展開に歯止めがかかりません



お互いの物件をかけた絶対に負けられない「ごくらく勝負」。しかし相手の猪狩団吉は絶倫を自称する相当なスキモノです。生半可な相手ではありません。そこで、ホテルお化け屋敷のオーナーの婆さんが竜太に修行を提案。名付けて



 急にしゃしゃり出てくる婆さん



「八卦の行じゃ」

なんだそれ。・・・八卦の行とは、1日8人、6日で48人の女とエッチをすると、女性を歓ばせる究極のテクニックが身につくという荒行。1日8人て、わんぱくにもほどがあります。なんて女性蔑視な修行なんだと思いきや、さにあらず。



 いらんフォロー



「八という時は末広がりで縁起がよい。相手した女も幸福になれるといわれておる。」

末広がりとか、すごくどうでもいいフォローです。



というわけでごくらく勝負に向けて、とっかえひっかえヤリまくりの八卦の行が開始されます。話がどんどんビジネスマンガから逸れて行ってますね



 
八卦の行の図



そして、途中で八卦の行が彼女にバレてEDになるなど、いくつもの危機を乗り越え、ごくらく勝負に勝利した竜太は猪狩団吉のレストラン「活魚レストラン」を手に入れます。



 
活魚レストランです



活魚レストランを手に入れた竜太。しかし竜太の夢はあくまでラブホテル王になること、レストラン経営には興味がありません。そこで竜太はこのレストランをなんとラブホテルに改装してしまうことを決意。その名も・・・



 活魚ラブホです



「活魚レストランホテル ごくらく城」

相変わらすそのまんまですね。・・・一応気になる人のためにシステムをお教えしておきましょう。まず、部屋は番号ではなく、日本全国の港の名前になっています。



 
部屋は港の名前



ちなみに「函館の間」の場合は、



 
演歌の世界ですね



こんな感じです。えらく渋いですね。しかし活魚ラブホテルの最大の特徴はこれです。



 
魚がこっち見てます



部屋に置かれた回遊水槽に、マグロが、カツオが、サンマが泳ぎまくり!

水槽のマグロやカツオ達に見つめられながらするエッチ・・・最高にロマンチックですね!!



しかも、活魚レストランでもあるわけですから、活魚料理が食べたくなったら水槽から好きな魚を選んでフロントに連絡すれば、さっきまで泳いでいたお魚さん達が刺身となって出てくるという一粒で二度楽しめる仕組みになっています。いわゆる遊べる食べれる方式というやつです。



 
お魚を鑑賞したり食べたりできます



この活魚ラブホテルがまたまたまたまた大ヒット!(ホントかよ・・・狂ってる)

夢見竜太は沼津を征し、次なる目標は関西進出にむけて突っ走るのでした。



・・・その他にもこの「ごくらく王」、ラブホテルマンガと銘打つだけあって、巻中には「成り上がり竜太のLOVE HOTEL百科」なるコラムが挿入されており、「焦れば延長地獄、宿泊は時間帯注意!」などのわりと大きなお世話なアドバイスが載っていたり、巻末にはオススメラブホテルリストの電話番号と住所がズラッと掲載されており、微妙に参考になったりならなかったりする情報が満載です。こんなコミックスはかつて見たことがありません。



 
巻末のラブホリスト



というわけで、「ビジネス太閤記 ごくらく王」を紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか?ビジネスのヒントが詰め込まれた経営のバイブルとして、ヒルズ族をはじめとした起業家の皆さまには是非ともお勧めしたい書籍でございます。活魚ホテル・・・やってみたら案外当たるかもしれませんよ?(1%ぐらいの確率で)



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参考)  Amazon →  ごくらく王   レビュー → 

      ラブホマンガ 「ラブホってる?」

出典)  「ビジネス太閤記 ごくらく王」 ビッグ錠/徳間書店

◆WEBで「ごくらく王」を立読み ⇒ ebookjapan / 楽天DL