ハヌマーン ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 後編

伝説のタイ版ウルトラマン 後編




地球の皆さんこんばんは!

J君です。いや、自分も地球人ですけども。死んだ魚のような目をしてるので、たまにグレイタイプと呼ばれることもありますが大きなお世話です。今日は当サイトにお越し下さった皆様だけに特別に、ウルトラマンの故郷M78星雲の映像をお見せいたしましょう。あの憧れのM78星雲を見られるなんて・・・皆さん、なんてラッキーなんでしょうね。



 M78星雲・・・?



はい、今見たものはすべて忘れて下さい。

えっM78星雲?何のことだか分かりませんね。きっとディズニーランドのアトラクションでも見たんじゃないんですか?イッツ・ア・スモールワ・・・すみません。あまりのM78星雲のショボさに動揺が隠し切れませんでした



タイ版ウルトラマン「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」前編に、皆さんからの予想以上の反響をいただき驚いております。ウルトラマンの歴史の中では表舞台に上がることのない、いわば黒歴史であるはずの本作品を覚えている方がこれだけいらっしゃるということは、映画を観た人に確実に恐怖体験として、トラウマとして脳裏に刻み込まれているということに他なりません。その全貌が今回のテキストで明らかになるでしょう。おそるべし白い悪魔・・・ではありませんでした。みんなのヒーロー「ハヌマーン」劇場の後編がはじまります。

 悪魔ではありません



前編ではハヌマーンが猛暑と水不足に苦しむタイの人々を救うため、太陽を直接説得し、太陽にちょっと地球から遠ざかってもらうという前代未聞、鈴木ムネオ先生とその秘書ムルアカもびっくりな交渉テクニックを披露していただきました。ちょっと生態系への影響が懸念されますけど、それはそれ、これはこれ。



しかしながら、人間の世界にも科学というものがあります。時を同じくして、タイのロケット基地では博士が薬品をつんだロケットを飛ばして上空で爆発させ、人工的に雨を降らせるという人類にとって非常に意義のある実験を行っていました。

 立派な基地です



しかし、この基地にいるメンツはなぜか異様に濃いメンツぞろいです。まず博士の助手。事実上本作品のヒロインですが、なぜかプリンセステンコーのようなカッコをしています。

 勝負服

なぜロケットを発射するのに勝負服を着る必要があるんでしょうか?その他、隊員が二人、ウルトラマンタロウの宇宙科学警備隊「ZAT」の制服を着ており、いくばくかのウルトラマンらしさを感じさせますが、着ているのはいかんせん現地の人です。

 完全に現地の人です



・・・もちろん研究所内はM78星雲ばりのハイテク機器が満載です。ハイテク機器ではなく何かのオブジェかも知れませんけど。

 オブジェ?





そして人工雨に挑戦すべく、プリンセステンコー(もどき)がロケットを発射!その時悲劇はおきました。

 



ロケットの発射は失敗。次々と他のロケットも連鎖爆発を起こし、基地は大惨事に!その爆発のドサクサで地下から次々と怪獣が現れます。もちろん因果関係は全く不明です。あちこち爆発してますし、なんとなく怪獣が登場しても良さそうな雰囲気だったのでしょう 。

地下から出てきます





5匹の怪獣が現れて、スクリーンを所狭しと大暴れ!タイ国民大ピンチです!いくらムエタイが最強の格闘技でもさすがにこれは無理というものです。そこで、登場するのがタイの防衛軍の戦闘機。怪獣の登場からわずか数分で登場というすばらしいクイックレスポンスです。この辺の手際のよさはウルトラシリーズのお約束ですよね。

 お約束の怪光線

 お約束の撃沈

そして当然のように怪獣の怪光線でバンバン打ち落とされる戦闘機。このスペランカー並の頼りなさもウルトラシリーズのお約束です。



さあ、タイを救えるのはやはり我らがヒーロー、ハヌマーンしかいません!さっそうと登場するハヌマーン!

 





飛び方はあいかわらずアレですけど。

 変な飛び方です・・



ま、タイの文化ではアリなんでしょう。



なぜかデフォルトでフォークみたいな武器を持っているハヌマーン。素手でのバトルが身上のウルトラファミリーの風上にもおけません。

 標準で武器を装備



そして大暴れのハヌマーン。怪獣を持ち上げたり振り回したり。ハッスルハッスルです

 



しかし、気が付くと形勢逆転。リンチ状態に。さすがに1対5では無理がありました。猪木VS国際軍団よりも悲惨な状況です。

 羽交い締めに・・



ゴモラの怪光線で凍り漬けにされてしまうハヌマーン。ああ、ついに負けてしまうのか・・・とそこへ!

 



空から何か飛んでくる!あれはなんだ?鳥か?飛行機か?いや単なるソフトビニール人形だ・・・ではなくウルトラ6兄弟です!

 限りなくソフビ人形っぽい



ピンチになったら登場がヒーローのお約束とはいえ、1対5の状況を6人もいてずっと見ていただけなのですから結構ひどい仕打ちです。ウルトラ兄弟流のいじめでしょうか?



ともあれ、ウルトラ6兄弟を加えて人数的に優位に立ったハヌマーン。途端に元気になります。どうやら弱いものに強いのはヒーローでも一緒のようです。ハヌマーンが右手に持ったフォークのようなエモノからビームを出して怪獣に反撃開始。

 



さらに、エモノがピカッと光ると・・・・アイスラッガーよりも鋭い光線が飛び出ます。そして、怪獣の腕や首をメッタ切り。そんなにすごい攻撃があるなら、なぜはじめからやらないんだろう・・・

 

 斬れすぎ



さらにウルトラ6兄弟の+ハヌマーンのサディスティックな攻撃は続きます。怪獣にヘッドロックをかけるハヌマーン・・・・あれ、なんか怪獣の皮膚がズレてきてないか?



 やりすぎ



うわー!怪獣の頭が骨だけに!怪獣って・・・・ヅラだったんですか?



 

もう、骨だけになって今にも泣きそうな怪獣。見ていて痛々しいほどに悲惨です。



 

まだコイツらなんかやってます。とにかく、2対1での攻撃が基本です。



 ひどすぎ



うわ!また骨が



 

最後の仕上げはハヌマーンの卑怯ビーム!



 

はい、完全に骨になりました。どういう光線だ?



徹底的に叩きのめされた怪獣軍団。残る一匹は最強の怪獣ゴモラ。しかし・・・7対1はさすがに無理というもの。地獄のウルトラリンチがゴモラを襲う!ゴモラ大ピンチ!

 いつの間に剣に・・・

いつの間にか手に持ったエモノが剣にかわっているハヌマーン。どうやらハヌマーンの武器はフォークではなく十徳ナイフだったようです。



 いじめです



7人で囲んでゴモラをメッタ打ちの図。怖ろしい光景です。放送禁止になったしりとり侍の方がまだマシです。



 こんなゴモラ見たくない・・・

地面にはいつくばって必死で逃げるゴモラ・・・



 

しかし、そうは問屋が卸しません。



 最悪です

さあ!そこに物騒な武器を持った白い悪魔がやってきた!



 エンドレスで・・・

再びゴモラにエンドレスの地獄が・・・あまりにかわいそうなゴモラ。もう、涙で前が見えません。ウルトラ6兄弟達はカラータイマーの存在もすっかり忘れ、ゴモラいじめに精を出します。みんなとても生き生きしています。全体的にウルトラ兄弟はS傾向にあるようですね。

 

そして、ついにハヌマーンの剣が光った!そしてなんかとんでもなくご都合主義っぽいビームを発射!



 

ゴモラ真っ二つ!

さんざんいたぶっておいて最期はこんなアッサリですか・・・・。



 うれしそう・・・

見事勝利を飾ったウルトラ6兄弟とハヌマーン。勝利の宴です。実に楽しそうですね。もう何も言うことはありません。ハヌマーンはタイの危機を救ったのです。ありがとう勇者ハヌマーン。ウルトラ兄弟最強のサディストハヌマーン。僕らはきっと君の勇姿を忘れることはないだろう(トラウマになって)。





・・・・ところで水不足問題はどうなったんでしょうか?







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出典)「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」 (C)円谷プロ/松竹富士