ブルース・リー。J君が今更申し上げるまでもなく、ジャッキー・チェンやサモ・ハン・キンポー、 チャウ・シンチーなど香港映画スター達に多大な影響を与え、その影響力は日本やハリウッド にも及ぶカンフー映画の唯一神です。
数々のブルース・リー リスペクト映画が存在する中、全く画期的なアプローチで作られた
ブルース・リー リスペクト映画が存在します。その名も「クローン人間ブルース・リー 怒りのスリードラゴン」。 タイトルだけ聞いていると、リスペクトと言うより冒涜じゃないか?と怒り出すファンの方も いらっしゃるでしょう。ええと、特にフォローはしません。
そんなわけで、本日ご紹介する映画「クローン人間ブルース・リー」ですが、怒りのスリードラゴンの名が示す通り、三人のブルース・リーのそっくりさんが大暴れするお話しです。
なにしろ、当代きってのそっくりさんが大集合する映画なわけで、俳優達の意気込みもハンパじゃなく、どいつもこいつもブルース・リーに魂を売っちゃったような芸名の人ばかり。
ドラゴン・リー (Dragon Lee)
まあこれは許せるとして・・
ブルース・リ (Bruce Le)
Leeでなく「Le」かよ!
ブルース・ライ (Bruce Lai)
「Lai」・・もう何がなんだか
つーか「ブルース・リ」って!(ふざけすぎ)
そんな感じで、物まね依存度100%な芸名を持つ彼らには本当に心からの賛辞を贈りたい。 「倉本麻衣や深田涼子の方がまだセンスあるぞ」と。
さてストーリーですが、国家機密組織「SBI」のエージェントが世界に巣くう悪党どもを暗殺するためにルーカス博士にブルース・リーのクローンを作ることを依頼します。
依頼された博士はどこからか採取したブルース・リーの遺伝子を使って3体のクローン人間を作ることに成功します。そして、クローン達は悪党を暗殺するために送り込まれる・・・
そんなストーリーです。
博士がやたらめったらランプの光る怪しげなマシーンのこれまた怪しげなツマミを 回すたびに次々と生み出されるブルース・リー クローン達・・・
やたらインチキ臭いクローン装置
ブルース・リー1号!
微妙・・・
イエス!
ブルース・リー2号!
弱そう・・・
イエス!
ブルース・リー3号!
え、誰?
イエス!
・・・・うん。ここでツッコみたいコトは山ほどあるよ。
でもね、でもね、あえて一言で言わせてもらうならば、
コイツらちっとも似てやしねえ!(怒)
いやいやいやいや、そんなことはないハズです。彼らだって数多くのそっくりさんオーディションをくぐり抜けてきた強者どもです。絶対にどこか似ているところがあるはずです。
例えば1号は、マッチョで動きが鈍いけど、右斜め45度の角度限定で激似だし、カンフーの技術もなかなか高度です。
この角度が大事!
2号は、顔は全然似てないが体格が一番ブルース・リーに近いし、なんと言っても アチョーとかホァァッ!とかの声がクリソツ。
声だけ似てる
3号は・・・えーとサングラスをかけると似ていないこともない・・・。
サングラス必須
いずれにしろ、一番似てるのは名前だったと言うオチでした。
そんなわけで彼らの暗殺者となるべくカンフー特訓が始まります。
「ロッキー」のテーマに乗せて、ブルース・リー1号特訓スタート!
ちゃらーらー♪ちゃらーらー♪
ってなんでBGMがロッキーのテーマなんだよ!そんなテキトーでいいのか?
さあそして、最後はクローン達がそろって実践特訓だ。稽古をつけるのはなんと、
香港映画の大物悪役スター、ヤン・スエ先生です。カンフー映画好きなら一度は 見たことがあるんじゃないでしょうか?
相変わらずの悪役面にマッチョボディなヤン・スエ先生。ハッキリ言って3人のクローン達の10倍ぐらい強そうなんですけど・・・。ギャラも3人より高そうだし・・。
そんなわけで、クローン達が1人ずつ先生に闘いを挑むんですが、クローン達の動きがやたらめったら鈍いのが気になります。例えて言うなら本家ブルース・リーがシャア専用ザクでクローン達は量産型ザクと言った趣。(1/3のスピード)
遅い、遅いよ!
そして特訓終了。ヤン・スエ先生が満面の笑顔で3人に。
「フフフ・・・・グーーーーッド!!」
グーッド!(えー!?)
何がグッドなのか観ている方はさっぱり分からなかったのですがついに クローン達が野に放たれる時が来たのです。
そして抱腹絶倒のミッション遂行編は次回で紹介!
参考)クローン人間ブルース・リー(Google検索)