【実写版】韓流ドラゴンボールですが何か質問ある?
ハリウッドはもうダメだ!
こんにちはJ君です。本日はそんな「さよならさよならハリウッド」な発言から入らせていただきます。先日「ハリウッド映画化して欲しいマンガ作品」の投票結果でドラゴンボールが見事第一位を飾ったわけですが、現状は残念ながら2002年のハリウッド版ドラゴンボール製作開始のニュース以来、ウンともスンとも続報が聞こえてこないという状態。
ではアジアはどうなのかといえば、以前当サイトでご紹介したとおり、台湾ではすでにドラゴンボール実写版が製作されています(たぶん無許可)。つまり実写版に関して言えばアジアの方がハリウッドより10年は先行しているといえましょう。もうハリウッドに期待してはいけないのです。なにしろアジアにはすでに第二の実写版ドラゴンボールが存在しているのですから!
というわけで舞台は韓国に移るわけです。以前当サイトで韓流ガンダムや韓流北斗の拳をご紹介してきたわけですが、当然ながら「韓流ドラゴンボール」だって存在するわけですよ。何でもある国・・・それが韓国。お前ら韓流なめんなよという話なのです。
胡散臭い・・・
早速この謎の「韓流ドラゴンボール」をご紹介していくわけですが、韓流北斗の拳でもそうだったように、どうやら韓国実写版モノは原作のストーリーを忠実に再現するのですが、キャラの再現度がどうにもインディーズくさいという傾向にあるようです。
本作品ではいわゆるDBの初期。悟空がブルマと出会いドラゴンボール探しの旅に出て、最初の神龍を出現させるところまでを忠実に再現しています。その辺は途中から亀仙人と宇宙人のサイキックバトルになってしまう台湾版とは大きく違うところといえましょう。
今回はストーリーが極めて原作に忠実であるということで、登場キャラの方を中心にご紹介してまいります。まず主人公の孫悟空。地球のみんなから元気を分けてもらうことでおなじみのアイツです。それが、こんな感じですよ。
よく見ると鼻も変
そうきたか!
ポマードかなにかで髪ベッタベタです。なるほどあのハネた髪型を低予算で再現するにはこの手がありましたか!(ねーよ)
ちなみにこの独自の髪型固定技術は、後ほど紹介する某人気キャラでも使われています。で、その他に悟空のマストアイテムといえばご存知、如意棒と筋斗雲がありますよね。本作品では如意棒は残念ながら短いままで長さが伸びません。
仕込み銃のような棒
そのかわりといってはなんですが、棒の先から銃弾のようなものが飛び出します。スパイが持ってる仕込み銃みたいですね。
公害レベル
また、筋斗雲の方はこのように煙の出かたがハンパじゃありません。環境問題になりそうで軽くヤバイです。
さて次に旅のパートナー、ブルマですがこんな感じです。
大人のオンナです
うーん微妙。原作の設定より年齢が若干高いような気がします。たしか16歳の女の子の設定のはずなのですが、このブルマは雰囲気的に不倫の一つや二つはしてそうです。まあ「韓流北斗の拳」のユリアの面構えに比べたら全然マトモですけど。
ゲーム●ォッチ?
ドラゴンレーダーの方はこのように今はやりのNINTENDO DSライト風・・・トレンドの先取りですね。むしろゲームウォッチに近いと言うのは禁句です。
続きまして亀仙人ですが、まず亀仙人のお目付け役的存在のウミガメ。
これは似てる
うん、なかなか似てます。この様子なら亀仙人も期待できますね。どれどれ。
130R天老師
あれ、ホンコン兄やんが出てるんだけど何故?・・・って、違います。亀仙人です。スゲー似てねー!しかもスケベっぽい雰囲気はむしろパワーアップ気味です。
ところで亀仙人といえば、かめはめ波の元祖ですよね。原作に忠実ですから、かめはめ波を撃つシーンももちろん有ります。
上と全然違います
ちょっ、おいおい・・・。
・・・真ん中のコマだけ明らかに別人ですね。
次行きましょう。ブタ面の小悪党ウーロンです。台湾版ではうまいこと小デブ俳優をキャスティングしていましたけど韓国版ではどうなってるんでしょうか。
想定外の被り物
そうきたか!・・・って、それは反則じゃないのか?さすが、手を抜くところはしっかり抜いてきます。韓流ドラゴンボール、油断なりません。
妙にスリム
ちなみにこのウーロン、普通の人が被り物を被ってるだけですので体のバランスが明らかにおかしいです。
さて、そろそろ「彼」の出番です。そうドラゴンボールのキャラクターの中でも最もヘタレなあの人気キャラ。
ヘタレ王参上!
ヤムチャ。
・・・もちろん髪はポマードでベッタベタでした。しかもなんかちょっとフケ顔ですね。肩に乗っている相棒プーアルはどこかのUFOキャッチャーで取って来たんでしょうか?しかし悲しいかな、本作品ではこのプーアルが一番再現度が高いです。
やんちゃです
タバコをくわえる悪(ワル)なプーアル。
・・・ってこんなの原作にありましたっけ?
話をナチュラボーンヘタレのヤムチャに戻しますが、ヤムチャといえば狼牙風風拳という必殺技があります。この実写版でも悟空との対戦で狼牙風風拳が飛び出します。「みせてやるぞっ!狼牙風風拳!!」
たよりない構え
ネコっぽい
半泣きです
弱くさっ!なにこれ。
・・・こんな弱そうな攻撃はミッキー・ロークの猫パンチ以来かもしれません。そんな感じで、しっかりヤムチャのヘタレっぷりも再現されている韓流ドラゴンボール。油断なりません。
だいぶ主要なキャラは出尽くしましたが、その他にも微妙な再現度の脇役キャラを紹介しておきますね。たとえば・・・
これが俺の芸風だ!
牛魔王が、どう見てもダチョウ倶楽部の上島竜兵だったり。
あまりに幼い
牛魔王の娘で後に悟空の奥さんになるチチは、完全に幼女だったりします。そして、ドラゴンボールを狙う宿敵ピラフ様はこんな感じです。
アブなさ抜群
うーんリアルすぎて若干キモいですが、かなりイイ線行ってますね!
左の奴は何?
なんか手下に宇宙刑事みたいなのが紛れてる気もするけど気のせいだと思います。
格闘王ピラフ
ただ原作とちょっと違うのはこのピラフ様もかめはめ波みたいなのを撃ってくるところです。実写版のピラフ様は武闘派らしいです。
そして、ついにドラゴンボールが7つ揃い、神龍(シェンロン)が登場します!!上空に巨大なドラゴンが・・・
何故かワイヤーフレーム
・・・って、なにこの線画!?最後の最後ですごい手抜き!
韓国のみんな、神龍にもうちょっと愛情を分けてくれ!
というわけで、謎の韓流ドラゴンボールをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?全然期待しないで観たのですが低予算ながらなかなか頑張ってるような気もします。なにしろ日本の有名芸人も多数出演してましたし(嘘)、工夫次第でハリウッドを越えられるということですね。
ところで、よく考えてみたら今までご紹介してきた一連の韓流作品、別に日本に流れてきてないので「韓流」でもなんでもないってことに今気付きました。この場を借りてお詫び申し上げます。
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関連テキスト) 台湾実写版ドラゴンボール 韓国実写版北斗の拳
参考) レビュー → ■ 裏ドラゴンボールマニア
ガンダマンファイト(主人公が同一人物?)
参考リンク) 実写版いろいろ