コミック版引田天功~プリンセス・テンコー伝説

イリュージョン人生

世界一のエンターテイナーと言えば・・・・?そう、言うまでもなく月を歩く40代マイケル・ジャクソンのことです。しかし、日本人でもマイケルに勝るとも劣らない世界的エンターテイナーが存在することはご存じでしょうか?
もうお分かりですね。2代目引田天功ことプリンセステンコーその人です。


もちろんプリンセステンコーはそんじょそこらのエンターテイナーとは訳が違います。なんと その職種名を人呼んでイリュージョニストと言います。ピアニスト、ヴァイオリニスト・・・そしてイリュージョニストですよ!関係ないですかそうですか。

しかも世界三大イリュージョニストの1人なのですからハンパじゃありません。ちなみにJ君は残りの世界三大イリュージョニストが誰なのか知らないのですが、トランプマンやマギー司郎ではなさそうな雰囲気です。ましてやユリ・ゲラーである可能性は皆無

そして、テンコー人形発売に始まり、某ハリウッドスターとの熱愛宣言や、ミッキーマウス人形盗難事件など、 スキャンダラスな話題も大物の証。これぞまさに自作自演イリュージョン!

しかし世界のテンコーと言えど、一夜にして有名になったわけではありません。そんな彼女の謎の半生を 綴った自伝的マンガが存在します。それが本日ご紹介する「コミック版引田天功」です。

このマンガその正式名称を「コミック版魔術のプリンセス引田天功~誕生から世界への挑戦」となってるのですが、いかんせんどうにも長すぎるので「コミック版引田天功」とあえて表記させていただきます。個人的にはもっと省略して「コミ天」ぐらいでもいいと思ってるのですが、さすがに「イカ天」みたいなので踏みとどまりました。

すっかり話がそれましたが、このマンガの真骨頂はプリンセステンコーの少女時代、マジシャンとしての 修業時代を中心にキャンディー・キャンディも真っ青の悲劇のヒロインテイストで綴られているストーリーにあります。

天功、決死の大脱出

子供の頃は体が弱いといじめられ、学生時代はにはその美貌と才能を疎まれていじめられ、 マジシャン時代は初代引田天功にいじめられ、2代目引田天功時代は他のベテランマジシャンにいじめられ・・・・とにかく涙無しでは語れない少女マンガの王道を行くようなストーリーに仕上がっています。

特に、本番前にマジック用の鳩が全部殺されていたり、バッグにネコの生首が入っていたりと信じがたいいじめのエピソードを見るにつけマジシャンの世界はいじめもイリュージョン級だなあと思わずにはいられません。


マジシャンの世界はいじめもイリュージョン級

その他、大脱出マジック中に殺されかけるなど、幾多の苦難を味わったプリンセステンコーですが 持ち前の越後魂で乗り切ったというのですから驚きです。

越後魂で乗り切れ!

しかしなんと言っても彼女に襲った最大の悲劇は、彼女の寿命は18歳までであると言うこと。小学3年生だった当時のプリンセステンコーは、ある日医者に頭蓋骨のレントゲン写真を 見せられて、『頭蓋骨が破裂』してるので18歳までに死ぬと宣告されます。


小学3年生にして死の宣告を受ける

小学3年生にいきなり死の宣告をするブラックジャックによろしく級に冷徹な医師もかなりビックリですが、なによりもすごいのは18歳になってレントゲンをとりなおしたら頭蓋骨破裂がサクッと治っていたという衝撃の事実です。そう、彼女の人生自体がイリュージョンだったのです。

サクッと完治

そんな世界的スーパースターの秘密が相当赤裸々に分かってしまうこの「コミック版引田天功」。 定価は1000円ですが、ブック●フでは100円で売られていました。価格がなんと1/10。 これもイリュージョンなのか・・・


魅惑のイリュージョンプライス

参考)引田天功のスーパーイリュージョン

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