ラ・ムー伝説 ~菊池桃子(ラムー)~

清純派アイドルの触れられたくない過去

「だしが多いの、追いがつお♪」なんて元気に追いがつおつゆのCMをやっている菊池桃子さん。こんなかわいらしい奥さんいいですよね?J君ひそかに最近のお気に入りです。




菊池桃子さんは、映画「パンツの穴」でデビューして以来、 どんなに接写で写してもなぜかソフトフォーカスがかかるような超清純派のトップアイドルとして君臨。後の西村知美や佐野量子といったあっちの世界に行っちゃってる系アイドルのフォロワー達を生みました。



現在は結婚して五月みどりとの嫁姑問題に苦しむ 一児の母。 結婚してもなお、愛らしい笑顔がとても好感度高いです。



そんなわけで、今回ご紹介するのは80年代を代表する伝説のロックバンド「ラ・ムー」です。ヴォーカリストはもちろん腹式呼吸全盛の時代に逆らうかのように独自のウィスパーヴォイスでささやいて歌う菊池桃子嬢。 清純派のトップアイドルが突如ロック界に殴り込みをかけたことは当時、芸能界に相当な衝撃を与えたと思われます。




「ラ・ムー」の音楽性は、今の宇多田・倉木・MISIAに代表される R&B全盛期を見据えたかのようなブラック色の強いもの。まさに時代の数歩先を行っており、バックに黒人ヴォーカリストの厚いコーラスが入るあたりがまさに「ロック」としてのアイデンティティでした。






デビュー曲「愛は心の仕事です」

の歌詞はこんな感じです。










 生きる事の 人は天才よ

 恋した時気づくの

 愛がいちばん!いつでも・・・・


 Bang Bang Bang

 
何をおいても Ichi-Bang-Bang

 青春のね 取り柄っていえば


 人を好きになること

 
I-My-Me-Mine,My Boy

 



えーと、かなりロック色が強いって言うか・・・


とりあえず脱アイドルの試みは成功している気がします。











 生きる事の 人は天才よ

 恋した時気づくの


 



初っぱなからかなり高度な倒置法を使って、従来の桃子ファンを置き去りにしてくれてるのですが

とくに

 










 Bang Bang Bang

 
何をおいても Ichi-Bang-Bang

 



のあたりは何かが吹っ切れたような感があります。

なにせ「イチバンバン」ですからね。お前はハルク・ホーガンか?







そしてバックには黒人女性ヴォーカルの分厚いコーラス。


桃子嬢の甘いウィスパーヴォイスと相まってヌーベルバーグのごとく織りなす世界観は正直、純日本人であるJ君には到底理解しがたいものがあります。ホントにごめんなさい。








セカンドシングル「少年は天使を殺す」

は、ウィスパーヴォイスが心なしかパワフルさを増し、曲とのマッチングがよくなります。ラ・ムー作品中随一の名曲に仕上がってます。




バックコーラスはさらに厚く、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」 を思わせるゴージャスさが魅力的です。
が、歌詞は相変わらず壊れっぱなし

 










 少年達は天使を殺す

 天使たちはスリルで瞳濡らす


 
お疲れ・・・お疲れ

 



歌い出しからお疲れモードなのはバンドの方向性に迷いがあるからなのか・・とにかく日本語でありながらアメリカのドラッグカルチャーバンドのような歌詞の難解さ。


 










 少年達は夜明けに天使を逃がす

 よかったよね・・・さよならされてあなた


 





冒頭で、天使は殺されたはずなんですが、なぜか今度は逃がして ます。ほんとによかったよね・・・J君、心からそう思います。


 

 



サードシングル「TOKYO野蛮人」

やはりこの曲も注目すべきは歌詞世界でしょう。 ラ・ムー作品中最もブチ壊れた歌詞が魅力のこの曲は、もうポップスとかロックとかそんな枠組みを越えてます。
さすがに心配になってきました。

   










 おやすみでも おはようでも

 
どうでもいいネ

 エチケットで キスした子に


 ナナメな気持ち


 



いきなりラ○オンの歯磨き粉にケンカを売るような 出だしの歌詞ですが、正直ホントになげやりです。 「どうでもいいネ」ってのは本音かもしれません。  

 










 さびしさが光るキバになる

 
足首もキュッキュッ

 くびれてキュッキュッ


 おしゃれな野蛮人

 愛し方しか 知らないね


 





とにかく、はやくシラフに戻ってほしい、足首の締まり具合なんかどうでもいいです。おしゃれな野蛮人いるわけねーよ! 「愛し方しか 知らないね」って同意を求められても素直に
応じられないJ君です。ホントにごめんなさい。





ラストシングル「青山Killer物語」

殺す→野蛮人→Killer と何かのコンセプトがあるかのごとく猟奇的なタイトルが続きますが、3作品の関連性は全くなし



これがラ・ムー名義では事実上の最後の曲で、歌詞はアイドル時代に戻ったかのように意外とマトモです。曲もせつない メロディラインでなかなかの名曲。なぜかラ・ムーの象徴であった黒人コーラスは皆無です。バンド内部の人間関係になにかあったのでしょうか・・・今となっては知る由もありません


 

 

人は誰でも忘れたい過去があるもの、タレントといえどそれは 同じでしょう。飯島愛がAV嬢時代を忘れたいように。小沢健二がフリッパーズギター時代をプロフィールから抹消したように。
そして、きっと菊池桃子にとってのラ・ムーも抹消したい過去なのかも知れません。