とどろけ!一番 7

シリーズ連載: 伝説の受験マンガ とどろけ!一番 part7


こんにちは。人生とは死ぬまで勉強である。昔のエライ人はそう言っていました。でも、勉強しすぎも度を超すと死期をを早めてしまうという事実を知っておくべきですよね。一番、お前のことだ!

今日紹介する話はなんと、一番にニセモノがいた話です。しかも、ニセモノの方がちょっとずつ一番を上回っています。まあ、長いこと漫画を連載していると、必ず一度は出てくるありがちなストーリー展開ですね。

大日本進学塾の9月の模擬テストの順位発表の日、何と第一位に轟一番の名が二つ載っています。同点一位です。これは一体どういうことなのでしょうか?問いただす一番達に塾長は冷静に答えます。

「要するに、同姓同名の一番が二人いる・・それだけの事じゃ。」

いや・・こんな変な名前のヤツはそうそういねえだろ。

 何が起こったのか・・

そこに突如現れる一番とうりふたつの男。その名も「轟一番」。持っている鉛筆は四菱ハイユニを上回る堅さを持つ五菱ハイユニ。必殺技も答案二枚返しを上回る答案三枚返しを使いこなします。どうやらかなりのやり手のようです。そして、真の轟一番の名を賭け次回のテストで二人は対決するのです。(相変わらず受験から主旨がそれてるな・・)

 ポップコーン正一・正二並みの展開

ところが、試験前日、一番(本物)のガールフレンド明日香ちゃんが車にはねられてしまい瀕死の重体に。一番(本物)は付きっきりの看病で勉強どころではありません。翌朝、一番(本物)の祈りの甲斐あって明日香ちゃんは元気を取り戻します。

「早く試験に行って・・・私はもう大丈夫。」 泣かせるじゃないですか。

試験はとっくに始まっています。試験会場に猛ダッシュする一番(本物)

しかし、天候はスゴイ嵐。なんと試験会場飛び込んできた看板が窓ガラスを割り、試験は雨天中止状態へ。事実上(予定通り)、嵐の中で二人の一番の一騎打ち対決となりました。

二人の対決の最中、雷がどんどん近くなってきます。

塾長「いかーん!この勝負すぐ止めるんじゃ!」

そうです、四菱ハイユニや五菱ハイユニに含まれる特殊強化鋼が雷を呼び寄せているというのです。(アホか。)

ビビって逃げだすニセ一番。しかし本物の一番は、明日香ちゃんとの約束に命を張っています。一人で試験続行。風で、答案が飛ばないように鉛筆で答案を黒板に打ち付け、停電の中で雷の稲妻の一瞬の光を利用して答案を解答する秘技「サンダーフラッシュハンド」で激勝。

 黒板に答案を打ち付けて・・・

自然界をも味方に付ける一番の恐るべき底力、今回も魅せられました。いかんせん受験には全く役に立ちませんが

最後に、ニセ一番の正体は、いとこの轟二番だったというオチが付いてめでたしめでたし。轟二番、とんだ一杯食わせ者でした。

本日のレシピ
ライバル: 轟二番 (技:答案三枚返し トリプルゴッドハンド)
ルール:  嵐の中での試験
一番の必殺技: 四菱ハイユニダブルスマッシュ サンダーフラッシュハンド

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引用)「とどろけ!一番」 のむらしんぼ/小学館

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