こんにちは、久々に釣りバカ大将のお時間です。前回のストーリーでは、釣りは釣りでも釣りキチ三平の様なストイック路線ではなく、ロボットからメガネっ娘まで釣れる物は何でも釣っていこうという、オールラウンド釣りマンガとしての方向性を打ち出し始めたことがご理解頂けたと思います。このマンガで皆さんも紳士のスポーツであるところのフィッシングの神髄を味わうといいと思います。味わえませんかそうですか。
早くも大将は世界最強の釣り師と対戦することになりました。その名もフィッシング男爵(バロン)。バロンて・・・今日びあまり使いません恥ずかしくて。例えばテキストサイトのカリスマ的存在の人をテキスト男爵(バロン)と言うでしょうか?そんなん言われたら即閉鎖ですな。
世界大会優勝者であるフィッシング男爵(バロン)は日本のローカル大会である釣りンピック(このネーミングもどうかと思うが)優勝者・準優勝者である大将と竿次郎を拉致同然で自分の豪邸に呼びつけます。ワケも分からずお呼ばれする大将達に向かってフィッシング男爵(バロン)は、
「釣りンピック優勝者の顔が見たかっただけなのだよ。顔が見れれば用はない。もう帰っていい。」
とメチャメチャ偉そうな態度です。
当然、大将もコロコロコミックの人気マンガの主人公であるわけですからこの手の挑発には即ブチ切れです。
大将 「フィッシング男爵。おいらと勝負しろ!」
しかしフィッシング男爵、対決に一つ条件を付けてきました。まず、男爵の妹に勝つことができたら対戦してやるというのです。ここで登場するのが、今後レギュラーメンバーとして永井豪スピリットお色気部門を担う姫子さんが登場します。
姫子さん。まあお約束で |
女性だからと言って侮る無かれ、彼女もなんと世界大会5位の実力者。強敵には違いありません。が、長くなるので詳細は省略。結局のところ大将が勝利します。とにかくお色気担当です。
そして、ついにフィッシング男爵との対決。なぜか舞台はネッシーで有名なネス湖へ移動。大金持ちはいちいちやることが豪快です。
ネス湖での勝負はマスの数釣り。2時間の間にどちらが多く釣れるかというルールで勝負です。
そしてフィッシング男爵(バロン)、早速世界チャンプの格の違いを見せつける大技を繰り出します。名付けて「ダブルマント胡蝶の舞い」マントにあおられた風圧と水圧で耐えられず水面に飛び出してきた魚を一気に捕らえる神ワザ。つーか、百聞は一見に如かず。まずは見ろ!そして驚け!
胡蝶の舞・・ |
マントであおって・・・・
もはや曲芸ですな・・ |
一気に釣る・・・ て、釣ってねえ!
なんつーか、もう、こんなに釣れたら、漁師は必要ありません。釣れすぎ。いろんな意味で世界一のこの神ワザを見て圧倒される大将と竿次郎。
大将 「勝てない・・あの技にくらべたらおいらの秘釣りなんてまるで子供だましだ。」
・・・まあ、そう言う次元の問題でもないと思いますが。
しかし負けるのが死ぬほど嫌いな大将。野生のヒラメキで大勝負に出ます。なんと乗っていたヨットの帆の先端に飛び移りヨットごと大回転。見る見る水面に大ウズが!
大変なことになってます |
そして必殺!
目が光りまくり |
激釣り大ウズ飛魚返し!
例によって必殺技の応酬で極めて大味な展開です。
起死回生の大技で一気にフッシング男爵に追いつく大将。そして時間いっぱい。最後の一匹を釣った方が勝ちだ!
何と、最後は突如現れたネッシーの頭を利用して魚を釣り上げる大将。見事逆転勝利に成功!うわぁ、展開も大味ならオチも大味!
そこまでしないと釣れんか?魚。
大味なオチ |
そんなわけで、釣りバカ大将、こんなに早い段階で世界チャンプに勝ってしまって後の展開を考えているんでしょうか・・・?まあ考えてないんでしょうね。