じゃまおくん(jkun)

打ち切りマンガ

『アカテン教師 梨本小鉄』ジャンプ黄金期の異色作! 破天荒教師が博打で解決

ジャンプ黄金期の異色作! 破天荒教師が博打で解決『アカテン教師 梨本小鉄』(2018/07/23日刊サイゾー掲載)義務教育を受けていたころから、かれこれ30年近くたった今、あらためて思うのですが、教師って個性の塊でしたよね。サラリーマン生活を送っていると良くも悪くも「普通」の範疇で収まる人たちが多い中、結構変人の教師が多かったなあと思うのです。生徒が宿題を忘れると「窓から飛び降りて死ね!」が口癖だ...
漫画

「愛人の作り方、学べます!」不倫とポジティブに向き合うマンガ 『フリンジマン』

「愛人の作り方、学べます!」不倫とポジティブに向き合うマンガ 『フリンジマン』(日刊サイゾー2016/4/8掲載)皆様、こんにちは。「センテンススプリング」や「ゲス不倫」といったワードが流行ったのも今は昔。あの人気タレントも、あの政治家も、あの師匠も、あのイケメン俳優も、あのお笑い芸人も・・・みんな不倫、不倫、不倫だらけの昨今です。「あれ!?  日本って、一夫多妻制だったっけ?」と、勘違いするレベ...
漫画

『女帝』女だったら女帝を目指せ! 究極の成り上がりホステスマンガ

女だったら女帝を目指せ! 究極の成り上がりホステスマンガ『女帝』(日刊サイゾー2016/8/11掲載)「日刊サイゾー」の読者の皆さん、こんにちは。皆さんは「成り上がりマンガ」は好きですか? 成り下がってばかりの潜水艦のような人生を送っている僕にとって、「成り上がりマンガ」は最高のカタルシスです。このジャンルは、男性が主人公の作品が多数を占めています。スポーツマンガ、任侠マンガ、格闘マンガ、ビジネス...
漫画

『Bバージン』究極のチャラ男マンガは、なぜ非モテのバイブルだったのか?

究極のチャラ男マンガ『Bバージン』は、なぜ非モテのバイブルだったのか?(日刊サイゾー2015/5/20掲載)ジュリアナ東京、ワンレン、ボディコン、ヤンエグ、アッシー君、オヤジギャル等々……今はすでに死語になってしまったバブル時代を象徴するキーワードの数々、今の日本では想像できないほどに、あらゆる事象がアホみたいに盛り上がっていた時代でした。そんなバブル時代の影響を色濃く受けた、『Bバージン』という...
漫画

『テレクラの秘密』元祖“出会い系”のいかがわしき世界……伝説のスケベマンガ

元祖“出会い系”のいかがわしき世界……伝説のスケベマンガ『テレクラの秘密』(日刊サイゾー2015/10/22掲載)みなさんは「テレクラ」って、知ってますか? いまやすっかり死語同然になってしまいましたが、1980年代から1990年代にかけて、テレフォンクラブ略して「テレクラ」というお店が繁華街にはたくさんありました。今聞いても、いかがわしくあやしい、なんともいえない響きがたまりません。「テレクラ」...
漫画

『男の星座』格闘マンガ以上にバイオレンス! 豪胆すぎる梶原一騎の人生劇場

格闘マンガ以上にバイオレンス! 豪胆すぎる梶原一騎の人生劇場『男の星座』(2016/8/23日刊サイゾー掲載)マンガの世界では、マンガ家自身の半生をテーマにした「マンガ家マンガ」というジャンルがあります。その中で、最高峰かつバイブル的な存在といえば、藤子不二雄A先生による『まんが道』でしょう。この作品を読んで、マンガ家を志した方も多いのではないかと思います。ところで、皆さんは梶原一騎という人物をご...
少女漫画

『お父さんは心配症』『こいつら100%伝説』『ルナティック雑技団』 禁断の“変態少女マンガ” 岡田あーみん3部作のススメ

雑記

サイゾーコラムのリメイク掲載

約6年間続いた日刊サイゾーのコラムが、2020年6月を持ってめでたく(?)打ち切りとなるため、サイゾー様の許可を得て、サイゾー掲載のコラムを「完全版」にリメイクして本ブログに掲載することにしました。リメイクの終わったレビューはこちらのページで順次更新していきます。あらためて読んでみると意外と読み応えあって面白じゃないですかー!やだー!!(自画自賛)。2015/2/12 『タイムトラベラー愛』201...
サイゾーコラム

『パリピ孔明』三国志最強の軍師、現代に転生して音楽プロデューサーに!?

 三国志最強の軍師といえば、諸葛孔明ですね。代表的な三国志マンガである横山光輝『三国志』では、孔明の考えた作戦はほぼ100%成功、敵に壊滅的な被害を負わせる上、誰々がいつ頃死ぬ、みたいな予言までできてしまうので、敵味方含め、みんな孔明の存在に戦々恐々としています。三国志を知らない方も「孔明の罠」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。また、後になって以前からお見通しだったかのように解説したり、...
サイゾーコラム

担当編集者とのLINEログもそのまま公開! 『おたみのお頼み』に新しいギャグ漫画の可能性を見た!!

 今回ご紹介する『おたみのお頼み』は、Twitterで話題の、おたみ先生による新しいスタイルのギャグマンガ。何が新しいかというと、編集者とおたみ先生のLINEの打ち合わせログがマンガとセットで公開されているというところです。ツッコミどころ満載の事前打ち合わせから始まり、それを受けておたみ先生の渾身の作品を公開するも、編集者がLINEで辛辣なダメ出しをするという一連の流れ。2人のLINEのやりとりが...
サイゾーコラム

かもめんたる・岩崎う大が描く、狂気の下ネタファンタジー『マイデリケートゾーン』

狂った世界観のマンガというのはこれまでにも数多く見てきたという自負がありますが、今回ご紹介する『マイデリケートゾーン』は、ここ最近ではちょっと類を見ないほどに狂気を感じる作品です。「キングオブコント2013」で優勝した、かもめんたる・岩崎う大さんの短編集なのですが、まるで、己の脳裏によぎってしまったとびっきりド変態な妄想をマンガでそのまま具現化してしまったような世界観で、まさしくマイデリケートゾー...
少女漫画

「危ない!生徒会長」AKIRAっぽさ0%!大友克洋先生の幻の少女マンガ

AKIRAっぽさ0%!大友克洋先生の幻の少女マンガ「危ない!生徒会長」を鑑賞するアキラ0%な少女マンガ!大友克洋先生といえば、代表作「AKIRA」や「童夢」を始めとしたサイバーパンクなSF作品で国内外の多くの漫画家・アニメーター、そしてアーティスト達に多大な影響を与えた大先生であることは、今更自分が語るまでもないことなのですが、もしかしたらそんな偉大なる大御所先生の黒歴史に触れることになるのかもし...
サイゾーコラム

アブノーマルなあえぎ声に戦慄! 変態版トイ・ストーリー『ぬいぐるみのきもち』

 突然ですが、「イエス・ノー枕」って知ってますか? 新婚カップルなんかが夜の営みについて「今日はOK」「今日はNG」を直接口に出さずに枕でサインを送ることができるという、かの長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)などで出てくる便利アイテムです。今回ご紹介する『ぬいぐるみのきもち』は、そんなイエス・ノー枕代わりに使われるふびんなぬいぐるみたちの悲痛な叫びを描いた作品。イエス・ノー枕代わり...
サイゾーコラム

向上心はゼロでいい! 哀愁の中年コピーバンド漫画『バンドしようぜ』

 その昔、宝島社から「バンドやろうぜ」(1988-2004)という音楽雑誌が出ていたのをご存じでしょうか? タイトルが示す通り、バンドマンのための音楽誌という感じで、楽器の通販広告やバンドスコアそして「メン募」がめちゃくちゃ充実していました。当時勢いがあったX(現・X- JAPAN)やBUCK-TICK、ザ・ブルーハーツ、ジュン・スカイ・ウォーカーズなどが音楽シーンを引っ張り、89年には伝説のバン...
サイゾーコラム

美少女の中身はオッサン!? YouTubeのディープな世界「バ美肉」マンガ2選

 令和になってもYouTuberの勢いは止まりませんね! うちには10歳の娘と6歳の息子がいるのですが、2人ともYouTubeが大好きです。ヒカキンはもちろんのこと、ゲーム実況もよく見ているようで、子どもたちの間で新しいゲーム用語が次から次へと飛び交います。さらに、キズナアイに代表されるバーチャルユーチューバーいわゆる、VTuberも登場してきて、僕らおじさん世代は変化の速さについていけないのです...
サイゾーコラム

現在進行形ドラッグ漫画『マトリズム』で学ぶ、ヤク中の最新事情

 みなさん、あけましておめでとうございます。昨年は芸能界の薬物汚染の深刻さを象徴するような大物の逮捕が相次ぎましたね。大物ミュージシャンP、元ジャニーズのT、元うたのおにいさんS、5度目の逮捕となったコメディアンT、そして今年の大河ドラマに出演予定だった大物女優Sまでもが逮捕されたのは記憶に新しいところ。今年も、芸能界を騒然とさせるような逮捕劇はあるのでしょうか?さて、今回ご紹介するのは、麻薬取締...
漫画

令和元年のクリスマスは全裸で身も心も暖まる?「まいるど7 ストリーキング・クイーンの巻」

令和元年のクリスマスは全裸で身も心も暖まる?「まいるど7 ストリーキング・クイーンの巻」全裸になって走る、実にシンプル。令和元年のクリスマスがついにやってきましたね。クリスマスが終わり年末年始になれば・・・いよいよ激動の令和元年が完全終了です。ところで、昭和から平成、平成から令和になっていく中で、進化したり、そのまま引き継がれていく文化もあれば、引き継がれない文化も出てくるでしょう。そして、令和に...
サイゾーコラム

祝・結婚!! 壇蜜と結婚した清野とおるの幼少期を描く『バカ男子』がヤバすぎた!

『東京都北区赤羽』(双葉社)の清野とおる先生が、壇蜜さんと結婚という衝撃の発表から1カ月がたちました。あらためて、おめでとうございます! こんな有名人に拙著『このマンガ 恐るべし・・・!!』(彩図社)の表紙イラストを描いてもらっていたとは、なんて僕はラッキーなんだ!(遠回しに宣伝)ところで決して便乗ではなく、まったくの偶然なんですけど、今回ご紹介するのは清野先生の『スーパーハイパー!増補 バカ男子...
サイゾーコラム

『岡崎に捧ぐ』著者の戦慄する日常エッセイマンガ『きょうも厄日です』

「厄日じゃねーか!」と思えるような悲惨な体験も、マンガのネタにできると思えばオイシイ――もしかしたらエッセイマンガをなりわいとする人々は、そういうポジティブな発想で日々を過ごしているのかもしれません。今回ご紹介する山本さほ先生の『きょうも厄日です』というエッセイマンガは、まさしくそんなメンタリティを感じさせてくれる作品です。山本先生といえば、代表作に幼なじみの岡崎さんをネタにしまくったエッセイマン...
サイゾーコラム

これが令和の凄腕スナイパー!? 「ゆるふわ系殺し屋マンガ」2選

『ゴルゴ13』『シティーハンター』『クライング フリーマン』『殺し屋1(イチ)』『ザ・ファブル』などなど……昭和、平成時代に生まれた殺し屋マンガは数多くあります。とりわけ『シティーハンター』はシリアス一辺倒だけでなく、コミカルな要素も取り込み、殺し屋マンガ業界に新しい風を吹き込みました。時代とともに新しい要素を加え、進化してきた殺し屋マンガですが、令和時代の殺し屋マンガのトレンドは、ちょっと今まで...