さぼったリング問題

「さぼったリング」この言葉を考えた人は天才じゃないかと思う。誰が考えたの?小林製薬の人?

この「さぼったリング」確かに秀逸なキーワードではあるが、個人的には大変迷惑している。

私が任されている数少ない家事の一つにトイレ掃除がある。残念ながら、毎週土日程度しかできていないが、もしトイレに「さぼったリング」ができてしまっていると烈火のごとく怒られる。妻に。

お前は数少ない家事の一つもこなせないのか、この無能者め!と言外にそのようなニュアンスを含んだような数々の言葉でののしられることになる。

弁解するが、決してサボったわけではない。トイレ掃除をしてから次回のトイレ掃除までの間に勝手にできやがるのだ「サボったリング」が。あ奴は、できるときは掃除後一時間後にでもできてしまう。要はその時々の環境によって激しく左右されるのである。しかし、トイレ掃除の世界は結果がすべてであり、できてしまえば言い訳することはできない。

思えば「サボったリング」というネーミングが悪いのだ。「リングができる=サボった」が直結するネーミング。これが「お掃除お知らせサイン」ぐらいのネーミングであれば、こんなに苦労はしていない。

ところでトイレ掃除フリークの皆さんにはご存知のことと思うが、最近トイレにスタンプするやつが出てますよね。あれをペタンとしておくとリングが発生する確率が激減するという、非常にありがたい代物だが、いかんせんコストが高い。掃除のたびに毎回ペタンペタンしていると年間でトイレに捺印するためだけに数万円かかることになってしまう。おいそれとは手が出せないセレブ向けアイテムだ。

かくなる上は、掃除する頻度をあげるしかなく、それができないのであればリングが発生しないのを神に祈るしかない。・・・とまあ、そんな愚痴をいいたくなるのをぐっとこらえながら今日も便器という丸いリングに立つのである。(トイレ掃除の日なので)

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