「マッチョテイスト」 時代はマッチョ!!男勝りな女のマッチョ名言が炸裂する、とにかくマッチョなマンガ

時代はマッチョ!!男勝りな女のマッチョ名言が炸裂する、とにかくマッチョなマンガ「マッチョテイスト」

 
マッチョだったら友達(ダチッコ)さ!!
こんにちは腹筋ローラーで結果を出せない男、J君です。皆さん「マッチョ」って言葉、知ってますよね?古くはプロレスラー藤波辰爾が小学生のような歌唱力で歌う名曲「マッチョ・ドラゴン」に始まり、「細マッチョ」「ゴリマッチョ」みたいに筋肉質な意味で使われていますが、元々は「男らしい」「男性的な」という意味を持つスペイン語なんです。

今回ご紹介するのは、マッチョが「男らしい」の意味で使われているマンガ「マッチョテイスト」です。自称マッチョ女子が意味不明な「マッチョ名言」を連発して読者を魅了するという、令和の時代には絶対出てこない世界観のマンガです。本作を紹介することで現在安易に使われている「マッチョ」という言葉の本質を問うてみたいと思っております。冒頭からすでに何を言っているか意味不明ですが、頭で考えるのではなく感じてほしい・・・そんな作品です。

「マッチョテイスト」は作:小池一夫先生、画:中村真理子先生による作品です。そもそもタイトルからしてよくわからん。マッチョはともかくテイストって言われても・・・って感じですよね?しかし心配ご無用!こんな事もあろうかと、単行本の表紙のタイトルに解説がございます。

 
Google翻訳か

 
「MACHO-TASTE 男らしい感覚」
・・・そのまんまですね。別に翻訳ソフトで変換したわけじゃありませんよ!これが公式見解ってことです。ちなみに、その横にあるバイクを立ち乗りでウィリーさせてるマークがあります。どうもこれを作品のシンボルマークにしたいみたいなのですが・・・その経緯は後ほどご説明します。

 
ある意味デザイナーズ

 
舞台は、独身女性だけが住まうアパート「洗濯船」。文字通り船の形の外観をしているアパートで、住人も一刻荘並みにクセが強そうな人ばかり。そこで事件が起こります。

 
分かりやすいクズ男登場

 
洗濯船の住人の一人、通称「モグ」が悪い男二人に輪姦されショックをうけていると、さらに追い打ちをかけるように、その男達がその写真のネガが欲しければ100万円払えと恐喝してきました。まさに女の敵、分かりやすいくらい最低のクズ野郎ですね。

 
雰囲気がすでにタダ者じゃない

 
しかしそこに、一人の女が待ち構えていました・・・そして

 
謎のヒーロー現る

 
モグを恐喝したモブ野郎二人組をアッという間にブチのめし、この決めゼリフです。

 
マッチョガールでした

 
「私はマッチョさ、女のくさったみてぇなてめえらなんかより、ずーっと男らしい女、マッチョガールさッ!!」
そう、ワイルドな軍帽とライダースファッションでキメたこの謎の女こそ、本作の主人公、室戸灯(むろとあかり)です。灯はこの洗濯船の1号室の住人兼、大家として引っ越してきたのでした。

 
マッチョといえばバイク(?)

 
その夜、いつまでもショックから立ち直れないモグを、灯が強引にバイクに乗せて連れ出します。そして・・・「忘れちまえーッ!嫌なことはッ!!うじうじしててもはじまらないよッ」

 
荒療治すぎる・・・

 
「忘れちまえーッ!」
二人乗りバイクで大ジャンプをキメます。確かにこっちのほうが怖すぎていろいろ忘れそうですよね・・・。そして、皆さんお気づきでしょうか?このシーンが例のトレードマークです。懐かしのE.T.ぽさもありますね。

こんな感じで、行動もセリフ回しもいちいちマッチョな女、室戸灯と洗濯船の面々によるとにかくマッチョなストーリーが展開されていくわけですが、2話目以降も普通に読者がついていけないノリが続きます。

 
やたらトップレス推し

 
マッチョガールの朝は早い。。何故かトップレスで筋トレをキメまくるマッチョガール、この無駄なエロ劇画要素はさすが小池一夫先生ですね。

 
マッチョの押し売り

 
「どう、みんなもやらない」「これからはマッチョよォ!!」
思わずポカーンとする住人たち。アパートの大家に「これからはマッチョ」って言われてもね・・・そりゃポカーンとしますわ。しかし、今こそマッチョの灯には衝撃の過去があったのです。

 
いや別人だろ・・・

 
なんと!元々は、ぽっちゃり系OLだったんです。失恋を機に筋トレを始めたら、スタイルと人格が180度変わってしまったのです。筋トレ恐るべしですね。こんな破天荒なマッチョガール・灯に、はじめは戸惑いつつも、次第に心酔していく住人達。ついに・・・

 
どうしてもトップレス

 
みんな揃ってマッチョなトレーニングを開始ッ!しかもやっぱり全員トップレス!!
そんな美意識の高いマッチョガールの名言の数々はこちらです。

 
コスパは良さそう

 
「マッチョの化粧はサンバーンオイルを塗って焼くだけ!!即ち黒い素顔。」
黒い素顔とか、言ってる意味が全然わからないですが・・・マッチョはすっぴんで十分美しいってことが言いたいのかもしれません。

 
グラサン怖え・・・

 
「虚栄心を捨てるのさッ!!他人に見せるとかみられるとか思っちゃァダメなんだッ!」

 
なにが、だからこそなんだ・・・

 
「だからこそマッチョなんだよッ!」
だからこそマッチョのくだりがよく分かりませんが・・・マッチョになってもモテようと思うなことですね!では、せっかくマッチョになったそのパワーをどこに生かせばいいのかというと・・・

 
昭和の感じがすごい

 
こういうレディースみたいな悪い輩をですね・・・

 
ほぼ通り魔

 
ビンタでバシーンとかましてから・・・

 
別に悪いことしてないのに・・・

 
ボッコボコにするっていうね・・・ちなみにレディースたちは別に何も悪い事してません。いきなりケンカを売られてボコられるレディース達・・・女マッチョ軍団のほうがどう考えてもタチが悪いです。

 
突然登場するカミソリ

 
「マッチョはいつでも唇に剃刀をくわえた女で・・・心は男なのさッ!!」
レディースを退治した後に繰り出した名ゼリフがこれ。一見カッコいいこと言ってる風で、よく考えると全然意味が分かりませんね。マッチョの心が男なのは分かったけど、剃刀は一体何の関係があるの・・・?

 
昭和のオシャレ感

 
こういういかにも気取ったスケコマシに対してもマッチョガールは厳しいです。

 
露出狂じゃん

 
とりあえずお得意のトップレスで相手をビビらせてからの・・・

 
スケコマシは死あるのみ

 
バシーンとビンタをカマしてやります。ここでマッチョ名言が炸裂!!

 
性別も超えた概念

 
「私は女じゃァないんだよッ!!マッチョなんだッ!!」
どうも、男とか女とかいう概念を超えたところにマッチョはあるみたいですね。そして、スケコマシに騙された可哀想な女子達にも決めゼリフで一喝!

 
なんで泣いてんだ・・・

 
「マッチョだったら友達(ダチッコ)さ!!」
思わず感動で泣き出す女子軍団・・・泣く要素あるのか、これ。

 
マッチョを誇示するな!

 
それにしても、なぜかやたらとマッチョになっても目立ったりするのを嫌うのがマッチョガール・灯の信念のようです。今時の魅せるボディビルダーの皆さんとは一線を画す考え方ですね。それでいて・・・

 
どういう心境だ

違和感しか無い

 
ウエディングドレスを着てバイクで疾走するシーンもあったりして全然意味が分かりません。お前、めちゃくちゃ目立っとるがな。

 
あたりめ齧ってもサマになる

 
マッチョガールはスルメをかじる姿もサマになってますね!
こんな感じで全体的にストーリーそっちのけで勢いだけ、お前「マッチョ」言いたいだけちゃうんか!とツッコまざるを得ない作品なのですが、最後にとりわけ意味不明なシーンをご紹介しましょう。

洗濯船の住人の一人、いつもクールな通称「お砂ババ」が、めずらしくずっと部屋に閉じこもりっきり。どうやら、ずっと好きで引きずっていた元カレが、別の女と結婚することになったということでメチャクチャ落ち込んでました。そんな時、仲間を励ますためにとったマッチョガールの行動とは・・・?

 
メチャクチャ大きなお世話

 
とりあえず歌詞をつけてみました。さすがマッチョ、想像の斜め上をいく行動ですね。すると・・・

 
弄ばれてます

 
当事者としては当然こういう反応になりますよね。しかし、ここからが神展開。

 
何言ってんだ

 
「この詞に曲をつけてもらってやるから歌いなよー、売り出せるかもしれないよーッ!」
「それぐらいでなきゃァ、マッチョとは言えないんだよーッ!!」

なんと、失恋して勝手に歌詞を作られた上に、それを歌うことを強要されます。励ましというかほぼ脅し。マッチョガール、やってることがジャイアンを超えてんな・・・。

 
圧がすごい

 
「心の傷をさらけ出し、その傷に指をつっこむくらいじゃぁないと、マッチョじゃァないんだよーッ」

・・・なんだろう、作品を通してずっと言いたかったけど言えなかったモヤモヤした思い。ようやっとわかったので読者を代表して言いますね。「それ、マッチョ関係ねーだろ!!」

 
マッチョといえばジャックダニエル(?)

 
というわけで、ただ「マッチョ」って言いたいだけの女が名言を連発するやべーマンガ、「マッチョテイスト」をご紹介しました。一応言っておきますが、これギャグ漫画じゃないので。いたってマジな劇画です。読めばきっと皆さんの「マッチョ」の概念がひっくり返ることでしょう。とりあえずそこのガリガリの君、マッチョになりたきゃ、まずはトップレスになれ!話はそれからだ!!

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出典) 「マッチョテイスト」 小池 一夫/中村真理子/小池書院

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