「はずんでキャッチ」女子版ドッジ弾平!?スーパードッジ少女マンガ

女子版ドッジ弾平!?スーパードッジ少女マンガ 「はずんでキャッチ」

ドッジボールでモテモテ! ※ただしイケメンに限る

こんにちはJ君です。みなさんは子供の頃、ドッジボールをやりましたか?そう、ドッジボールといえば小学生が合法的にできる暴力・・・もとい多少荒っぽいスポーツですよね。あるいはいじめられっ子があからさまにいじめられ・・・もとい多少狙われやすいスポーツでもあります。J君も軽くトラウマになっています。

そんな小学生の定番スポーツであるドッジボールを1990年代に「スーパードッジ」という名に進化させ、小学生の間で一躍大ブームを巻き起こしたマンガ「ドッジ弾平」というマンガがあります。アニメ化ゲーム化もしたのでご存知の方も多いのではないでしょうか?しかし、そのドッジ弾平の女子版ともいえるマンガが存在していたのはご存知でしょうか?その名も「はずんでキャッチ」。おそらくスーパードッジを題材にした唯一の少女マンガです。

本日ご紹介する「はずんでキャッチ」について解説しましょう。ミニ四駆ブームハイパーヨーヨーブームと同様、メディアミックスでスーパードッジブームを巻き起こした「炎の闘球児 ドッジ弾平」はコロコロコミックに連載されていましたが、そのドッジ弾平の裏で、女の子版コロコロコミックともいえるコミック誌「ぴょんぴょん」に掲載されていたスーパードッジマンガがこの「はずんでキャッチ」というわけです。掲載誌が「ぴょんぴょん」でタイトルが「はずんでキャッチ」・・・どんだけ弾力性があるんだという話ですが、いかにも女の子向けに可愛いタイトルになっていますね。

日本スーパードッジ連盟公認です

早速ストーリーをご紹介しましょう。主人公は小学4年生の女の子、川原ひとみ。小学4年生になって、部活への入部が解禁になり、部活の見学中です。入部の決め手はもちろん・・・

そして愛(ラブ)

「男はカオとカッコよさが命!!そして愛(ラブ)!!」

もう全力で「※ただしイケメンに限る」ってことですね分かります。そんな感じで学校内を友達と歩いていると、突然ドッジボールのボールが飛んできて頭にぶつかりました。これは・・・明らかにフラグ発生ですね。

フラグ発生

ボールをぶつけられたひとみはスーパードッジ部に対し怒りまくり。かなり喧嘩っ早い性格のようです。

お蝶夫人みたいな存在?

そこに、女子スーパードッジ部のキャプテンで学校の女王様的存在の小学5年生、後白河珠美嬢が登場します。 ひとみも相当気が強いですが、学園の女王珠美の気の強さもハンパじゃありません。

謝る気ゼロ

「あんなボールがよけられないなんてちょっとニブいんじゃないかしら?」

状況的にスーパードッジ部が100%悪いのにこの発言。謝る気ゼロですね。響の謝り方よりタチが悪いです。

珠美の超上から目線の態度に激怒するひとみ。 相手が先輩であっても全く引くことを知らないようです。小学生だてらに女同士のガンの飛ばし合いです。全く・・・恐ろしい光景ですね。

これは怖い・・・

そこに現れた一人のイケメン、矢吹駿。彼が二人の仲裁に入ります。 駿君は男子スーパードッジ部のキャプテンなのですが、男子スーパードッジ部は駿君がイケているだけで他の男子メンバーは全くの雑魚という超弱小チームなのでした。実際他の男子メンバーは女子にゴミ同然の踏みにじられっぷり。スーパードッジ・・・恐るべき弱肉強食の世界です。

そんな修羅場の状況で唐突にフラグ・・・もといサッカーボールが飛んできます。本当にいろんなボールが飛んでくる学校ですが・・・このままでは珠美にサッカーボールが直撃してしまう!と、そこへ

イケメンキャッチ

駿君がサッカーボールをスーパーキャッチ! さすがイケメン!!

イケメンシュート

そして、サッカー部へ弾丸リターン!!さすがイケメン。

ブッ飛ばされるサッカー部

投げたボールでサッカー部員を豪快にぶっ飛ばします。いくらイケメンでもサッカー部員をぶっ飛ばす必要はないですけど。とにかく弱小男子部にあって、駿君の実力だけは本物であることが証明されたのです。

男子チームに入る・・・だと?

そんな突如現れたイケメンの駿君に一目惚れしたひとみは、誰もが予想しなかった斜め上の行動に出ます。なんと、駿君の所属する男子ドッジボール部に入部希望。もちろんマネージャーじゃなくて選手として。・・・そもそもそんなことができるのなら男子部と女子部を分けている意味がないんですが。ひとみの空気の読めなさ・・・尋常じゃありません。

ジェラシックパーク

ひとみのまさかの行動に、ひそかに駿君に恋心をよせていた珠美のハートもジェラシックパークです。

女の嫉妬は怖い・・・

「どうやら、あなたドッジボールがお好きなようね」

なんと気に食わないひとみに対しドッジボールでのタイマン対決を要求する珠美。なんと大人気ない・・・まあ小学生なんですが。それを受けて立つ負けん気の強いひとみ。もちろんひとみは全くの素人、まるでシーシェパードのごとく無謀な特攻です。

そんなこんなで一悶着あり、結局強引に男子スーパードッジ部に入部することになったひとみ。しかし、迫る全国スーパードッジ大会に向けて、珠美がまさかの提案をしてきます。

男女混合というか公私混同というか・・・

「先生、それは、男女混合でもいいんですか?」

なんと、スーパードッジ部キャプテンの権力をフル活用し、全国1位の実力を持つ女子スーパードッジ部を突然男女混合チームにしたいと言い出します。理由はもちろん駿君と一緒のチームになりたいからです。そこまでして駿君と・・・このイケメン、魔性すぎる。

しかしキャプテンとはいえそんな身勝手な提案が果たして通るのでしょうか?顧問の先生は・・・

ノリが軽いなー

「よし、じゃそれで出場だ!!がんばれよ!!」

なんと快諾。スーパードッジ部、融通利きすぎ!ていうか女子でも男子でも混合でもオッケーなんて、スーパードッジの全国大会ってどういう仕組みなんでしょうか・・・。

急成長するひとみ

そんな感じで、全国大会に向けて、素人のひとみが急成長を見せ、キャプテンの珠美が微妙に意地悪をしながらもだんだんひとみの才能を認めていくという、いわゆるスポ根少女マンガなストーリーになっています。ただし、このマンガのすごいところは、主人公のひとみのモチベーションがほぼ100%「イケメンゲットのため」になっているところです。

イケメン命。

常にイケメン命。

とにかくイケメン命。押して押して押しまくり。

・・・ラテン系か!

最終的にはイケメンゲット

そして最後はもちろんイケメンを見事ゲットでハッピーエンドです。まさにスーパードッジを制する者はイケメンを制す。 肉食系女子ここに極まれりですね。

そんなわけで、肉食系スーパードッジ少女マンガ「はずんでキャッチ」 をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?正直言って、J君は銭湯とスーパー銭湯の違いは分かるのですが、ドッジボールとスーパードッジの違いがあまりよく分かっていませんでした。

しかしこのマンガを読んで 「スーパードッジ = 彼氏彼女がゲットできるイケてるドッジボール」という認識になりました。それは確かにスーパーなドッジボールですね。婚活に使えるかもしれないスポーツ、スーパードッジ。皆さんもはじめてみてはいかがでしょうか?

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出典) はずんでキャッチ  富所和子/小学館

参考) Amazon → 

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