ファミコンランナー高橋名人物語

健全なファミ魂は健全な肉体に宿る!



ファミっ子のみんな元気かな!?

伝説のファミコン番組「ファミっ子大集合!」から十余年の月日が流れ、今はビデオ屋のAVコーナーに大集合の皆さんこんにちは。PC-FX大好きっ子じゃまおくんです。

さて、空前のファミコンブームだったあの頃、唯一無二のヒーローだった
人がいましたよね?誰だったっけ?そう!あの人
ファミコンランナー高橋名人
その人です!

本日ご紹介する作品は、その高橋名人の自叙伝的マンガその名も 「ファミコンランナー高橋名人物語」。当時のメディアミックスの風潮の中、ファミコン界のカリスマとしてゲームに、音楽に、テレビに、そしてマンガに 徹底的に弄り倒されたドリーマーの秘密が書かれたまさに名人フリークのマストアイテム。

通常、自叙伝マンガと言うモノは大抵主人公のキャラを美化することが多い。 ならばこの「ファミコンランナー高橋名人物語」はどうだろうか?





知ってるよ・・・

まんまだ・・・

全く美化されていない・・・ そう、このマンガは名人自らがピエロとなり自分のブ(以下検閲)っぷり、下品っ
ぷりを晒し、そして幼少期の思い出までもネタにしてしまう自虐マンガなのです。 初めて読んだときはそのあまりの自虐っぷりに、この男・・・実は脳みそがバグってハニーなんじゃないか?と心配したものでした。

かと思えば、ライバルである毛利名人は徹底的に美化されている・・・ コレはコレでやりすぎです。本物はもっとヲタっぽかった気がします。


貴公子(?)こと毛利名人

このマンガの基本コンセプトは、高橋名人の幼少期の波瀾万丈な超人的エピソ
ードを紹介し、前途あるファミっ子達に人生の教訓を教えようという内容。 よくよく考えてみたら、なんでよく知らないブ(以下検閲)なオッさんに説教たれら
れなきゃいけないんだと言う気もするのですが、なにせ当時のファミっ子達はAVなんか見たこともないピュアハートの持ち主ばかり。水を吸うスポンジのごとく名人
の言葉を受け入れていったのです。

さて、このマンガのキモである高橋名人の幼少期のエピソードですが、コレがまた
実にクレイジー



■エピソードその1

俺は99%無理でも1%の可能性があれば、その1%に賭ける!

いかにもファミっ子達が喜びそうなヒロイズム満載のセリフです。我らが名人は
どんなことでも諦めるなと言うことをマンガを通して伝えたいようです。

さかのぼること昭和44年。高橋利幸少年、小学校4年生の夏・・・ 利幸の弟ヒロシが、口から出任せでとんでもないことを言ってしまいます。



「ボクの兄ちゃんはスゴイヤツなんだ!セミを1時間で150匹採ることができる!」



このガキとんでもないことを言いやがります。1時間で150匹と言えば、1分で2.5匹 ものセミを採らなければいけません。TVチャンピオンかよ。 周りのガキ達は「そんなの無理に決まってる!」と決めつけてかかります。 そこで兄の利幸、弟のメンツを保たねばなりません。

「やってやれないことはない、1パーセントの可能性があるベサ!」

何と利幸少年、モリモリっと野グソをし、ウンコを手にとってセミに投げつけはじめました。 「ウンコをしながら木から木へ、・・・飛び移りながら、ちぎっては投げちぎっては投げ!」


伝説の「札幌採り」

ファミコンランナー大暴走!

見事、ウンコ投げで1時間に150匹のセミを採ることができた高橋名人。 そして、ウンコでセミを採る方法を「札幌採り」と呼び、札幌中でブームが起こったのだ!

名人は当時から仕掛け人でした!

そんなわけで、1%の可能性があればウンコを投げてでも諦めるなという 名人のありがたい教えなのでした。



■エピソードその2

元気の源は自然の中にあり!

どんなに暑い夏場でも、夏バテ知らずの高橋名人。そのパワー源は名人自ら 発見した自然界のある食べ物にあったのです!

さかのぼること数十年。高橋利幸、小学校6年生の夏休み・・・ 当時から自然の中で一人で遊んでいると、野性に還ってしまうという奇行癖 のあった利幸少年。友達と宝探しに来たはいいが、はぐれてしまい気が付いたら 野生化してました(有り得ない)。食べ物に困った利幸少年は、トカゲを捕まえ、シッポをちぎって食うことを 思いつきました。

「こりゃうまい!イカのゲソよりずーっとうまい!これをトカゲソと名付けよう!」

それ以来、トカゲソは「札幌ゲソ」とも呼ばれ、札幌市内の高級料亭でも人気を 呼んでいるという。


イカゲソより美味いトカゲソだ!

・・・怒られるぞ!(札幌市民に)

そんなわけで、子供の頃はどんどん自然の中で遊んでいろんな発見をしよう
と言う名人の有り難い教えでした。時には拾い食いもオッケー!



■エピソードその3

北海道はうまい食べ物の宝庫だゾ!

さかのぼること数十年。高橋利幸、小学校6年生の秋・・・

当時からゴキブリなどをペットとして飼う奇行癖のあった利幸少年。いつも 遊びに行っている牧場に仲良しの太郎という子牛がいました。

そこに大金持ちで食道楽の威角張之助(いかくちょうのすけ)が現れ、 「その子牛を食わせろ!」と言ってきました。この男、金と権力に物を言わせ 目を付けた物は必ず手に入れてしまう悪党です。

そこで利幸少年は山岡士郎もビックリの駆け引きに出ます。

「子牛のステーキよりうまい物がある!ブリバーグを食ったことはあるまい!」

そんなわけで、子牛を諦める代わりにブリバーグを食べさせる約束をしました。

ブリバーグとは!利幸少年の親友であるゴキブリのゴキ次郎が考えた秘伝 のハンバーグ料理! 材料は、クマの糞・ミノムシのミノ・牛のヨダレ・セミの抜け殻・トカゲソ・蜘蛛の巣・ 毛ガニのワキ毛・・・

なんだこのウンコマンガは!

そんなわけで、これらの秘伝の材料をこね、塩こしょうで味付けし、強火で
5分間焼き上げた物がブリバーグなのだ!そして威角張之助はその美味に
大満足!

「うまい、今までにない最高の味だー!!」


美味しんぼをちょっと意識してます

なんだこのウン(以下略)

それ以来、このブリバーグは「札幌バーグ」とも呼ばれ市内のレストランの裏メニューに 載っているという。

・・殺されるぞ!(札幌市民に)



他にも、毛利名人との対決や、少林寺でのファミコン修行、高橋名人の弟子 桜田名人・川田名人登場秘話、高橋名人逮捕の真相に迫る!などマニアには 溜飲モノの興味深いストーリーにウソ臭さ満点のエピソードを交えながら展開 するこの「高橋名人物語」。 当時のファミっ子達がどのぐらいエピソードを信じたのかは不明ですが、
J君はもちろん信じませんでした。(と言うか人として信じたくなかった)


デマはやめようね

しかし、名言「ゲームは1日1時間!」みんな実行しなかった割に誰もが覚えています。「人は皆ファミコンランナー。」「いつも心に名人を。」
このマンガを通して言いたかったことはそう言うことなのかもしれません。 (ウンコウンコ)