ユニバG物語(前編)

究極ナルシズムでアジア救済 前編




私がアジアを救う!!

皆さんは大神源太という男を覚えておいででしょうか?そう、ジー・システムなる詐・・・いや現代の錬金術というにふさわしい画期的な投資システムを考案して(破綻させ)、2002年頃にスポーツ新聞の一面記事を席巻した、ジー・オーグループ大神源太名誉会長、通称「源様」のことです。



 
スケ乳首ベルサーチがトレードマーク



源様は日本のスーパービジネスマンの象徴としてそれはもう数々の伝説を持っています。「(自称)キムタクよりいい男」「ジャンクロード・ヴァンダムから兄貴と慕われるれる仲」「フィリピンの銀行を買収し大神銀行と改名」などなど、とにかくやることなすことスケールがでかい。ホリ●モンと比べても遜色がありません。



そんな源様のナルシズムの集大成ともいえる映画が存在しました。源様の源様による源様のためのPV、その名も「ユニバG物語」です。この映画は、源様の提唱する世界平和統一、アジア救済、国際貢献をテーマにフィリピンで源様が活躍するという、源様信者のために配布された幻の映画です。



簡単にご説明しましょう。ユニバGとは、フィリピンに生えるバナバ葉から取れるバナバ茶をティーパックにしたジーオーオリジナル商品。これを通販で国内販売することで、日本国民は健康に。同時にフィリピン国民の雇用の拡大につながるという、源様の偉大なる救世事業の一環なのです。



そのユニバGのもととなる最高級バナバ葉を捜し求めて源様自らフィリピンのジャングルを探検するという壮大なアドベンチャー映画。それがこの「ユニバG物語」です。





 ヴァンダム・・・

主演はもちろんカリスマ大神源太、そして友情出演はなんと・・・ハリウッドスター、ジャンクロード・ヴァンダム!そう、ハリウッドでは数々の主演映画がありながらなぜか日本では実写版スト2のガイルとか、プリンセステンコーのフィアンセだとか、源太兄貴の親友だとかどうもB級臭い評価を受けがちなあのヴァンダムが出演です。



 ヴァンダムといえばスト2!





早速ご紹介いたしましょう。早速いきなりのサプライズが訪れます。



 気合いの入ったCGです。

なんと、あのユニバーサルが配給か?



いえいえ全然違います。ちょっと似ていますが、もちろんジーオーグループのグループ会社ジー・ユニバーサル社です。しかしこの「ジー・ユニバーサル」よく考えてみてください。ジーとはすなわち源太のGのことです。



つまり「ジー・ユニバーサル」 → 「ユニバG」 → 「世界の源太」というトリプルミーニングが成立しているのです。深いですね。どうでもいいですかそうですか。



そして、源様の決意表明から映画はスタート。



 熱いメッセージ

「私がアジアを救う!」

いきなりきました。源様の救世事業。日本をこえてワールドワイドにアジアへ野望が向いています。そして、どうやら源様の言うアジア救済とはフィリピンのことを指しているようです。



 絶対に!

「私がアジアを絶対に救う!」

「これが私の国際貢献だ!」

国際貢献の前に投資してくれてる国内会員へ貢献しないといけないような気がするのですが、その辺を全然すっ飛ばして世界に目が向いているあたりはさすがのスケール感です。



妙に長い決意表明が終了し、ようやっと「ユニバG物語」のタイトルが表示されます。しかし、そこに流れているBGMはなんと、

 なんでそこでロッキー?



まんまロッキーのテーマです。

いや、よく聞くと微妙に音階とか変えてあってアレンジはしてありますが、小学生でもロッキーのパクリと分かるレベル。オープニングから胡散臭さ全開のスタートです。



 

フィリピン時上空をヘリで空撮。そしてそのヘリに乗っているのは・・・・



 

いた、我らが源太の兄貴!源様です。



 とにかくアップ

ヘリの後部座席にただ乗っているだけなのにむやみやたらとアップが多いのはカリスマのなせる技でしょう。





 ハンパない人数です

そして、フィリピン島に降り立つ源様、そこにはなんとフィリピンの人々が大勢待っていました!子供達に大歓迎される源様、フィリピンでも大人気です。一体いくら払ってるのでしょうか?



 そのカッコはどうなのか・・・

なぜか反政府ゲリラのような格好でフィリピンの人達の前を手を振りながら歩く源様。そう、彼等の輝かしい未来は源様にかかっているのです。(もう結果は出ちゃってますけど。)



 日本語で熱く語る源様

フィリピンの人達の前で、日本語で自分の国際貢献を熱く語ります。ホームビデオでの撮影らしく、何言ってるのかはよく聴き取れません



 かなり満足げな源様

そして、源様を慕うフィリピン国民達との別れです。ヘリから手を振りながら決意を新たにする源様。彼等のためにも何としてもジャングルからユニバGを探し出さねばならない!(もう結果は出ちゃってますけど。)



ユニバGのためには、何10日でも、いや何年でも幻のバナバ葉を探す覚悟・・・悲壮の決意でついにジャングルに突入する源様ご一行です。



 かなりの軽装です

・・・そのわりにはずいぶんと軽装のような気もしますけど。ゲリラのようなカッコで違う方向に気合いの入っている源様以外のメンバーはどう見てもハイキング気分のようです。本当に大丈夫なんでしょうか?



ジャングルの中ではヌルいアクションシーンの連発。一人分の幅しかない橋を決死の覚悟で渡る源様。

 ヌルいアクション



下からのカメラアングルを考えると、橋が大して高いところにないことが分かります。





 謎のロープアクション

険しい角度の崖をロープで下る源様。わざわざアップ&スローモーションなところは熱烈なファンのためのサービスだと思われますが、いかんせん足元を見る限りそんなに険しさが伝わってきません



 普通の山道です





探検の途中に川口浩探検隊を思わせる野生動物の映像が挿入されますが、本当に映像が挿入されてるだけですので、源様に危機が迫っているかというとそういうわけではありません。

 本編とは関係ない映像





さらにジャングルを進んでいくと、木の陰から謎の男が覗いています・・・源様の命を狙うゲリラか?はたまたジャングルの原住民か?

 意味深な男が登場



何も知らない源様一行の身に危機が近づいている!



 源様大ピンチ・・・か?

ああっ!急に源様一行を取り囲む謎の男達!本作品最大のヤマ場が訪れました!



 ・・・仲間でした

と思ったら、なんか握手してます

どうやら現地で他のメンバーと合流に成功した模様。すごく紛らわしい演技です。メンバーがさらに(無駄に)増殖し、源様のヌルーいジャングル探検が続行します。



いよいよ作品後編、源様のセクシーショット満載の映像続出。アジア中に衝撃を与えます!果たしてユニバGは見つかるのか?ていうか、そもそも友情出演のジャンクロード・ヴァンダムは一体どこに?



全ての謎が後編で明かされます。乞うご期待!





 後半はセクシー巨編です!






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参考) レビュー →   

     関連資料 →   

出典) 「ユニバG物語」 ジー、ユニバーサル