「気分はアジアめし」スパイシーすぎるタイ料理オンリーマンガ

スパイシーすぎるタイ料理オンリーマンガ 「気分はアジアめし」

日本よ、これがタイ料理だ!!
いよいよ寒くなってまいりましたね。来月には例のあのイベントがありますね。あのイベントってあれですよ。クリなんとか。しかも10月はそこら中でずーとハロウィンやってましたからね。ここ数年のハロウィンの無理やり流行らせ感はなんなんでしょうね。トリック・オア・トリートとかいっちゃって。シャンプーかっつの。髪ツヤツヤかっての。

そんな心も体も寒い季節には鍋もいいですが、とびっきり激辛スパイシーなアジアンフードも捨てがたいんじゃないかと思うのです。でもどうせマンガで紹介するなら中華やカレーじゃありきたりです。ということで探してみたらありました!なんとタイ料理だけがテーマのマンガ「気分はアジアめし」。本日はこのエスニック感溢れる作品をご紹介します。


「気分はアジアめし」は深谷陽先生の作品です。正確には深谷先生の「スパイスビーム」「スパイシー・カフェガール」という2作品を編集して一冊の本にまとめたものなのですが、両作品ともタイ料理がテーマになっております。

雰囲気ありまくりの表紙

今回は「気分はアジアめし」の前半に収録されている「スパイスビーム」をメインにご紹介します。主人公はコージという青年。コージは職場が潰れて無職になり、彼女にもフラれたばかりというどん底状態でした。

草食系っぽい

街で不良に絡まれていたベトナム人の女の子を助けてあげたのですが、逆に不良に追い回されてたまたま逃げ込んだのがタイ料理店「チャーン」

看板読めません

お店のウェイトレスは露出多めのエキゾチックな雰囲気のおネエさん

おネエ系ではありません

そして何の気なしに頼んだタイ料理が運ばれてきます。

うまっそう

一口食べると・・・

ジョジョっぽい擬音

ズギュウウゥン!!

ぶっ飛び系グルメ

もう宇宙の彼方まで飛んでっちゃう勢い。そのぐらいスパイシーかつメチャウマなタイ料理なのです。思えば、生まれて初めてタイ料理を食べたときの衝撃ってそのぐらいだったかもしれないです。かつて食べたことのない突き抜けるスパイスの風味、激烈な辛さ、そして後に残る不思議な美味しさ・・・・。

たまたま飛び込んだお店のタイ料理にすっかり魅了されたコージ。そこにスタッフ募集の張り紙が!

タイミングよすぎ

ということで、ちょうど無職だったコージはこのタイ料理店で働くことになったのです。
ちなみにこのメチャウマなタイ料理店「チャーン」のコック兼マスターが通称「ボス」と呼ばれるこの人です。

カタギじゃないだろ・・・

メッチャ怖い!!
絶対コックじゃないよこの人・・・タフとかバキとかに出てくる系の人だよ・・・。
外でコージを待ち構えていた不良どもも、ボスがこの通り追い払ってくれました。

敵に回したくない・・・

怖っ!!
もしかして北斗の拳に出演していた方ですか・・・?
そんなタイ料理店チャーンに集まってくるお客さんの悩みを解決してあげたり、タイ料理を食べてほっこりしたりするハートフルなストーリーなのですが、コージ以外の登場人物が台湾人とかハンガリー人とか国籍不明なアジア系の人とか・・・ほとんど日本人が出てこないため、日本の話なのに異国情緒溢れまくりな不思議な雰囲気のマンガです。

この作品の見所はいくつかありますが、ひとつ目は本作品のセクシー担当、ウェイトレスのポーラ嬢。露出が大目なのはいいのですが

エキゾチックすぎる

なんだろうこの気持ち・・・ひと言でいうと、ぜんぜんうれしくない
やっぱりエキゾチックすぎると日本人の好みとは違っちゃうんですかね。

二つ目は料理を食べた客のスパイシーなリアクション

レッドカレー最高!

鶏肉のレッドカレーを食べた台湾の女の子が・・・

リアクション芸人なみ

ドーン!

ソムタムうまいよねー

青パパイヤのソムタムを食べたハンガリー人女子は・・・

ハンガリー危機

ビュゥン!!
とか・・・毎回こんなリアクションが繰り広げられます。ジョジョをほうつとさせる擬音効果。読んでるうちに不思議とタイ料理が食べたくなって仕方がなくなります。
そして、最大の見所はなんといってもこのタイ料理屋のマスター「ボス」です。年齢も経歴も国籍さえも不明の謎過ぎる男。

コージが店に来るとある時は・・・

絶対アレの取引だろ

謎の男達と謎の取引をしていたり
またある時は・・・

嫌すぎる職場

店がめちゃくちゃに荒らされていたり
またある時は・・・

ヒットマンに狙われてます

腹部を刺されてうずくまっていたり
またある時は・・・

もはや組織犯罪レベル

黒塗りの高級車が店に突っ込んできたり
いったいどんな経歴なんだ、このオッサン・・・

一説には元ヘビー級ボクサーだったとか武闘派ヤクザだったとか紫の死神集団という外人部隊に所属していたとかいう噂もあったりする謎の男「ボス」。しかしその本当の正体は・・・

ウソつけ!

「メシ屋のオヤジだ。」
・・・やっぱり謎のままです。

というわけでタイ料理オンリーマンガ「気分はアジアめし」を紹介してみましたがいかがだったでしょうか?今回ご紹介した「スパイスビーム」編の他に、同時収録されている「スパイシー・カフェガール」編では主人公こそ違いますがタイ料理屋が舞台でコワモテのボスやセクシーなウェイトレスが出てくるところは一緒です。ストーリーはマフィアの抗争とかがあってもうちょっとハードな感じですが。

読むと確実にタイ料理が食べたくなる作品ですが、J君はいかんせんパクチーが超苦手です。生春巻きのロールの中からパクチーをちょっとづつ取りのぞきながら食べるのは心が折れます。なんでみんなパクチー食べられるんだよ・・・どうしても理解できん。

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出典)「気分はアジアめし」 深谷陽/日本文芸社  Amazonで見る

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