「知事ラン子」知事とはかくあるべし!不正をブッタ切る熱血女知事マンガ

知事とはかくあるべし!不正をブッタ切る熱血女知事マンガ「知事ラン子」

支持率90%!史上最年少30歳の美人知事が降臨!!
今、ニュースでは税金を横領気味にガッツリと使う某都知事の話題で持ちきりですね。俺の税金がシルクのチャイナ服に使われたのか・・・と思うと、都民としては気が気でない今日このごろです。都知事をはじめ、府知事も県知事もタレントや著名人が就任することが度々ありますが、とりわけ都知事は4代連続でタレント&著名人です。知名度優先による歪みが出てきているということなのかもしれません。

どいつもこいつも金と権力のことばかり、もう日本にはマトモな知事がいないのか?そう絶望するのはこのマンガを読んだ後でも遅くありません。その名も「知事ラン子」。熱血女知事が数々の不正をブッタ切る痛快なマンガです。



支持率90%です

「知事ラン子」の主人公は赤月蘭子。夫の政治家、赤月凛太郎の死の後、弔い選挙によって若干30歳で和賀県の知事に就任したのです。つまり知事でもあり、未亡人でもあります。


知事なのにゴミ収集まで!

知事でありながら、毎日ゴミ収集作業も手伝うなど、地域密着型の姿勢も素晴らしいですね。しかし元政治家の妻とはいえ、若干30歳。政治の仕組みなど何も分かっていないため、副知事や県会議員達からは、お飾り知事扱いでナメられています。


怒るとタコみたいになります


イケメンにも弱い

普段はギャルっぽいしぐさで、イケメンを見るとすぐメロメロになる、脳みそお花畑のうつけ者のように周りには見られているのですが、いざとなると県にはびこる不正をズバッと暴くキレ者ぶりを発揮します。


実はキレ者です

そんなラン子知事の、これぞ知事!という素晴らしい仕事ぶりを皆さんにご紹介してまいりましょう。


これはすぐ対処せねば!

和賀県内にある、がけ崩れ寸前の土地。住民の住居に危険が及んでいるにもかかわらず県有地のため、一般市民は手を出せません。しかも県に相談しても「管財課→防災課→林務課→環境保全課→土木建築課」のようにたらい回しされて全く解決する雰囲気がありません。まさにザ・お役所仕事です。


ブルドーザー運転知事

県職員達のたらい回しっぷりに業を煮やしたラン子知事は、自ら行動を起こします。なんと、自らブルドーザーで崖を崩してしまいます。さらに・・・


強行手段すぎる

土砂崩れの中に自ら入って、知事が土砂の下敷きになったことにして、県に通報させます。流石に知事が土砂崩れで死んだとなれば、担当者はすっ飛んできますよね。なんという強行手段でしょうか。


血はトマトジュースを使用


芸が細かいですね

集まった県関係者の前でゾンビとして復活したラン子。ビビった職員たちは、二度とたらい回しをしないと反省します。しかしそれだけでは知事の怒りが収まりません。


まだゾンビやってます

最後は担当者にパイルドライバーを食らわせてフィニッシュ。得意技がパイルドライバーの知事ってなかなかいませんよ。

続いて、和賀県の名産ピーナッツとベルギーチョコを使った新名物「ピコロピー」のプロモーションには、知事自ら着ぐるみに入って・・・


ゆる知事

「ピコロピーッ!!」
そう、知事たるもの着ぐるみの1つや2つぐらい入っておかなければ務まらないってもんです。某都知事も一度体を張ってふなっしーの中の人でもやってみれば、ちょっとぐらい税金使い込んでも許されるんじゃないでしょうか、ゆるキャラだけに

そして、いよいよ知事が不正に切り込みます。和賀県が出資する第三セクターが建設する恐竜テーマパーク「ダイナスリップ」。当初の建設費は120億円でしたが、いつのまにか1200億円に膨れ上がっており、その裏で800億円もの横領が取り沙汰されているのです。そこで知事自ら不正を暴こうと、秘書や仲間の女県議をつれて潜入調査を敢行します。


セクシー知事軍団

かなりキャッツ・アイを意識していますね。


恐竜に追われる知事

ダイナスリップは、ジュラシックパーク並みに超リアルな恐竜がパーク内を走りまわるテーマパークなのでした。潜入したラン子知事もビビりまくり。


水責め知事

ついに潜入調査がバレてしまい、パークの責任者に水責めの拷問を受けるラン子知事。こういうお色気シーンを無駄に入れてくるあたりは作者・高橋のぼる先生の真骨頂です。


知事花火

建設会社の社長を、身体にダイナマイト(っぽい花火)を巻き付けて脅してみたりと、ありとあらゆる手段を講じて不正を暴きます。ものすごい行動力ですが、どう考えても知事の業務の範疇を超えてますね。


避けて通れない少子化問題

最後にご紹介するのは、地方自治体が避けて通れない「少子化問題」。ラン子知事のブッ飛び少子化対策が和賀県に炸裂します。


月1万円徴収です

公共事業の凍結、そして県の成人全員に対し月額1万円「希望税」の導入。これにより、出産費用、18歳までの医療費、不妊治療費、そして託児所を全額県の負担とし、18歳になるまで子供1人あたり毎年50万円が振り込まれます。これは思い切った施策ですね。実現すれば本当に少子化が解決してしまうかもしれません。しかし・・・


少子化問題は解決できるのか?

独身者や子供のいない世帯、公共事業を止められた業者達が怒り狂い、知事に卵をぶつけて猛抗議です。知事大ピンチ!果たして和賀県の少子化対策はどうなってしまうのか・・・?

というわけで、お色気全開で県の問題をガンガン解決していく凄腕知事のマンガ「知事ラン子」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?もしかしたら今、知事に求められているものはTV出演歴なんかよりもほとばしるお色気なのかもしれません。残念ながら現職の都知事には求めるべくもない要素ですね。

■■■

出典)
「知事ラン子」 高橋のぼる/小学館

タイトルとURLをコピーしました