鉄道員(ぽっぽや)は元殺し屋だった・・・
そんな衝撃の事実、貴方は信じられますか?実写版「ゴルゴ13」には高倉健バージョンがある。 これはトリビアなどでも取り上げられた有名な話ですね。高倉健バージョンと言ったのにはわけがありまして、現在までに映画化されて いる実写版ゴルゴ13は、1973年制作の高倉健バージョンと1977年制作の千葉真一バージョンがあるからなのです。
パンチパーマの千葉ゴルゴ
当サイトでは常に「男」をコンセプトとし、毎回のテキストを通じ真の男のなんたるかについて皆様に説いてまいりました。男を語る上で欠かせないキーワードそれは「高倉健」。そして皆さんも知っての通り、当サイト管理人J君のJは「自分は不器用ですから」のJから取っているのです。まあウソですが。
そんなわけで、殺し屋としては目立ちすぎなパンチパーマの千葉ゴルゴの方は却下致しまして、今回は高倉バージョンのゴルゴ13を通して、 真の男とは、そしてプロフェッショナルとは?ということについて考察いたします。
時代を感じさせるタイトル
ストーリーは、イランに潜伏していると言われている武器・麻薬・人身売買 シンジケートのボス、マックス・ボアの正体をゴルゴが探り出し暗殺するというもの。 なんと舞台はイラン。オール海外ロケの本作品は、なんと健さん以外は全て外人。っていうかイラン人。それゆえ出演者の顔がことごとく濃い・・・ 主人公の健さんが一番薄味です。映画としてそれはアリなんでしょうか?
中東テイスト満載の俳優陣
とにかく原作の設定に忠実なこの実写版ゴルゴ。 ゴルゴ流ビジネススタイルは皆様にも大いに役立つことでしょう。
■その1:クライアントとの交渉の仕方
ホテルの一室にゴルゴ13を呼び出す依頼人。約束の時間が来ました。 いきなりボーイがルームサービスを持ってきました。
なぜかルームサービスが
「なんだ?そんなものは頼んでいないぞ?」
「いや確かに612号室にお水をと・・・」
さらに、部屋に電話が!
次々不思議な出来事が・・
「612号室に電話をお繋ぎするようにと・・・」
「そんなこと頼んでいないわ、何かの間違いじゃないの?」
次々起こる不思議な現象に唖然とする依頼人達。 そこへ・・・・
「その辺でいいだろう」
い、いつのまに?
ゲェー!ゴルゴ、いつの間に!
さすがゴルゴ13・・・ボーイにドアを開けさせ電話で依頼人の注意をそらしそのスキに部屋に進入するというわけです。これこそがプロの手口。恋愛で、ビジネスで、あらゆるシーンで応用できるテクニックですね。 さあ皆さんも早速明日から実践してみましょう。
■その2:他人とのコミュニケーション
握手は拒否します
握手を求める依頼人、 シカトしてタバコに火をつけるゴルゴ。こ、これはいったいどういうことなのでしょうか? そう、ゴルゴは利き腕を相手に委ねる握手という習慣を好まないのです。 さすがプロ・・・・これは皆さんはマネしない方がイイでしょうね。友達無くします。
■その3:自分の立ち位置
あ、依頼人の一人がカーテンを閉めるためにゴルゴの後ろへ・・・ そ、そんなことをしたらいけないっ!
背後に回ると殴られます
ボコッ!
あーやっぱり殴られた・・・・ ゴルゴは背後に立たれるのを一番嫌がるのです。彼の後ろに立った人間は死を覚悟しなければいけないのです。もしかしたら皆さんのまわりにも後ろに回っただけで殴りかかってくる人がいるかもしれません。それはただの危ない人ですので落ち着いて警察に通報しましょう。
すさかず壁際に背を向け銃を・・これがプロ
依頼を受けたゴルゴことデューク東郷、商談が成立したらもちろん報酬はスイス銀行 にUSドルで振込です。フィリピンドルなどで振り込むと確実にスナイプされますので気をつけましょうね。
■その4:女性の扱い
強い男には美女がよく似合う・・・ ゴルゴ13には美女のパートナーが欠かせません。ゴルゴは女性をパートナーを選ぶ時、
必ずベッドを共にします。
個人的には遠慮したい
抱いて・・・・
えーと、個人的にはちょっと・・・凡人なら濃すぎる顔立ちに一瞬ひるむかもしれません。 しかし真の男はどんな女も受け入れる。ゴルゴは、健さんはもちろん受け入れました。 真の男に「チェンジ」は無いことをよく覚えておくべきです。
真の男は断らない
■その5:どんな苦難にもじっと耐える
完璧な男にもかならず苦難は訪れます。マックス・ボアの居所を知るためにあえて敵に捕まるゴルゴ13。鞭打ちの拷問刑に耐えながらじっとチャンスを待ちます。
健さん大ピンチ
「こんなしぶてえ野郎は見た事ねえ・・・」
そのうち拷問している方もくたびれてきます。そこにチャンスが現れます。 一瞬のスキをついて豪快なキックで脱出するゴルゴ。
当然自力で脱出します
皆さんも鞭打ちに耐えられるような強靱な肉体を作っておきましょう。 さっそく最寄りのSMクラブへレッツゴー!
■その6:時には女性に頼れ
ゴルゴ13しかり、島耕作しかり・・・・ビジネスシーンにおいて助けてくれる女性の存在は欠かせません。 ターゲットとなるマックス・ボアの影武者作戦のために狙撃に失敗してしまうゴルゴ13。 ボアの手下に追いつめられ大ピンチのゴルゴ。しかし、一夜を共にした女が自ら身代わりに なることでゴルゴを助けてくれたのです。
女性は敵に回すな・・鉄則です
「その4」で女性のハートを掴んでいたことが功を奏したのです。健さん、チェンジしなくて良かったね!
■その7:ミッション遂行のためには鬼になるべし
ゴルゴ13を逃がすために身代わりとなって捕らえられた女を おとりにゴルゴを引っ張り出そうとするマフィア達。数十人はいるでしょうか・・・
「ゴルゴ!出てこなければ女を殺すぞ!」
「ゴルゴ来ちゃダメよ!アタシに構わないで!」
愛の力か・・
「出てこいゴルゴ!お前にも殺し屋の誇りがあるだろう!出てきて堂々と勝負しろ!」
必死にゴルゴを挑発する悪党
「ゴルゴ13 ゴルゴダメよ!出てこないで!」
ホントはちょっと期待してないか?
あー
ガーン!
時間切れで撃たれる女・・・・
その時ゴルゴは・・・・
プロは無理をしない
隠れていました。(酷い)
ゴルゴの依頼はあくまでマックス・ボアの殺害。 プロフェッショナルとは目的を果たすために、時として血も涙もない鬼となら なければいけないこともあるのです。それが例え一夜を共にした女性であっても・・・
ちなみにJ君はそんな酷いことはしませんので、女性の皆さん安心して下さいね!(何をだ)
さて、健さんのゴルゴ13いかがでしたでしょうか?ちっとも映画の紹介にはなってなかった気もするんですが、この作品を通して男の生き様について学んで頂ければ幸いです。
一人でも多くの日本男児が女王様の鞭打ちに耐えられるように、一人でも多くのホステス さんのチェンジが無くなるように・・・・J君は願うばかりです。
もちろん仕事はキッチリこなします
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参考リンク) 実写版いろいろ