マンガ版「あまちゃん」の世界、海女マンガ 「海女唄」&「灼熱マーメイド」レビュー

マンガ版「あまちゃん」の世界、海女マンガ 「海女唄」&「灼熱マーメイド」レビュー







必殺!アワビクラッシュ!!
こんにちはJ君です。前回のレビューで半沢直樹っぽいマンガをご紹介したら便乗大成功だったみたいで多くの反響をいただきました。誠にありがとうございます。調子に乗って今度は今年のもうひとつの大ヒットドラマ「あまちゃん」に便乗してみたいと思っております。

今回は海女(あま)をテーマとしたマンガということで2つの海女マンガをご紹介します。ひとつは「海女唄」という作品、もう一つは「灼熱マーメイド」という作品です。このタイミングじゃないと絶対注目されないであろう超マイナーな海女マンガの世界をご堪能ください。


「あまちゃん」は今さら説明するまでもないかもしれませんが、NHKの朝ドラ枠で放映されていた能年玲奈さん主演のドラマです。東京から岩手県北三陸市やってきた女子高生アキの物語で、東京ではいじめられがちで暗い少女だったアキが北三陸で心機一転、海女になることで現地のアイドルへ、そして話題のローカルアイドルとして東京逆進出、さらに震災復興へと展開していくストーリーで9月末に最終回を迎えました。その昔話題になった岩手県久慈市の「かわいすぎる海女」がモデルになっているとも言われてますね。

あまちゃんを毎日楽しみにしていた人が番組終了とともに喪失感に襲われる状態を「あまロス状態」というそうですが、そんなロス疑惑状態の皆様や、今さら観るのはめんどうくさいという方でもサクッと読めるのが今回ご紹介する海女マンガであります。

最初にご紹介するのは柏木ハルコ先生「海女唄」という作品。これは「愛・水族館 」という短編集の中に収録されているマンガです。


短編集に収録

そういえば「あまちゃん」では「じぇじぇじぇ!」というセリフがドラマ内で幾度となく出てきます。これは岩手県の方言で「えっ?!」と驚いたり感動した時に使う「じぇ!」が、もっと驚くと「じぇじぇ!」もっともっと驚いた時は「じぇじぇじぇ!」と、より大きい驚きや感動を表現するのだそうです。

この「じぇじぇじぇ!」があまりにもドラマ内で連呼されるため、性格がヒネているJ君としては流行語大賞でも狙ってるのかと勘ぐっちゃうほど違和感を感じておりまして、今回は安易にこのトレンドに乗っからないようにレビューしたいと思います。では早速「海女唄」をご紹介してまいりましょう・・・


老いも若きもトップレス

じぇじぇじぇ!
まさかのトップレス海女が登場。いろんな意味で本格派すぎる海女マンガのようです。
え、さっきと言ってることが矛盾してる?いや、だっていきなりトップレスですよ?言うでしょ!「じぇじぇじぇ!」って。いつ言うの?今でしょ!(ドヤ顔)

夫婦で海女

この作品に出てくるトップレ・・・もとい海女は、残念ながら生娘ではなく「いよ」という若妻です。海女であるいよが海に潜り、船上からダンナがロープで引き上げる・・・つまり命綱担当です。一人で潜るあまちゃんとは違う夫婦海女スタイルですね。

出版社の男

そういう意味で夫婦二人三脚の世界なのですが、ある時そのバランスが崩れます。都会から海女の取材をしに来ていた出版社の男(雰囲気イケメン)がいよに接触を図ります。この男、はじめは取材の体でしたが、思ったより若くて可愛いいよにちょっかいを出すようになります。


ちょっかいを出すイケメン

「俺が面倒見るから東京に来ないか」など言葉巧みに口説く出版社の男。そして、その二人が勢いでチューしているところが村の子供に目撃され、ダンナの耳に入ることに。そこから夫婦の雰囲気が悪くなります。


雰囲気悪し


良からぬ考えをおこすダンナ

浮かれるいよと浮気を知って機嫌の悪いダンナ。命綱を握るダンナは嫉妬のあまり、いよの引き上げを遅らせてやろうという意地悪を思いついたのですが、その直後なんと命綱が切れてしまうというアクシデントが発生。いよを救うためにさっそうと自ら飛び込むダンナ。ダンナかっこいい!そしてなんと・・・


ダメだコイツ・・・

溺れるダンナ!ダンナ使えねえ・・・。
いよは自らの命を危険にさらされた上に、助けに行って溺れるというあまりに不甲斐ないダンナにブチ切れです。


グルメすぎる攻撃

必殺アワビクラッシュ!
なんて贅沢な必殺技なんだ・・・これがウニだったら死人が出ているところですね。


トップレスパンチ

それでも怒りは収まらず徹底的にボコボコに。
ダンナ、浮気はされるわ、殴られるわで散々です。最終的に・・・


大和田常務並みの土下座

土下座までさせられます。このシーンどこかで・・・そう、これは半沢直樹ですね!(違います)
確かにダンナは情けないのですが、元はといえば浮気したいよの方に問題がある気がするので理不尽なような気もしないでもないです。とはいえやはり海女の世界では女が主役。男は絶対服従ということなのでしょう。

続いてご紹介するのはあいかわももこ先生「灼熱マーメイド」という作品。


おもいっきり少女マンガな絵柄

海女さんをマーメイドに例えるタイトルのセンスが秀逸ですね。最近は観光などで海女小屋が注目されていますけど、「マーメイド小屋」に改名したらもっとインパクトありますね。一体何する小屋なのかサッパリわからなくなりますけど。


いかにもアレなOLですが・・・

さて、この作品の主人公、蒼木渚(あおきなぎさ)は鬱屈した生活を送る喪女っぽいOLです。しかし実はこれは世を忍ぶ仮の姿。


全然違いすぎる

実は忍者・・・ではなく、将来を期待されていたシンクロ界の元アイドルだったのでした。しかし、俳優とのスキャンダルやスランプにより表舞台より姿を消し、地味にひっそりとOLをやっていたのです。


逃避行なう

毎日の通勤ラッシュと単調なOL生活にストレスが溜まりまくりだった渚は、ある日会社をすっぽかして特急列車で見知らぬ街へ自分探しの旅にでてしまうのでした。


思わぬ展開

何気なく辿り着いたのは伝統の海女がいる千浜町という田舎町。しかも町おこしイベント「海の女王コンテスト」をやっており、泳ぎがハンパなく得意な渚はなんとキャンペーンガールに選ばれてしまったのです。


怖い海女ばあさんキター

そしてお約束で頑固そうな海女ばあさんが登場、否応なく海女修行をさせられることになります。


ノートップレス

都会から来た海女を志す若くてきれいな女子で地元は大賑わいに・・・というわかりやすい町おこしフォーマットに乗っかっているマンガと言えるのですが、いかんせん残念ながらこちらの海女スタイルはトップレスではありません。(むしろこっちが普通)

それにしてもシンクロの選手が海女になったら・・・これはもう即戦力もいいところですよね。転職先としては最高ではないでしょうか。ナイスとらばーゆ。とはいえ、シンクロ出身ですから無意識に


むだに美しい足さばき

こんなことになったり・・・


ババアもドン引き

こんなことになっちゃいます。ある意味観光向きですね。そして厳しい海女修行のかいあってついに・・・


ウニやイセエビよりもやっぱりアワビ

アワビゲットォ!
さらに少女マンガらしく地元の浅黒イケメンとラブがコメリ出しそうなシーンももちろんございます。


しっかりイケメンも登場

しかし、B級グルメおたくのJ君としてはこの作品にちょいちょい出てくる千浜町名物のB級グルメがなんといってもおすすめです。その名も「フィッシュドッグ」!


どうみてもアレです

まあ・・・ただのたい焼きなんですけど。
というわけで、ドラマ便乗企画第二弾として2つの海女マンガをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
「あまちゃん」を観て、奥さんや彼女が海女さんていうのもいいなあなんて漠然と憧れている男性諸氏もいるかと思いますが甘いです。やっぱり海女さんは体力や根性がそこらの女性とは段違いです。怒らせるとアワビやウニが容赦なく飛んできますので交際される場合はくれぐれも気をつけたいものですね。



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出典) 
「愛・水族館 」 柏木ハルコ/小学館  [電子書籍]Kindle版
「灼熱マーメイド」 あいかわももこ/集英社  [電子書籍]eBookJapan

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