超マニアック!カメラ小僧アクションマンガ 「ジャスピンくん」
空気の圧力でシャッターを押すんだ!
こんにちはJ君です。皆さんはカメラ使ってますか?もちろん盗撮の話じゃありませんよ。カメラもフィルムを使ったアナログな時代からすっかりデジカメに取って代わり、オート機能を搭載しまくりで。素人でも美しい写真が簡単に撮れる時代になりましたね。カメラワークのセンスのなさには定評のあるJ君もその恩恵にあずかる一人です。
しかし、デジカメの時代となった今でもやはりプロの撮影技術はレベルが違いますね。フィルムカメラの時代ならなおのこと、まさしく匠の世界といっていいでしょう。そんなカメラマンのディープなテクニックの世界をアクションマンガに昇華してしまったマンガがあります。その名も「ジャスピンくん」。カメラアクションマンガですから・・・当然必殺技のオンパレードになっています。
「ジャスピンくん」はジャリガキ様必読のマンガ雑誌であるコロコロコミックや、今は亡きコミックボンボンのライバル誌として80年代に登場した「100てんコミック」に連載されていました。当サイトではかつて、泥棒を廃業して探偵に転職した未来のルパンを描く「ルパン8世」やジェットコースターに乗りながら敵と戦う正気とは思えないマンガ「激メカライダー陽太」などをご紹介しましたが、どちらも「100てんコミック」掲載マンガでした。いずれ劣らぬ珍品ぞろいですね。
そして今回の「ジャスピンくん」ですが、カメラという一見地味なテーマでありながら、当時のお子様向けマンガのトレンドであったバトルマンガ・・・つまり前述の「激メカライダー陽太」であったり、コロコロに連載されていた「ゲームセンターあらし」「とどろけ!一番」「釣りバカ大将」などを強く意識してしまったせいか、カメラにアクションバトル要素を加えたきわめてブッとんだ作品に仕上がっております。
一見カメラ好きのいたずらっ子だが・・・
主人公のジャスピンくん(おそらく「ジャストなピント」から来ているネーミング)は、勉強はさっぱりだけどカメラだったら誰にも負けない小学生。学校では先生にいたずらをしては、その顔を撮ったりするというなかなか趣味の悪いお子様です。しかし、実はジャスピンくんにはもう一つの顔がありました。
渡辺篤史もビックリ
このようにとてつもなくカメラチックな豪邸に住み、
付き人がいます
小学生にしてすでに付き人が二人も・・・そう、彼こそは最年少の天才写真家
しのやま奇人て
しのやま奇人だったのです。・・・って大丈夫なんでしょうかそのネーミングは。特定の方面からこっぴどく怒られそうな名前です。奇人とか、なんか微妙に馬鹿にしてるし。そんなサンタフェもビックリの天才少年写真家、しのやま奇人の撮る写真テクは激写ならぬ「猛写」と呼ばれ、数々の必殺技に応用されます。
得意技「猛写」
ジャンピング猛写
王さんか
一本足猛写
等々、また、同級生のカワイコちゃんである、なえちゃんの撮影に対しては並々ならぬ意欲を燃やし、高度なパンチラ撮影テクを披露します。
ギャグマンガチックですね
超ローアングル!
プロの撮影テク
スライディング猛写!
有名写真家ならではの実に堂々たるパンチラ撮影テクですね。これはかの有名な最前線君もビックリではないでしょうか。
苛酷なバトルです
なえちゃんの撮影を巡って、ライバルのヨドバシくんとの対決では電車をどれだけ近くで撮影できるかのチキンレース対決を行います。人身事故スレスレの過激なバトルですね。
その他にも野球などのスポーツでもジャスピンくんのカメラテクはいかんなく発揮されます。その名も
そんなんで打てるのか?
秘打三脚打ち。うーん、実に無茶苦茶なことになっております。まあ、このぐらいですとギャグマンガの範疇ともいえるのですが、話が進むにしたがって、必殺技が過剰なまでにエスカレートしていきます。
三脚までフル活用
三脚コプター撮り
レリーズってリモコンみたいなのですね
回転レリーズ撮り
必殺技だらけです
大雪崩サーフィン猛写
これはひどい
そして、勝負に負けるとシャッターを押すのに必要な人差し指を詰められてしまうという恐るべき対戦(なんだそれ)では本作品中でも究極の必殺技が炸裂します。
凄いけど意味ねぇ。。。
ロングシャッティング猛写
普通おせないだろ
「空気の圧力でシャッターをおしてる!!」
・・・一体、何の意味があるんだその技は。
というわけで、デジカメ時代を生きる私たちには到底理解のできない必殺カメラワークが満載のカメラアクションマンガ「ジャスピンくん」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?カメラを極めんとする方は是非ともこのシャスピンくんを読んで「猛写」をマスターしていただきものです。ちなみに昔「アクションカメラ」というちょっとHな雑誌がありましたけどそれは今回は全く関係ありません。
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