そんなに玉ねぎ食べてインカ帝国!? 「孤独のグルメ」 ペルー料理編

そんなに玉ねぎ食べてインカ帝国!? 「孤独のグルメ」 ペルー料理編











ダメダメこれは黄色じゃない、金色!

こんにちはJ君です。3月2日発売のSPAに「孤独のグルメ」の新作が掲載されました。前作の静岡おでん編より実に8ヶ月ぶりとなります。新作を待ちこがれていたファンは多かったことでしょう。もちろんJ君もその一人なのですが、このペースだと新作が単行本になる頃には自分は一体何歳になってるんだろう・・・なんてことも思いつつ新作レビューです。



新作がSPAに掲載されることは原作者の久住先生がご自身のブログで予告されていたので、今度のメニューはなんだろうかといろいろと夢想していました。そろそろラーメンが来るんじゃないかとか、意表をついて生野菜定食とか・・・と思ったらなんと今回の題材はまさかのペルー料理。これはいくらなんでも予測できませんでした。


一応「孤独のグルメ」をご存じない方のために簡単に作品をご説明しておきますと、輸入雑貨屋社長の独身貴族のゴローちゃんこと、井之頭五郎が、庶民的なお店に入っては「ごちそう食って反省してる馬鹿もなし」とか、やけに上手いこというセリフが心地よい作品。例によって全然説明になってない気がするので、詳しくはこちらこちらをお読みください。



というわけで今回ゴローちゃんが入ったお店は信濃町のペルー料理屋さんなのですが、ペルー料理店に入ったのは単なる思いつきではなく、ちょっとした因縁があるようです。





小雪でさゆきと読みます



「小雪からの最後の便りはペルーからの絵はがきだった」

なんと、ゴローちゃんの元カノで女優の小雪(さゆき)が再登場です。そう、かつて「群馬県高崎市の焼きまんじゅう」の話の回想シーンに出てきて、パリに残る残らない、革ジャンを着る着ないで修羅場になったあの小雪嬢です。その元カノ小雪から今ペルーにいるという便りが届いていたようです。






カナダじゃなくてペルーからの手紙



それにしてもなんで女優がペルーなんかにいるんでしょうか。珍獣ハンターのロケでもやらされてるんじゃないかと不安になりますがそれはともかくとして、どうやらゴローちゃんは、元カノの存在がいまだに頭にチラついて、思わずペルー料理屋に入ってしまった模様。でも単行本の初版から逆算したとしても、かるく10年以上は経過してます。いつまで元カノ追っかけてるんだよ・・・なかなかの未練タラタラっぷりですね。まあそこがゴローちゃんのいいところなんですが。



そんなわけで二人の出会いの回想シーンに突入。なんと独身貴族・井之頭五郎の女優・小雪をも落とすガールハントテクが披露されます。 これは注目ですよ!





スイーツで誘うゴローちゃん



「よかったらちょっとケーキでも食べに出ませんか」

実にスムーズ・・・手馴れています。しかもスイーツで誘うなんて、やるなダンディ五郎。ダンディな独身貴族にスイーツで誘われたら、そりゃどんな女子でもイチコロってモンです。J君だってオチますよ・・・男だけど。そしてその後のトークもまた凄い。





ガーッじゃよくわからん



「リンゴがこうガーッとなってて、そこにホイップクリームも」

ちょ・・・食い物の話しかしてない。自分が食べたいだけじゃん。いやでもさすが、それでも女優を口説けてしまうあたり、やはりイケメンは違いますね。





タマネギの酢漬けがポイント



さて、回想シーンから戻ってきたゴローちゃん。注文したのはペルーの家庭料理「フレホーレスセット」。実はこのメニューの付け合せのタマネギの酢漬けが今回の話のカギを握っています。





どんな味なんでしょうね



そして飲み物は小雪もイチオシの「インカコーラ」です。しかし、このインカコーラ、取り扱いを間違えるとペルーの人を怒らせてしまうデンジャラスな物のようです。





それは禁句です



「ほう、黄色いんですね」





ほら、怒られた



「ダメダメこれは黄色じゃない、金色」

あくまでも黄金の都インカ帝国にあやかって金色なのだそうです。しかしゴローちゃんは心の中でささやかに抵抗するのでした。





全然納得してません



「しかしやっぱりうこんのごとくまっ黄色だぞ、どう見ても」

全く納得していない様子のゴローちゃん。インカコーラ・・・よっぽど黄色いんでしょうね。そして問題のお味の方はといえば、ゴローちゃんによれば、炭酸が弱いし全然コーラじゃない、おもちゃのような味とのこと。駄菓子屋に売ってた粉のコーラみたいな感じなんでしょうか・・・。





ジャンク味好きです



「でも嫌いじゃないぞこういうの」

なるほど、うーん。ニュアンス的にはワザとらしいメロン味のアレよりは高評価のようです。それにしても今回はゴローちゃん、ペルー料理本体以上に付け合せのタマネギにご執心の様子。





メチャクチャ高評価



「このタマネギ、箸やすめを超えた箸やすめだ」

「タマネギもおかわりくださーい」

タマネギにハマりまくりのゴローちゃん。タマネギ大絶賛です。箸やすめを越えちゃった



さらに、すでに定食を食べてるにもかかわらず、まだ食べ足りないらしく、なんと追加でもう一つセットものを頼むゴローちゃん。テンションが上がってまいりました。





明らかに頼みすぎ



「ロモサルタードセットください」「単品じゃなくて?」

店の人もビビッて思わずタメ口で聞き返してます。よっぽど想定外の事態なんでしょうこれは。 そして・・・





ペルー=タマネギなのか?



「タマネギだらけになっちゃったぞ」

ああ・・・今回もついに持ちネタが飛び出してしまいましたね。今回はタマネギまみれです。ちなみに前作の静岡おでん編ではイモだらけになってましたね。反省するどころかエスカレートしている気がするのは気のせいでしょうか。





美味しそうですね



「インカ帝国のイメージとかけ離れたご近所味だぞこりゃ」

それにしてもゴローちゃん、予想以上に日本人の口に合うペルー料理(+タマネギ)が気に入った模様。ペルーっていうだけでもっとクセがありそうなイメージがありますけど、そうでもないんですね。食べてみたくなります。まあ、タマネギがダメな人には絶望的に無理なんでしょうけど。





誰かに似てる・・・



最後に、店長のお母さんがペルーの文化についてゴローちゃんに色々教えてくれるシーンがあるんですけど、この人、どっかでみたことあるな・・・いや、絶対以前に登場してるよ、間違いない!





微妙に違いました



・・・と思ったら違う人でした。こちらは「東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん」の回に出てくるシャボテンのおじいさんでした。あまりにマニアックすぎるネタですみません。



そんなわけで、今回もサプライズあり、ファン向けの小ネタありで思わずインカコーラが飲みたくなってしまうほどクオリティの高い「孤独のグルメ」新作をレビューしましたが、いかがだったでしょうか?そして3月27日にはなんと孤独のグルメCD第二弾も出るようです。これも楽しみですね。





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出典) 「孤独のグルメ」 扶桑社/久住昌之/谷口ジロー

参考)Amazon → 

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